特定講座

国際・未来医療学

革新的かつ世界の医療ニーズに応える人材育成の教育・研究システムを推進する

国際・未来医療を担う人材輩出に向けて

大阪大学では、医学部附属病院にて橋渡し研究拠点として「未来医療開発部」を設置し、難病治療薬や医療機器の開発、再生医療の実践を進めています。平成25年には、日本発の医薬品・医療機器、医療システムの海外展開や海外からの患者への医療提供のため「国際医療センター」を未来医療開発部内に設置致しました。大阪大学の医療技術の海外展開は、近年急速なニーズの高まりを見せており、実際にカタールのハマド医療法人と学術協定を結び、共同で医療技術を開発しつつ、将来はカタール国民への医療提供が期待されています。同様な依頼は海外から多数寄せられており、メディカルイノベーションへの取組みに対する海外からの注目が高まっていることを実感しております。

一方、国際医療を進めるためには、様々な専門領域の人材が医学の知識を持ち、医療の実情を理解することが求められています。たとえば、医療通訳は国際医療の幅広い展開には欠かせない業務ですが、単に言葉の通訳ではなく、患者の病状、心理的状態を理解したやり取りが必要です。医療における法律分野や経済分野についても同様に、各分野の架け橋となる人材が求められています。

今回、文科省平成25年新規事業「未来医療研究人材養成拠点形成事業」に採択されたことを機に、国際・未来医療学講座を設立し、学部教育と大学院教育を行うことになりました。画期的なことは、医学部生のみならず、全学部の学生が受講できるようにしたことです。理系学部のみならず文系の学部生が受講されることを大いに期待しています。 この教育プログラムの内容は、国際医療、未来医療に必要と思われるテーマで、その中に医学の基礎と臨床も盛り込んだユニークな内容になっており、初心者でも興味を持って総合的に医学を学んでいただけると考えております。この教育プログラムを通して医学に興味を持ち、国際医療や未来医療を担う人材が輩出され、日本の医療を世界に最適な形で提供できることを目指しております。