大阪大学大学院医学系研究科 生体統御医学講座 麻酔集中治療医学教室

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    大阪大学大学院医学系研究科 麻酔集中治療医学講座 TOP>各種マニュアル>LaTexの解説>2. LaTeXで論文を書こう>III.グラフィックスファイルの取り扱いについて

    LaTexの解説

    2. LaTeXで論文を書こう

    III. グラフィックスファイル
    (EPSファイル)の取り扱いについて

    LaTexの解説

    III. EPSファイルの取り込みについて

     LaTeX2.09では,統一的にEPSファイルを扱う手段が無かったためepsf.styやepsbox.sty などいくつかの互換性のないスタイルファイルが作成されました.
    LaTeX2εではこれを改めて統一的に扱えるようにgraphicxパッケージが作成されました.今後はこれを用いていく方向に進んでいくと思います. 現在のLaTeXのbaseパッケージには既にgraphicxパッケージも同梱されています.
    graphicxパッケージはドライバーを選びますので,この点に注意して下さい. 私のところでは,dvipsk, dvips-2.0jともうまく動いています. (dvips-2.0jはdvipsモードで動作させました.) 但し,後述のpsfragについてはdvipskのみがうまく動作しました.dvips-2.0jで psfragを使用するパッチも存在しますが手元にはありません.

    III-1. graphicxパッケージの使用方法

      詳細は日本語 LaTeX2εブック : 中野 賢[著]などを参照して下さい. パッケージを使用するにはドライバーオプションを付けてlist 1のように 設定します.
    list 1

    \usrpackage[dvips]{graphicx}
     あとは取り込みたいEPSファイルを\includegraphicsコマンドで指定するだけです.
    list 2

    \includegraphics{sample.eps}
    図形をトリミングしたい時には
    list 2

    \includegraphics*[x1,y1][x2,y2]{sample.eps}
    [x1,y1], [x2,y2]は元のEPSファイルからの原点と大きさを示します. *がないと単に図形が指定サイズに変換されてしまいます.この他\scaleboxや\resizeboxコマンドで大きさを変えて取り込むこともできます.
    list 3

    \scalebox{.5}{\includegraphics{sample.eps}}
    \resizebox{4.5cm}{2.5cm}{\includegraphics{sample.eps}}
    また\rotateboxコマンドを使用すれば文字や図形を回転することもできます.
    list 4

    \rotatebox{30}{\includegraphics{sample.eps}}
    \rotatebox{30}{Sample}

    III-2. psfrag v3.xについて

     他のアプリケーションでグラフなどを作成してLaTeXに貼りつけたのですが,グラフ中の数式などが美しくないのでここにTeXの文字や式を入れたいと思ったことはありませんか?
    このような場合に便利なのがpsfragです.EPSファイルの中の特定の文字を簡単に TeXの文字や式に置き換えてくれます.
    psfragもgraphicsパッケージと同様にdownloadは ここから行えます.なお,最近のteTeXおよびteTeXをベースにしたASCII-pTeX (2.1.9以降)ではteTeXに最初からpsfragパッケージの最新版V3.04が付属していますのでこれをそのまま使用すればよいでしょう.
    psfragで注意すべきことはv2.xとv3.xで大きくインターフェイスが異なっていること です.v2.xではperlが必要でしたが,v3.xではもはや必要ありません.
    なお,現在のところドライバーでフル対応しているのはdvipsだけだと思います. 最近dvi2psをこのpsfrag v3.xに対応させるパッチがfj.sourcesに流れましたが, 私のところではまだ動作確認をしておりません.

    III-2ー1. psfrag v3.xの使用法

     psfragを使用するにはgraphicxパッケージが必要です. まず,list 4のように設定します.
    list 4

    \usepackage[dvips]{graphicx} \usepackage{psfrag}
    例えばここでfig1.epsファイルの中のTIとCMという文字をそれぞれTeXの \Huge{(Fig.1) Title}と\LARGE{Mean $\pm$ SEM}に置き換えてみますとlist 5のようになります.
    list 5

    \begin{figure}[tbh]
     \begin{center}
      \psfragscanon
      \psfrag{TI}[]{\Huge{(Fig.1) Title}}
      \psfrag{CM}[]{\LARGE{Mean $\pm$ SEM}}
      \resizebox{9.5cm}{4.5cm}{\includegraphics{fig1.eps}}
     \end{center}
    \end{figure}
    このようにgraphicsパッケージとpsfragがあればかなり自由にEPS fileをLaTeXに取り込むことができます.

    参考図書

    1. psfrag附属のマニュアル
    2. Inside DVI->PS psfragについて Unix Magazine 1996.2 p123-129 (v2.x用です)  
    最終改訂 2002.01.27 by hagihira@masui.med.osaka-u.ac.jp