各種受賞

 

大阪科学賞

石井 優 教授が第38回大阪科学賞を受賞

石井 優 教授(免疫細胞生物学)が第38回(令和2年度) 大阪科学賞を受賞しました。1128日に大阪科学技術センターにて、表彰式・記念講演が行われました。

石井教授の受賞研究は「生体イメージングの技術開発と免疫細胞ダイナミクスの統合的解明」です。石井教授は、新しい光学顕微鏡技術である多光子励起法を用いて、生きた動物の骨組織・骨髄内の細胞を観察する「生体イメージング」技術を開発し、確立させました。この技術を用いて、きわめて困難であると言われてきた生きた状態での骨髄腔内部の細胞観察をはじめ、種々の観察系を独自に、世界に先駆けて立ち上げたことなどが評価されました。

講演では、骨の中の破骨細胞が骨をどう壊すのかをイメージング技術を用いて観察し、新たな分類や機能を発見した研究などを紹介しました。今後、病気の細胞や組織を生きたまま見るイメージング技術をヒトの診断にも応用し、臨床の現場を変革するような研究に発展させたいと述べました。また、研究人生の折り返し点での受賞を機に、決意を新たに、今後も高みを目指して研究に取り組んでいくと語りました。

 

竹田 潔教授が第34回大阪科学賞を受賞

竹田 潔 教授(免疫制御学)が第34回(平成28年度) 大阪科学賞を受賞しました。
11月17日に大阪科学技術センターにて 表彰式・記念講演 が行われました。竹田教授の受賞研究は「腸管の恒常性維持機構の解析」です。竹田教授は、腸管の免疫システムが、そこに生息している様々な細菌を攻撃しないメカニズムを解析し、粘膜免疫学の研究で世界をリードしてきました。今後、研究の発展により、炎症性腸疾患の病態解明が期待されています。

講演では、研究の解説の他にも、「真髄をついた研究は病気の解明に繋がる」という岸本忠三先生(大阪大学)の言葉に感銘を受けて研究の道に進んだことや、独創的な基礎医学研究を行う素晴らしさ、夢を見て仕事をできるようになど、若い研究者にメッセージを送っていました。

 

金田医学系研究科長の挨拶研究室毎のプレゼンテーション

山下 俊英 医学系研究科 教授 平成23年度大阪科学賞を受賞

2011年11月2日(水)

「損傷中枢神経回路の再生を制御する分子機構の解明と分子標的治療法の開発」

医学系研究科の山下俊英教授が、第29回大阪科学賞を受賞しました。11月2日に表彰式と記念講演が行われました。受賞理由は「損傷中枢神経回路の再生を制御する分子機構の解明と分子標的治療法の開発」です。山下教授は、脳や脊髄、視神経などの中枢神経が損傷すると回復が困難になる原因について研究し、中枢神経回路の再生を抑制する分子機構を世界に先駆けて明らかにしました。さらに、中枢神経疾患による神経症状を改善する薬剤の開発に取り組んでおり、有望な再生治療として注目を集めています。

熊ノ郷 淳 医学系研究科 招へい教授 平成22年度大阪科学賞を受賞

2010年10月29日(金)

「免疫セマフォリン分子群の同定による新規免疫制御機構の研究」

呼吸器・免疫アレルギー内科学招へい教授の熊ノ郷淳教授が、第28回大阪科学賞を受賞しました。受賞理由は「免疫セマフォリン分子群の同定による新規免疫制御機構の研究」です。表彰式は平成22年10月29日(金)大阪科学技術センターで行われ、表彰式と受賞講演の様子はNHKニュースでも放送されました。

大阪科学賞(Osaka Science Prize)は、理学、情報科学、工、医学、薬学、生物学、農学とそれらの学際的な分野において、科学および新技術の発展に著しく寄与した研究者を毎年2名選び顕彰する1983年に創設された賞です。

セマフォリンは、神経ガイダンス因子とされてきた分子群ですが、熊ノ郷教授は世界で初めて免疫系で必須のセマフォリンSema4Dの存在を明らかにするとともに、その後も免疫に関わるセマフォリンを次々と発見しています。現在セマフォリンは種々の病気の鍵分子であることが明らかになり、新たな創薬ターゲットとしても注目を集めています。更に熊ノ郷教授は、最新の可視化技術により、免疫細胞が体内を移動する際にセマフォリンがナビゲーター役を果たしていることを発見しています。熊ノ郷教授の研究によって、免疫細胞やがん細胞の「動き」を標的とした新しい治療法・薬剤開発が期待されています。