自主臨床研究について
自主臨床研究
● 研究課題 | 電子カルテ情報活用型多施設症例データベースを利用した糖尿病に関する臨床情報収集に関する研究 |
● 実施期間 | 2015年11月16日から2022年3月31日まで |
● 主任研究者 | 下村伊一郎 |
● 研究目的と概要 | 電子カルテ情報活用型多施設症例データベースを利用して臨床情報を大規模収集し、その情報を研究に利用するための基盤的検討を行うこと。 |
● 対象 | 大阪大学医学部附属病院内分泌・代謝内科外来を受診した糖尿病患者 |
● 研究課題 | 2型糖尿病の予後に関する前向きコホート研究~Nishinomiya Study~ |
● 実施期間 | 2016年7月11日から2021年3月31日まで |
● 主任研究者 | 下村伊一郎 |
● 研究目的と概要 | 2型糖尿病患者を前向きに観察し、2型糖尿病患者における消化器がん(大腸がん,膵がん,非B非C型肝がん)およびその他の悪性腫瘍の発症率を明らかにすること、さらにその発症に関わるリスク因子を同定することを目的とします。 |
● 対象 | 大阪大学医学部附属病院内分泌・代謝内科に通院加療中の2型糖尿病患者 |
● 研究課題 | 内分泌・代謝疾患の診療に関する実態調査 |
● 実施期間 | 2016年10月6日から2021年3月31日まで |
● 主任研究者 | 下村伊一郎 |
● 研究目的と概要 | 内分泌・代謝疾患の経過ならびに診療の実態について検討を行うことを目的に、内分泌・代謝疾患の患者さんを対象として、その経過・診断過程・治療過程などに関するデータの分析を行います。 |
● 対象 | 1990年1月以降に大阪大学医学部附属病院 内分泌・代謝内科、およびその前身の科を受診し、内分泌・代謝疾患に対する診療を受けた、または診療を受ける全ての患者 |
● 研究課題 | 糖尿病における合併症の実態把握とその治療に関するデータベース構築による大規模前向き研究 (Japan Diabetes Complication and its Prevention Prospective Study:JDCP Study) |
● 実施期間 | (2007年5月22日から)2019年11月30日まで(追跡期間延長) |
● 主任研究者 | 下村伊一郎 |
● 研究目的と概要 | 日本における糖尿病患者の合併症発症の実態を調査し、種々の糖尿病管理・治療が合併症の発症・進展をいかに抑制するかを明らかにし、よって糖尿病治療のあり方の根拠となるデータを得、糖尿病治療のガイドラインへの提言とすることを目的とする。 |
● 対象 | 40歳以上75歳未満の糖尿病患者 |
● 研究課題 | 血液メタボローム解析による糖尿病大血管症の病態解明と早期診断(前向き研究) |
● 実施期間 | 2014年5月8日から2019年1月31日まで |
● 主任研究者 | 下村伊一郎 |
● 研究目的と概要 | 糖尿病患者の血中の代謝産物をメタボローム技術で網羅的に解析することにより、糖尿病大血管症の発症・進展に関わる新規のバイオマーカーを同定することを目的とします。 |
● 対象 | 大阪大学医学部附属病院通院中の糖尿病患者 |
第1研究室 自主臨床研究
● 研究課題 | 膵臓移植後のグラフト機能の推移と予後についての検討 |
● 実施期間 | 2015年12月4日から2020年3月31日まで |
● 主任研究者 | 宮下 和幸 |
● 研究目的と概要 | 膵臓移植を受けた1型糖尿病患者の診療データを後ろ向きに解析し、移植膵機能の推移や移植膵の予後に影響を与える因子を明らかにすること。 |
● 対象 | 2000年4月から2017年10月の間に対して当院において膵臓移植を受けた20歳以上の1型糖尿病患者 |
● 研究課題 | 血中代謝物の網羅的解析(メタボロミクス)による糖尿病細小血管症の発症・進展の病態解明とハイリスク群の抽出 |
● 実施期間 | 2016年6月21日から2019年1月31日まで |
● 主任研究者 | 下村伊一郎 |
● 研究目的と概要 | 糖尿病患者の血中の代謝産物をメタボローム技術で網羅的に解析することにより、糖尿病細小血管障害の発症・進展に関わる新規のバイオマーカーを同定することを目的とします。 |
● 対象 | 大阪大学医学部附属病院通院中の糖尿病患者 |
● 研究課題 | AGE readerを用いた糖尿病患者における終末糖化産物の測定 |
● 実施期間 | 2014年5月9日から2019年1月31日まで |
● 主任研究者 | 片上 直人 |
● 研究目的と概要 | AGE readerは皮膚・皮下の血管壁に累積されるAGEs(終末糖化産物、advanced glycation endproducts)をskin Autoflourescence値(AF)として検出することが可能である。本研究では、AGE reader?を用いてskin AF値を測定し、skin AF値と糖尿病血管障害の有無・重症度との関係を検討する。 |
● 対象 | 20歳~80歳までの健康人(糖尿病患者の対照として) |
● 研究課題 | 若年1型糖尿病患者における血中スクレロスチンの意義の検討 |
● 実施期間 | 2015年3月1日から2020年3月31日まで |
● 主任研究者 | 片上 直人 |
● 研究目的と概要 | 小児・思春期発症1型糖尿病の若年者を対象とした健診時の保存血清を用いて血中スクレロスチン濃度を測定し、健診データの結果と合わせて解析し、健常人のデータと比較すること。 |
● 対象 | ①大阪糖尿病協会顧問医会主催の若年1型糖尿病健診の健診参加者 ②血液メタボローム解析による糖尿病大血管症の病態解明と早期診断に参加され、血液検体保存の包括同意をされた健康人ボランティアの方々 |
● 研究課題 | 2型糖尿病経過中に1型糖尿病を発症した症例における病理所見の追加検討 |
● 実施期間 | 2016年9月29日から2019年3月31日まで |
● 主任研究者 | 河盛 段 |
● 研究目的と概要 | 2型糖尿病治療経過中に1型糖尿病を発症した症例において、保存膵組織及び保存血清における各種指標の追加評価を行い、病態について検討する。 |
● 対象 | 2型糖尿病治療経過中に1型糖尿病を発症し膵切除術を受けた症例で、前研究参加に同意を得た症例 |
● 研究課題 | 頸動脈エコーを活用した糖尿病大血管症ハイリスク群スクリーニングシステムの構築 |
● 実施期間 | 2016年2月20日から2017年12月31日まで |
● 主任研究者 | 片上 直人 |
● 研究目的と概要 | 頸動脈エコー検査の施行が、心血管疾患ハイリスク群の検出能向上に寄与するか否かを検証すること。 |
● 対象 | 過去に実施された(または現在実施中の)5つの臨床研究の研究参加者 |
● 研究課題 | アログリプチンが頸動脈壁組織性状に及ぼす影響の検討 ~SPEAD-Aサブ解析~ |
● 実施期間 | 2015年10月23日から2017年9月30日まで |
● 主任研究者 | 片上 直人 |
● 研究目的と概要 | 本体研究SPEAD-A試験で得られた画像データを用いて、DPP-4阻害薬(アログリプチン安息香酸塩)の投与がプラーク組織性状に及ぼす影響を評価すること。 |
● 対象 | 「アログリプチンによる糖尿病大血管症の進展抑制効果の検討(SPEAD-A)」研究参加者 |
● 研究課題 | 若年1型糖尿病患者におけるオステオカルシンと糖・脂質代謝および糖尿病合併症に関する観察研究 |
● 実施期間 | 2017年3月31日まで |
● 主任研究者 | 片上 直人 |
● 研究目的と概要 | 若年1型糖尿病患者における骨代謝マーカー「オステオカルシン」の評価を行い、糖・脂質代謝、糖尿病合併症との関連を明らかにすることにより、1型糖尿病における骨代謝異常や合併症進展抑制、QOLの向上に役立つ知見を得ることを目的とする。 |
● 対象 | 大阪糖尿病協会顧問医会主催の若年1型糖尿病健診の健診参加者 |
● 研究課題 | 2型糖尿病患者を対象としたインスリン単独療法とイプラグリフロジン併用療法の糖毒性軽減に対するランダム化比較試験 |
● 実施期間 | 2017年3月31日まで |
● 主任研究者 | 松岡 孝昭 |
● 研究目的と概要 | インスリンとイプラグリフロジン併用療法により効率的に糖毒性軽減および膵β細胞機能の改善が得られる可能性について検討する。 |
● 対象 | 大阪大学医学部附属病院 内分泌・代謝内科に入院した2型糖尿病患者 |
● 研究課題 | 「若年1型糖尿病健診」データを用いた合併症発症・進展に関わる因子の検索 |
● 実施期間 | 2017年12月31日まで |
● 主任研究者 | 片上 直人 |
● 研究目的と概要 | 若年1型糖尿病患者における合併症の頻度やその発症・進展に関わる因子を明らかにすることを目指す。 |
● 対象 | 大阪糖尿病協会顧問医会主催の若年1型糖尿病健診の1990年以降2012年までの受診者 |
● 研究課題 | AGE reader®を用いた若年1型糖尿病患者における終末糖化産物の測定 |
● 実施期間 | 2019年1月31日まで |
● 主任研究者 | 片上 直人 |
● 研究目的と概要 | AGEs蓄積量と糖尿病血管障害の有無・重症度との関係を検討し、1型糖尿病患者の糖尿病合併症の進展抑制や患者の延命、QOLの向上に役立つ知見を得ることを目的とする。 |
● 対象 | 大阪糖尿病協会顧問医会主催の若年1型糖尿病健診の健診参加者 |
● 研究課題 | 2型糖尿病患者を対象とした血管合併症抑制のための強化療法と従来治療とのランダム化比較試験介入終了後の追跡研究 |
● 実施期間 | 2016年5月9日から2021年6月30日まで |
● 主任研究者 | 下村 伊一郎 |
● 研究目的と概要 | 2型糖尿病患者を対象として強化療法と従来治療の有効性を比較する多施設共同、オープンラベル、ランダム化並行群間比較試験(J-DOIT3)終了後の追跡研究によって、糖尿病に伴う血管合併症の発症・進展予防に対する長期の有効性を評価する。 |
● 対象 | J-DOIT3の最終登録被験者のうち、本研究の同意を取得できた全患者 |
第2研究室 自主臨床研究
● 研究課題 | 重症度分類を考慮した「確実な」1型糖尿病診断基準作成のための疫学調査 |
● 実施期間 | 2021年9月1日まで |
● 主任研究者 | 岩橋 博見 |
● 研究目的と概要 | 重症度分類を考慮した「確実な」1型糖尿病診断基準の作成を目的に、診療録を用いた後ろ向き横断研究を行う。これにより1型糖尿病の病態解明や医療水準の向上に資するとともに、当該疾患の患者数推計等に必要なエビデンスが提供可能となる。各研究者が所属する施設に通院する空腹時血中Cペプチド0.6mg/ml未満の1型糖尿病症例に対し、症例調査表を中心とした調査を行い、収集可能であった患者のデータを用いる。患者を血中Cペプチドにより層別化し、症例調査表の項目等につき比較検討することにより、重症度を考慮した「確実な」1型糖尿病診断基準を作成する。 |
● 対象 | 各研究者が所属する施設に通院する空腹時血中Cペプチド0.6mg/ml未満の1型糖尿病症例を対象とする。 |
● 研究課題 | 原発性免疫不全症合併自己免疫性1型糖尿病患者膵の免疫組織化学的検討 |
● 実施期間 | 2020年3月31日まで |
● 主任研究者 | 米田 祥 |
● 研究目的と概要 | 自己免疫性1型糖尿病は、自己の膵β細胞に対して自己免疫学的機序により傷害が起こり、β細胞量が絶対的に減少して発症する糖尿病です。一方、原発性免疫不全症候群は、先天的に免疫系のいずれかの部分に欠陥がある疾患の総称であり、障害される免疫担当細胞(たとえば、好中球、T細胞、B細胞)などの種類や部位により300近くの疾患に分類されます。原発性免疫不全症候群で問題となるのは、感染に対する抵抗力の低下ですが、免疫機能の低下があることから自己免疫疾患の合併は起こりにくいと考えられます。原発性免疫不全症に自己免疫1型糖尿病を合併することは非常に稀少であり、膵組織を免疫組織化学的に解析することで、自己免疫1型糖尿病の病態解明につながることが期待されます。 |
● 対象 | 大阪大学医学部附属病院糖尿病・内分泌・代謝内科、消化器外科において、原発性免疫不全症合併自己免疫性1型糖尿病と診断され、併発疾患のため当院消化器外科にて膵切除術を受け、生体試料の保存に同意頂いた患者を対象とします。陰性対照として、2009年1月16日から2013年3月31日までの間に当院消化器外科にて包括同意を得た膵癌、膵管内乳頭状粘液産生腫瘍、胆管癌、Vater乳頭部癌、漿液性嚢胞腺腫と診断され、75g経口ブドウ糖負荷試験で正常耐糖能であった膵切除患者を対象とします。 |
● 研究課題 | 早朝空腹時には低血糖を認めなかったインスリノーマ症例の組織学的検討 |
● 実施期間 | 2023年3月31日まで |
● 主任研究者 | 岩橋 博見 |
● 研究目的と概要 | インスリノーマは空腹時の意識消失発作、発作時血糖が50mg/dL以下、ブドウ糖投与による症状改善を特徴とする膵ランゲルハンス島β細胞由来の腫瘍です。低血糖が出現するタイミングは空腹時が高頻度であり、低血糖が空腹時に出現せず、食後のみに出現する症例は少ないです。インスリノーマ症例において、低血糖が空腹時または食後(糖応答性)に出現するタイミングの違いが何に起因するのかは明らかになっていません。空腹時に低血糖を認めないインスリノーマ症例と空腹時に低血糖を認めるインスリノーマ症例の手術切除膵(腫瘍部)を免疫組織化学的に比較検討することで、それぞれのインスリノーマ症例の組織学的特徴を明らかにすることを目的としています。 |
● 対象 | 大阪大学医学部附属病院消化器外科、糖尿病・内分泌・代謝内科において、インスリノーマと診断され膵切除術をうけ、生体試料の保存に同意いただいた患者を対象とします。陰性対照として、2009年1月16日から2013年3月31日までの間に当院消化器外科にて包括同意を得た膵癌、膵管内乳頭状粘液産生腫瘍、胆管癌、Vater乳頭部癌、漿液性嚢胞腺腫と診断され、75g経口ブドウ糖負荷試験で正常耐糖能であった膵切除患者を対象とします。 |
● 研究課題 | 抗ヒトPD-1/PD-L1抗体投与後に発症する1型糖尿病に関する疫学調査 |
● 実施期間 | 2021年2月28日まで |
● 主任研究者 | 小澤 純二 |
● 研究目的と概要 | 抗ヒトPD-1/PD-L1抗体の投与に伴い1型糖尿病を発症した症例を抽出し、症例調査票を用いてその臨床背景や経過、血液検査結果などを後ろ向きに解析し、他の新規発症1型糖尿病と比較することで、その臨床像や発症リスク、病態、発症時の対応等を明らかにすることを目的とする。 |
● 対象 | 国内・海外雑誌に掲載あるいは製造販売会社に報告された本邦における抗ヒトPD-1/PD-L1抗体投与後に発症あるいは発症が疑われた1型糖尿病症例、および日本糖尿病学会会員から報告された症例を対象とする。また、対照として日本糖尿病学会日本人1型糖尿病の成因、診断、病態、治療に関する調査研究委員会の委員が所属する施設において報告された新規発症1A型糖尿病症例、および日本糖尿病学会に報告あるいは日本人1型糖尿病の成因、診断、病態、治療に関する調査研究委員会のデータベースに登録されている新規発症劇症1型糖尿病症例を対象とする。 |
● 研究課題 | 膵切除後の耐糖能悪化に関わる患者臨床背景および膵組織の形態学的特徴についての検討 |
● 実施期間 | 2019年3月31日まで |
● 主任研究者 | 小澤 純二 |
● 研究目的と概要 | 膵切除後の耐糖能悪化に関わる術前患者臨床背景および摘出膵に含まれる正常膵組織の形態学的特徴を明らかにする。 |
● 対象 | 当院消化器外科にて2007年4月1日から2014年3月31日までに膵切除術を施行され、消化器外科で包括同意を得ている患者のうち、術前耐糖能が糖尿病型でない患者。 |
● 研究課題 | 肝癌合併糖尿病患者における糖尿病治療と予後との関連 |
● 実施期間 | 2018年3月31日まで |
● 主任研究者 | 岩橋 博見 |
● 研究目的と概要 | 肝癌を発症した糖尿病患者において、後ろ向きの観察研究を行い、肝癌の再発や生命予後、ひいては患者QOLに関連する因子を明らかにする。 |
● 対象 | 2010年1月1日以降、大阪大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌・代謝内科に、糖尿病で通院加療されている肝癌を発症したことのある2型糖尿病患者様で、当院で肝癌の初回治療を行った方。 |
● 研究課題 | 糖尿病網膜症患者の硝子体手術における術前術後血糖コントロールと眼科的術後合併症との関連 |
● 実施期間 | 2018年3月31日まで |
● 主任研究者 | 岩橋 博見 |
● 研究目的と概要 | 阪大病院眼科にて硝子体手術をされた糖尿病網膜症患者について観察研究を行い、術前術後の血糖コントロール状況と眼科的な術後合併症発症との関連について検討を行う。 |
● 対象 | 2010年4月以降に、阪大病院眼科にて硝子体出血(黄斑浮腫症例は除く)のために、硝子体手術(水晶体も同時手術した例に限る)をおこなった糖尿病網膜症患者。 |
● 研究課題 | 2型糖尿病の新たな病態分類に基づく糖尿病合併症の長期予後調査 |
● 実施期間 | 2018年3月31日まで |
● 主任研究者 | 岩橋 博見 |
● 研究目的と概要 | 2型糖尿病の新たな病態分類別に糖尿病合併症の長期予後を後ろ向きに調査し、病態と合併症との関連について検討する。 |
● 対象 | 2000年1月から2005年12月までに大阪大学医学部附属病院に入院した2型糖尿病患者。 |
● 研究課題 | 劇症1型糖尿病患者膵におけるウイルス同定 |
● 実施期間 | 2019年3月31日まで |
● 主任研究者 | 小澤 純二 |
● 研究目的と概要 | 劇症1型糖尿病発症に関与するウイルスの同定およびそのウイルスジェノタイプと劇症1型糖尿病発症との関連を明らかにする。 |
● 対象 | 他施設において、日本糖尿病学会の劇症1型糖尿病の診断基準を満たした、あるいは病理解剖にて死因が劇症1型糖尿病と診断された症例で、かつ剖検膵組織が保存されている症例。 |
● 研究課題 | 膵手術患者における膵島機能および耐糖能と膵組織の関連についての検討 |
● 実施期間 | 2018年3月31日まで |
● 主任研究者 | 小澤 純二 |
● 研究目的と概要 | 2型糖尿病の病態解析、原因究明、治療戦略の開発のため、耐糖能および膵島機能と、膵島を中心とする膵組織の関連を検討する。 |
● 対象 | 当院にて膵切除術を受ける患者。 |
● 研究課題 | 劇症1型糖尿病症例における腹部MRIの疫学調査 |
● 実施期間 | 2018年3月31日まで |
● 主任研究者 | 小澤 純二 |
● 研究目的と概要 | 劇症1型糖尿病発症時の腹部MRI所見を後ろ向きに検討し、新診断基準の策定に寄与することを目的とする。 |
● 対象 | 発症1ヶ月以内に腹部MRIを施行した劇症1型糖尿病症例。 |
第3研究室 自主臨床研究
● 研究課題 | より良い医療を目指した糖尿病診療に関する実態調査研究 |
● 実施期間 | 2016年1月8日から2020年12月31日まで |
● 主任研究者 | 前田 法一 |
● 研究目的と概要 | 糖尿病の臨床情報をもとに、日本人糖尿病及びその合併症などに及ぼす影響を調査する。 |
● 対象 | 大阪大学医学部附属病院及び共同研究機関で診療を受けられている20歳以上の糖尿病患者。 |
● 研究課題 | 肥満における末梢血発現遺伝子プロファイルの解析 |
● 実施期間 | 2009年3月24日 ~ 2014年3月31日(現在解析中) |
● 主任研究者 | 下村 伊一郎 |
● 研究目的と概要 | 肥満症例の血液細胞中の発現遺伝子プロファイルを測定し、「悪い肥満」と「良い肥満」とで、その発現遺伝子パターンを比較検討する。 |
● 対象 | 大阪大学医学部附属病院内分泌・代謝内科に入院あるいは外来受診した肥満症例。 |
● 研究課題 | 生活習慣病発症基盤としての生理活性因子に関する研究 |
● 実施期間 | 2010年3月12日 ~ 2015年3月31日(現在解析中) |
● 主任研究者 | 下村 伊一郎 |
● 研究目的と概要 | メタボリックシンドロームに代表される過栄養を基盤とした生活習慣病発症機構は未だ十分には明らかにされていない。私達は脂肪組織、骨格筋、肝臓、血管などから分泌される生理活性を有する分子を同定してきた。本研究では、これら分子が生活習慣病へ及ぼす影響およびその臨床的意義を明らかにすることを目的とする。 |
● 対象 | 大阪大学医学部附属病院内分泌・代謝内科に入院あるいは外来受診した内分泌・代謝疾患を有する症例。 |
第4研究室 自主臨床研究
● 研究課題 | 難治性副腎疾患の診療の質向上と病態解明に関する研究 |
● 実施期間 | 2017年6月14日から2019年3月31日まで |
● 主任研究者 | 大月 道夫 |
● 研究目的と概要 | 本研究では難治性副腎疾患の代表疾患である副腎腫瘍のうち、褐色細胞腫(PHEO)、副腎腺腫によるクッシング症候群(CS)およびサブクリニカルクッシング症候群(SCS)、ACTH 非依存性大結節性副腎皮質過形成(AIMAH)、副腎皮質癌(ACC)を対象として、1)新たな診断・治療法の開発の基盤となる疾患レジストリーの構築と疾患コホートの形成、多施設共同研究体制の構築、2)診療ガイドラインの質向上に資する検査・治療法、疾患予後に関するエビデンス創出、を目的とする。 |
● 対象 | 2006年1月から 2016年12月までの間にPHEO、CS・SCS、AIMAH、ACC、非機能性副腎腫瘍と診断された患者、および PHEO-Jデータベースに登録されたPHEOの患者 |
● 研究課題 | 機能性副腎疾患患者の生体試料の収集・保存 |
● 実施期間 | 2022年3月31日まで |
● 主任研究者 | 大月 道夫 |
● 研究目的と概要 | 機能性副腎疾患の病態解明、副腎疾患におけるアディポサイトカインの解析および新たな治療法の開発等の医学の発展のために実施される研究に、生体試料を使用する目的にて収集・保存する。機能性副腎疾患患者の診断や経過観察のために採取した血液および尿検体、さらには外科的処置において摘出した組織の余剰試料を、患者の理解・同意を得た上で収集・保存する。 |
● 対象 | 当院にて通院または入院にて治療される機能性副腎疾患患者で同意を頂いた患者由来の血液、尿、腫瘍組織、余剰組織としての付着脂肪組織。 |
● 研究課題 | 重症型原発性アルドステロン症の診療の質向上に資するエビデンス構築 |
● 実施期間 | 2016年9月28日から2021年12月31日まで |
● 主任研究者 | 大月 道夫 |
● 研究目的と概要 | 本研究は主要なクリニカルクエスチョン(CQ)である1)非観血的検査による病型予知法、2)副腎静脈サンプリング(AVS) の標準的な実施・判定法、3)手術、薬物治療の治療効果の差の有無、を解決し、重症型原発性アルドステロン症(PA)の治療効果の向上、診療ガイドライン改訂に資するエビデンスを構築する。 |
● 対象 | 2006年1月以降2016年12月までにPAと診断され、原則としてAVSを実施された患者。 |
● 研究課題 | 原発性アルドステロン症における血漿アルドステロン濃度の臨床的意義構築 |
● 実施期間 | 2016年10月12日から2017年3月31日まで |
● 主任研究者 | 大月 道夫 |
● 研究目的と概要 | 本研究では、2004年1月~2015年12月の期間に診断されたPA患者を対象とし、血漿アルドステロン濃度非高値原発性アルドステロン症(PA)群における臓器障害のリスクを対照(EH)および血漿アルドステロン濃度高値PA群と比較して評価することを目的とする。 |
● 対象 | 大阪大学医学部附属病院および分担施設において2004年1月~2015年12月の期間に診断された20歳以上のPA患者を対象とする。また、分担施設において上記時期にEHとして診断・治療中の患者を対象とする。 |
● 研究課題 | 間脳下垂体疾患患者の生体試料の保存 |
● 実施期間 | ~2021年3月31日 |
● 主任研究者 | 大月 道夫 |
● 研究目的と概要 | 間脳下垂体疾患の病態解明、早期診断法および新たな治療法の開発等の医学の発展のために実施される研究に、生体試料を使用するために収集・保存する。 |
● 対象 | 手術を施行される間脳下垂体疾患患者 |
● 研究課題 | 副腎腫瘍の頻度、病因、臨床経過に関する研究調査 |
● 実施期間 | ~2019年3月31日 |
● 主任研究者 | 大月 道夫 |
● 研究目的と概要 | 新規副腎腫瘍診断例の疫学調査を行い、現在の副腎腫瘍の頻度、病因を明らかにする。また非機能性腫瘍の経過を長期間(5年間)観察することにより、非機能性腫瘍の自然経過を明らかにし、適切な経過観察期間・手段を検討する。サブクリニカルクッシング症候群に関しては、高血圧、耐糖能障害、脂質代謝異常、肥満の長期経過(5年間)および心血管疾患発症のリスクが上昇するかどうかを検討する。 |
● 対象 | 2005年4月1日~2013年3月31日の間に副腎腫瘍と診断された患者(50例) |