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常勤医師派遣病院のご紹介

大阪府立成人病センター

大阪府立成人病センターは大阪府の中心に位置しており、JRおよび地下鉄「森ノ宮」駅から徒歩3分と交通至便の場所にあります。当センターは昭和34年9月に全国で初めての成人病センターとして設立されて以来、平成21年度をもって創立50周年を迎えました。設立当初より、疾患の治療だけではなく予防も重要であるというコンセプトのもと、調査部(現 がん予防情報センター)と研究所を併設しているのが特徴であり、全国トップレベルの成人病総合センターとしての地位を確立してきました。現在の病床数は500であり、自治体病院としては全国初の「特定機能病院」の承認を得ており、「都道府県がん診療連携拠点病院」にも指定されております。

耳鼻咽喉科・頭頸部外科は、新病院になった昭和53年から本格的な診療を開始していますが、佐藤武男元名誉総長(当時における喉頭癌の世界的権威)が当初から牽引されたこともあり、特に頭頸部癌の領域においては、東の国立がんセンターや癌研とならんで西のがんセンターの雄としての地位を確立してきました。平成23年4月現在、吉野邦俊主任部長(昭和50年卒)、藤井隆副部長(昭和61年卒)、鈴木基之(平成13年卒)、田中秀憲(平成20年卒)をはじめ、他大学関係の耳鼻咽喉科医2名と合わせて計6名の耳鼻咽喉科医が在籍しています。そのほか、悪性腫瘍の手術として再建手術(悪性腫瘍などの切除により組織が欠損した部分を皮弁などで再建する手術)が多いため、形成外科医が2名在籍していることも特色の一つです。

診療状況の特徴を以下に記します。まず、外来に関して、紹介されてくる方がほとんどであり(病院全体としての紹介率:82.5%)、新規で受診される頭頸部悪性腫瘍患者は年間で約300例です。電子内視鏡をはじめ、最新の画像検査を組み合わせて癌の病期分類を正確に診断できるように努めています。外来には、耳鼻科専用の超音波検査機器を配置しており、耳鼻科医自らが頸部・甲状腺エコー検査(エコーガイド下生検を含む)を施行しています。また、手術により嚥下機能が障害される方が多く、毎週木に耳鼻科医が中心となって嚥下機能検査を行っております。次に、入院に関して、定床は40床であり、手術を受ける方をはじめ、化学放射線療法を受ける方や化学療法を受ける方などに対して入院加療を施行しております。毎日2−3名の方が入院する状態が続いており、病棟業務としては非常に忙しいですが、豊富な臨床経験が得られるようになっております。最後に、手術に関して、手術日は月・水・金となっており、平成20年度の件数は416件でした。そのほとんどが悪性腫瘍の手術となっております。さらに、長時間手術となる再建手術は83例施行されており、他施設と比較しても群を抜いております。また、頭頸部外科手術の基本となる頸部郭清術も197例施行されておりました。

以上のように、当科は大阪大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科関連病院の中でも、特に頭頸部悪性腫瘍疾患を専門に見ている最大の関連病院として、手術数や症例数も豊富であり、頭頸部外科医を目指す方には是非研修をお勧めしたい病院です。