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伝習から発信へ。大阪大学大学院医学系研究科・医学部の最新情報。

困難になっている医療系実習をVRでサポートしたい

内容

先般からのコロナ騒ぎにより大阪大学はじめ全国の大学にとって実に様々な悪影響が出ています。ひとつには病院機能が大きな影響を受けており、コロナ患者の受け入れや対応に悪戦苦闘しています。また医療従事者もそれによって疲弊していますが、現時点ではなんとか誇りを持って対応しています。

その一方で大学の教育面ではコロナは実に甚大な影響を及ぼしていて、現在はやや緩和されていますが一時は登校禁止だった時もありました。また授業では講師側も初めて経験するウェブでの授業ということで、その対応に日々追われています。しかし教育面で最も影響を実際に受けたのは医療系の実習です。ベッドサイドでの研修なども影響を受けましたが、屍体での解剖学実習もそのひとつです。

今年の解剖学実習では少人数に分けて、開始時間を1時間程度遅らせることで、更衣室の混雑を防ぐ、終了時間を早めて遅くまで残らせずに帰すといった状況で対応せざるをえませんでした。さらにそれ以上に影響を受けているのは理学療法士や看護師の学生さんたちです。人数制限があるために、義務であるにもかかわらず解剖学見学が全くできない状況になっています。実習は他にもベッドサイド実習や手術場見学、外来見学など様々なものがありますが手術室や病棟への立ち入り制限などの影響で、十分な実習を受けることができませんでした。さらに医学生以上に影響を受けているのは理学療法士や看護師の学生さんたちです。人数制限があるために、義務であるにもかかわらず実習が全くできない状況になっています。

大阪大学ではその問題を解決するためにVR(バーチャルリアリティー)で学ぶ医療系実習というテーマで、スキーのゴーグルのようなヘッドマウントディスプレーをかぶって、3次元の人体をコンピューター上で様々な方向から見たりできる方法で、その教育の補助にあてようという企画が計画されました。今年度の医療系実習では間に合いませんでしたが、コロナ禍が来年まで続く可能性も十分にあり、開発は待ったなしの状況におかれています。

 

【クラウドファンディング詳細】「大阪大学×READYFOR」困難になっている医療系実習をVRでサポートしたい