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死因究明学シンポジウム「次世代のいのちを守る~アカデミアからの挑戦」を開催しました

 

 

概要

大阪大学医学系研究科では、死因究明の人材育成と死因究明に関する教育研究の推進を目的として、平成26年より文部科学省事業である「「死因究明学」の創造と担い手養成プラン」を遂行しています。今年で5年を迎えることから、社会情勢の変化や今後の「死因究明学」のあり方を考えるために、526日に大阪市内でシンポジウムを開催しました。

シンポジウムの前半では講演が行われました。死因究明の結果として予防や治療に結びつけることが期待される臨床の立場から、坂田泰史教授(循環器内科学)が「心臓突然死の現状と課題」と題して、突然死の説明の他、臨床データと遺伝子解析の連携により新たな病態解明を目指す取り組みを紹介しました。次に、死因機序解明に必須の基礎医学の立場から、東京大学の上田泰己教授により「全身透明化の先に見えるもの~死因解明への応用に向けて~」と題して、各臓器の透明化が可能になってきた最先端の技術や、いくつかの病態解明への応用が紹介されました。その後、松本教授(法医学)からプロジェクトの進捗報告が行われました。

後半のパネルディスカッションでは、国策である死因究明等推進計画には具体的に挙げられていない“これからのいのちを守ること”に焦点が当てられました。死因究明に関する施策に携わる内閣府・厚生労働省・文部科学省から、また、臨床医学で特に死因究明が最近の重要なミッションとなっている日本循環器学会・日本小児科学会・日本産科婦人科学会から参加されたパネラー、さらに予防分野である日本公衆衛生学会から参加された座長らにより、各組織の取り組みや各領域での死亡に関する話題が提供され、次世代の命を見守るために今後の死因究明のあり方が議論されました。

プログラム

開会のご挨拶 
森井 英一 大阪大学 大学院医学系研究科長

 

講演                 
座長 河原 行郎 大阪大学 大学院医学系研究科 副研究科長

基調講演1「心臓突然死の現状と課題」: 
大阪大学 大学院医学系研究科 循環器内科学 教授 坂田 泰史

基調講演2「全身透明化の先に見えるもの~死因解明への応用に向けて~」:
東京大学 大学院医学系研究科 システムズ薬理学 教授 上田 泰己

プロジェクト報告「死因究明学の創生~これまでとこれから」 :
大阪大学 大学院医学系研究科 法医学 教授 松本 博志

 

パネルディスカッション :「次世代のいのちを守るには」
座長 大阪大学 大学院医学系研究科 公衆衛生学 教授 磯 博康  
          大阪大学 大学院医学系研究科 法医学 教授 松本 博志

<パネラー> 
内閣府 死因究明等推進室 参事官                                           田口 重憲

厚生労働省 医政局 医事課長                                                  佐々木 健

文部科学省 高等教育局 医学教育課企画官                             荒木 裕人

日本循環器学会/ 岡山大学 大学院医歯薬学総合研究科  教授 伊藤 浩

日本小児科学会/ 大阪大学 大学院医学系研究科 小児科学 教授 大薗 恵一

日本産科学婦人科学会/ 大阪大学 大学院医学系研究科 産科学婦人科学 教授 木村 正

 

閉会のご挨拶 
木村 正 大阪大学医学部附属病院