大阪大学大学院医学系研究科 麻酔科集中治療医学講座

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    研修医日記

    岩山 香坂 (平成23年度研修医)

    初めまして。後期研修(シニア)1年目、卒後3年目の岩山です。私は、出身大学も初期研修病院も、大阪大学とは全く関係のない所にいましたが、折角麻酔科に進むのならば、ヘルツや移植にも触れたい、という気持ちと、一般市中病院から専門性の高い病院と、関連病院の幅広さにも魅力を感じ、ここに来ました。言ってしまえば「アウェイ」の地に乗り込む事としたわけで、正直かなりドキドキではありましたが…現在阪大で働き始めて3か月、まず、私たちの日常について書いていきます。 1、 1日の流れ
     7:00頃(心臓外科等の担当の日はもっと早い)麻酔準備開始
     7:45 朝カンファ
     8:30 麻酔業務開始
     夕方 自分の担当症例が終了、2日後の担当症例の術前回診 終了時間は自分の担当症例やその日の緊急手術の件数によってまちまちです。
    概ね18~19時台に終了することが多いですが、20時、21時以降になることも結構あります。 2、 当直
     当直は月3回程度、それに加え裏直といって平日の居残りおよび休日のオンコール当番が月2~3回あります。当直前後は担当麻酔症例も軽い事が多く、当直自体が体力的にきつい事はないと思います。定時を超えても残っている手術の引き継ぎ、緊急手術の麻酔をスタッフの先生とともにします。

    3、 症例
    上記1、2は他の病院と状況はさして変わらないと思います。当院での一番大きな特徴はやはり症例だと私は思っています。初期研修では市中病院にいた私にとって、症例の量にも質にも驚きでした。一般的な手術も勿論ありますが、普通の一般外科の手術と思いきや、これでもかというほど全身合併症がひどい人であったりと管理の難しそうな症例、それに加え、心臓外科、食道や頚部の長い手術、3次救急の症例、各種臓器の移植…。よって麻酔計画・準備の時点でひと山、ふた山ある日が多く、「凄いなぁ、ヘビィだなぁ」と電カルを前にため息、なんて事もありますが、大学病院でなければ経験できない症例であったり、また無事に手術が終わった後の安堵感はそのような手術から得る財産ではないかと思います。また、法律が改正されてから臓器移植は徐々に件数が増えているとのことで、私が働き始めてからのこの3か月で脳死移植だけでもう何件も行われました。それに加え生体間移植もあり、この4月に一緒に入職したシニアで、移植手術に1回も関わってない人は6月にして既に1人もいません。

    5、 余暇・その他
     上記のように勤務日は正直結構ハードです。昼食もお茶でご飯を流し込み、早朝から夜まで息つく暇なくジェットコースターのような1日もありますが(でもこれってある意味充実の裏返しです!)、仕事が終われば完全にOFF,PHSも鳴らないし土日も当直がなければ完全に休みです。また麻
    酔科は普段、同世代とあまり一緒に仕事をしないので近しい学年同士の交流が薄くなりがちですが、今年阪大にいるシニアは結構仲が良く(と、私は思っています!)終業後にご飯を食べに行ったり、土日に飲んだり遊んだりしています。また、阪大(大学病院)は人数が多く、スタッフの先生や先輩等、相談や助けを求める人が沢山おり、色々な先生の色々な考えややり方に触れることができ、また、近しい学年の人たちとは大いに刺激し合えるのも大きな長所だと思います。

    まだたった3か月で、まだまだ色々習得中の身ですが、最初の不安や緊張は毎日仕事をしているうちにいつしか消え去り、以上のような生活を送っています。
    阪大で研修をお考えの先生、是非いらして下さい。お待ちしています。

     

    春日 千春 (平成23年度研修医)

    初めまして。大阪大学医学部附属病院(以下阪大病院)、麻酔科後期レジデント2年目の春日千春です。
    阪大病院での麻酔科研修について紹介させていただきます。
    私は大阪府立急性期総合医療センターで2年間の初期研修後、同センターの麻酔科で1年間後期レジデントとして研修し、現在、当院麻酔科で後期レジデント2年目の研修をしています。
     
    麻酔科医の朝は早いです。当院では7時15分頃には手術室に来て麻酔器など準備をします。7時45分からは術前カンファレンスがあり、当日の症例の問題点を挙げて麻酔方法をプレゼンします。たまに厳しい質問があるので緊張しますが、そのおかげできちんと術前評価をする能力をつけることができるようになっていきます。8時15分から患者の入室が始まり、麻酔開始となります。たいてい1日2~3件の麻酔をし、夕方6時~8時に終了し帰宅します。時には9時や10時までかかることもあります。術前診察は自分の症例を代わってもらって夕方4~5時に行かせてもらえます。息つく暇なく麻酔をするので、帰宅すると疲れてバタンと眠り、翌朝からまた勤務が始まります。当院では特殊な症例や特殊な手術の麻酔があり、たくさんの経験や学ぶ機会には事欠きません。心臓手術や分離肺換気などはたくさん経験できます。特に特殊な手術麻酔の経験は、私を例にあげ
    ると4月から6月で心移植2例、肺移植1例を経験しました。これはここでしか経験できない麻酔で、その他には生体肝移植や腎移植もあります。
    大学病院での勤務は週4日で、それに加えて週1日外勤日があります。外勤は阪大の関連病院での麻酔です。まだ私は麻酔経験が浅いので外勤での麻酔は緊張しますが、外勤先の先生からも麻酔について教えていただけるので大学以外の麻酔の仕方も勉強になります。
     
    土日祝日は当直やオンコールでなければ完全に休みなのでゆっくり休めます。私は病院の近くに住んでいて梅田や京都、神戸が近いので、週末は出かけてショッピングや京都観光をして楽しく週末を過ごし、しっかりリフレッシュして月曜日を迎えています。夏休みもあり、私を含め旅 行好きの同僚はそれぞれ海外旅行を計画しています。

    日々の業務は忙しく大変ですが、レジデントが多いため、麻酔の症例について話し合ったり、仕事での失敗をお互い話したりして慰めたり励ましあいながら、後期研修を楽しんでいます。

    阪大病院麻酔科に興味のある先生はぜひ一度、見学にいらしてください。お待ちしております。