寄附講座

総合地域医療学

地域医療の再生のために、新規システムの構築という新たな研究領域への貢献
  • 大阪大学と医療過疎となっている大阪泉州南部地域の基幹病院と協力し、地域医療の再生のために、新規システムの構築への研究
  • 地域医療における高度医療人の教育システムの研究

地域医療における種々の医療問題を解明し、特に大阪泉州南部地域における地域医療の活性化を行い、深い素養と能力を持った医療人を育成することを目的に活動を展開

急速な少子高齢化が進行しており、社会構造の変化から今後さらなる疾病構造が変化することが推定され、さらに地域的医師の偏在が問題となっています。地域別の病院勤務医の診療科別偏在化等を科学的に解決するための具体的な方法を研究します。当研究室の構成員は、阪大内科系臨床講座との併任教員であり、各自の専門領域で研究活動も精力的に行っています。構成員は、下記の通りで、臨床研究分野は循環器内科、消化器内科、内分泌・代謝内科、血液・腫瘍内科、呼吸器・免疫アレルギー内科です。

職名氏名臨床科名
特任教授山下 静也循環器内科
特任准教授木曽 真一消化器内科
寄附講座助教一井 倫子血液・腫瘍内科
寄附講座助教平田 陽彦呼吸器・免疫アレルギー内科
寄附講座助教山田 涼子消化器内科
寄附講座助教米田 祥内分泌・代謝内科

近年、日本の医療事情は極めて厳しく、全国的に医師不足が社会問題となっています。大阪府内でも全く同様であり、特に泉州医療圏の医療提供機能は脆弱となり、医療機能の底上げと持続可能な医療体制の構築は重要な課題となっています。大阪府は『大阪府地域医療再生計画「泉州医療圏」』を策定し、その重点的施策として泉州南部の中核的基幹病院である公立病院の医療機能の底上げを目指します。

泉州医療圏での医師不足解消のためには、各病院に勤務する医師のモチベーションを上げ、勤務環境を改善していくことがまず重要であり、このことは病院の活性化につながり、ひいては多くの医師が勤務したいと思うような病院になることにも繋がります。現在、大阪大学の各講座とも相談しながら、大学の地域医療学寄附講座から派遣されている医師と情報を共有し、各病院に対する診療面からのみならず学術面からのサポートも行いたいと考えています。具体的には診療の応援サポート(外来、検査、当直など)や、入院業務に対するアドバイスなどをおこなっております。泉州医療圏へのサポートと共に、疫学調査や治療介入試験なども企画しています。