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2011年08月18日 更新
「平成23・24年度日本耳鼻咽喉科学会大阪府地方部会 代議員予定者選挙告示」のページを開設しました。(2011年07月25日) 「平成23・24年度日耳鼻大阪府地方部会代議員予定者選挙の開票結果について」のページを開設しました。(2011年08月18日)
1)大阪の歴史と現況大阪府は、江戸、明治、大正、昭和の初期まで、日本の経済活動の中心であり「天下の台所」といわれてきました。 そもそもの町の発展は豊臣秀吉の城下町(大坂)に始まり、その後は町人の都として発展してきました。 学問 、文化の面でも特色を示しましたが、それは官の東京に比して町人の気風や文化を育成してきたという伝統です。
江戸時代の後期には、漢学における懐徳堂、蘭学・医学における適塾ができ、当時の日本の学問の指導的立場にありました。 いずれも、大坂の風土とむすびついて成立した優れた学塾でした。 適塾は、緒方洪庵により1838年(天保9年)に始められました。 当時の建物は現在も保存されてまして、東区北浜3丁目(当時の地名では過書町)に訪れることができます。 適塾では、全国から集まった若者が寝る間も惜しんで勉学したといわれ、蘭学のみでなく医学の一大拠点となりました。 洪庵門下からは、福沢諭吉、大村益次郎、大鳥圭介、長与専哉らが育ち、それぞれ日本の文明開化に貢献したことはよく知られています。 適塾に育った医学の伝統は、洪庵の子である緒方郁蔵、惟準に受け継がれ、勅命で設置が決まった大阪府病院(明治2年)の設立に貢献しました。
現在の大阪府の人口は、平成7年の統計では約879万で全国で2番目です。 昭和30年代から毎年20万人ずつ人口の増加がみられていましたが、昭和40年代に入ってからは増加率が急速に低下してきています。 わが国の総人口は、平成19年(2007年)にピークに達した後、減少に転じると予想されていますが、大阪府においても、今後は下降を続け2020年には東京都、神奈川県、埼玉県に次いで全国4番目になると想定されています。
大阪府の医療圏は、2次医療圏として図に示しますように大阪市(260万)、北部(175万)、東部(209万)、南部(235万)の4地区に分けられます。 開業医464名の医療圏ごとの分布は、大阪市202名、北部82名、東部89名、南部66名です。
地域医療活動として、大阪府地方部会の会員のうち、大学より1名ずつと勤務医の若干名は耳鼻咽喉科医会に理事として加わり、学術的な面からその活動を支援しています。 他方 、医会長をはじめ医会の会員の若干名は、副会長、評議員、幹事として地方部会の運営に参画しています。 特に、救急医療、学校保健、3歳児健診、耳の日、鼻の日などの地域医療活動は、主として医会で積極的にされています。
2)地方部会の沿革大日本耳鼻咽喉科会関西地方会が、明治42年に京都府の耳鼻咽喉科医が中心となって設立され、大阪府からもこの活動に加わっていました。 昭和5年になって大日本耳鼻咽喉科会大阪地方会が、大阪市ならびに附近に在住の大日本耳鼻咽喉科会会員を対象として設立されました。 初代会長として大阪医科大学(現大阪大学)を退官されていた加藤亨先生が就任され、これが大阪府地方部会の前身となっています。 2代目の会長は山川強四郎先生(大阪帝国大学教授)であり、3代目の会長には長谷川高敏先生(大阪大学教授)が就任されました。 この間、昭和38年には各都道府県に支部組織を設置する件が日耳鼻総会において承認され、日耳鼻学会大阪支部と名称を改めました。 その後、昭和50年に日耳鼻学会にて各都道府県に地方部会を設ける議案が可決され、現在の形の大阪府地方部会が発足しました。 発足当時の正会員の数は407名でありましたが、現在は倍以上の会員数の増加がみられます。 初代の会長には内藤儁先生(大阪大学教授)が就任され、2代目の会長は松永亨先生であり、平成6年からは久保武先生が、平成20年から竹中洋先生が、会長職を務めています。
3)地方部会の構成と運営組織
平成23年5月現在、会員数は958名、準会員は13名で、このうち開業医は588名、勤務医は351名で、専門医の数は761名です。 大阪府下の医育機関として、医学部あるいは医科大学が5、歯科大学が1、大学の分院が3箇所あります。 勤務病院として、研修認可施設となっていますのは44箇所、それ以外の病院が20箇所です。
役員の構成は、会長1名、副会長1名、日耳鼻名誉会員1名、日耳鼻評議員25名(推薦評議員を含む)、日耳鼻参与19名です。 副会長は、役職指定であり耳鼻咽喉科医会会長がなっています。 上記以外に、運営委員11名、監事2名、幹事2名を、地方部会独自に選任しています。
日耳鼻大阪地方部会役員
日耳鼻学会および大阪府地方部会役員一覧 (平成23年6月選出)
会 長 竹中 洋 副会長 浅井 英世 参 与* 綾仁 信夫 安藤 千里 石田 稔 植松 治雄 大迫 茂人 熊澤 忠躬 酒井 國男 高橋 宏明 武田 一雄 富山 要二 内藤 儁 中井 義明 長谷川 進 前川彦右衛門 牧本 一男 松永 喬 村田 清高 山本 悦生 渡部 泰夫 推薦評議員* 山下 敏夫 選出評議員* (24名)
愛場 庸雅 浅井 英世 櫟原 茂之 猪原 秀典 岩井 大 荻野 敏 川上 理郎 川嵜 良明 河田 了 小西 一夫 坂本 平守 佐野 光仁 高島 凱夫 竹中 洋 津田 守 蔦 佳明 寺尾 恭一 土井 勝美 友田 幸一 中山 堯之 森崎 昇 山根 英雄 吉田 淳一 吉野 邦俊 運営委員 (11名)
荻野 仁 奥村 新一 奥村 隆司 金丸 眞一 菊守 寛 久保 伸夫 坂 哲郎 須藤 直廣 田中 耕一 東川 雅彦 李 昊哲 監 事(2名) 綾仁 信夫 山本 悦生 幹 事 土井 直 西池 季隆
(50音順・敬称略)* 新参与、推薦評議員、選出評議員の認定は日耳鼻学会でされます。
参与は一度日耳鼻学会で認定されると終身です。
下線は新任を意味しています。
地方部会内役割分担 (平成23年6月)
学 術 猪原秀典 荻野 敏 金丸 眞一 河田 了 土井勝美 友田幸一 山根英雄 吉野邦俊 庶務・会計 ○岩井 大 坂 哲郎 △西池季隆 森崎 昇 保険医療 浅井英世 櫟原茂之 岩井 大 川上理郎 △川嵜良明 ○津田 守 西池季隆 森崎 昇 産業環境保健 岩井 大 ○奥村新一 △須藤直廣 土井 直 >福祉医療 ○愛場庸雅 荻野 仁 坂 哲郎 △東川雅彦 学校保健 川嵜良明 ○菊守 寛 △高島凱夫 蔦 佳明 医事問題 △奥村隆司 川上理郎 ○田中耕一 耳・鼻の日 浅井英世 △友田幸一 ○山根英雄 救急問題 金丸眞一 △川上理郎 ○吉田淳一 専門医制度 △猪原秀典 河田 了 土井勝美 友田幸一 ○山根英雄 地域医療 ○浅井英世 櫟原茂之 △中山堯之 乳幼児医療 愛場庸雅 ○大迫茂人 坂本平守 △佐野光仁 土井勝美 編集委員 岩井 大 久保伸夫 △小西一夫 寺尾恭一 ○西池季隆 李 昊哲
(○印:委員長、△印:副委員長、下線は新任を示す)
(50音順・敬称略)
地方部会役員会は、年4回開催される学術講演会の際に昼休みを利用して開催されます。 その内容は、保険医療、学校保健、医事問題、広報、救急問題、専門医制度、地域医療などの各委員会の報告、日耳鼻学会よりの連絡事項を中心として協議されます。 総会は年1回、毎年6月に開催され、会計報告および役員の選挙が行われます。
4)学術集会昭和5年の大日本耳鼻咽喉科会大阪地方会設立当初より、大阪府、奈良県、和歌山県の日耳鼻会員が、学術講演会に演題を発表してきました。 昭和50年の大阪府地方部会発足後も、学術講演会は1府2県合同で行われてきていまして、第1回の例会(昭和5年2月)以来現在まで81年間連綿として続いています。
年4回の学術集会は、3月、6月、9月、12月の土曜日に開催されていまして、大阪市大、関西医大、大阪医大、近畿大学、大阪大学の5大学が輪番で受け持っています。 演題数は常時60題以上あり、如何に決められた時間内で全ての演題を消化するか、各担当校の苦慮する所となっています。 出席者は300名以上あり、活発な討議もなされることから、若い会員の学会への登竜門の役目を果たしています。
地方部会とは別に、医会においても教育講演を中心とした独自の学術活動が定期的に開催されてまして、こちらには開業している会員の参加が多くみられます。
5)会報
昭和54年以来、耳鼻咽喉科医会が独自の会報を年に2回発行しています。 昨年の12月には74号を数えるにいたりました。 その内容は、講演会の記録、各種委員会の報告の他、親睦を目的としたクラブの活動などが含まれています。
地方部会においても、平成5年度より年に一回の会報を発行していまして、こちらには役員会の議事録、日耳鼻ENTファックス、各学会の活動報告などを掲載し、医会誌との重複を避けています。
6)今後の課題
本地方部会の特色は、日本で唯一の法人組織である大阪府耳鼻咽喉科医会との協調であり、業務内容に応じた役割分担をおこなっている点にあります。 これによって、マンパワーの適材適所な配分、地方部会の経費の節減なども極めて順調に行われてきました。 医療と医学における業務を、二つの組織においてうまく分担しているといえます。 今後の課題としては、会員への生涯教育の益々の推進、変貌する保険医療にどう対応していくか、などの点において、全国的なレベルでの対応と地域の特色を生かした対応とを考えていかねばなりません。
学術集会(日本耳鼻咽喉科学会大阪地方連合会)演題一覧
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