いま、日本では少子化が進む一方、犯罪低年齢化、不登校、引きこもり等の子どものこころのひずみによると考えられる社会的問題が大きくクローズアップされています。とりわけ広汎性発達障害、注意欠陥/多動性障害を始めとする発達障害を持つ子どもに適切な教育・療育がなされなかった場合、学校で落ちこぼれるばかりでなく、行為障害・反社会的行動等の二次障害をきたすことがわかってきています。しかし、これらの発達障害の病因に関しては不明な点が多く、生物学的指標に基づいた診断基準がないため、適切な療育・教育をすることが困難となっています。さらに、子どもの統合失調症やうつ病も最近問題となっています。本研究センターは浜松医科大学、金沢大学、中京大学との連携の下、臨床家と分子生物学や神経画像解析研究等の基礎研究者が共同で子どものこころのひずみの原因を科学的に探り、その成果を新たな教育・療育に還元することを目的に2006年4月に設置されました。2009年に開設した連合小児発達学研究科と協働して子どものこころの問題の解決を目指します。 |