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臨床研修体制(老年・高血圧内科)

老年・高血圧内科 選択プログラム

I. 研修目的

医師として必要な内科全般、特に老年内科、高血圧内科領域の基礎的研修目標を取得する。老年内科としては、臓器にとらわれない全人的医療を目的とし、行動目標や経験目標の達成も十分に行えるよう一般内科研修に力点をおいている。また、その修得過程において、初期研修期間中に一定の専門性を備えることも重要で、老年症候群のような老年者特有の疾患、多くの老年者の予後を左右する生活習慣病である高血圧や糖尿病については、専門的研修も目標としている。さらに、老年者の視点に立って、社会の中での高齢者の位置づけについても学習する。

II. プログラム指導者・参加施設

1. プログラム指導者

大阪大学医学部附属病院 老年・高血圧内科 科長 樂木宏実

2. 基幹施設

大阪大学医学部附属病院 老年・高血圧内科

3. プログラム参加施設

大阪大学医学部附属病院 老年・高血圧内科
病床数 1,000床  老年・高血圧内科 20~30床

4. 指導医リスト

<指導責任者>
大阪大学医学部附属病院 老年・高血圧内科 樂木宏実科長
<指導医数>
13名(科長含む)

III. 教育(研修)課程

1. 一般教育目標(General Instructional Objectives)
1) 緊急対応を要する老年者疾患、高血圧の初期診療に関する基礎的臨床能力を身につける。
2) 主要な老年者疾患、高血圧の診断、治療、生活指導が出来るための基礎的な知識、技術、態度を修得する。
2. 個別的、具体的行動目標(Specific Behavioral Objectives: SBOs)
1) 正確な、系統的な老年者疾患、高血圧の診察ができる。
2) 病態および身体所見のまとめから、障害されている老年者疾患の病変部位、病因を推定できる。
3) 上記3より、鑑別診断をあげ、検査計画・治療計画をたてることができる。
4) 以下の検査の適応を決定し、正常と異常の区別ができ、主な異常を解釈することができる。
a) 老年医学的総合評価(Comprehensive Geriatric Assessment)
1. ADL/IADL、QOLの評価
2. 認知機能、うつスケールの評価
3. 社会環境、コミュニュケーション障害の評価
b) 老年者の尿検査(検尿・沈査)
c) 老年者の心電図[A]、心臓超音波検査[A]
d) 老年者の単純X線・CT検査、肺機能検査、動脈血ガス分析
e) 老年者の栄養管理、薬物療法、輸液療法
f) 動脈硬化疾患の評価(ABI, PWV, プレチスモグラフィー)
5) 以下の老年者疾患、高血圧の診断・検査・治療が適切にできる
a) 本態性高血圧症[A](ガイドライン修得、重症度評価、治療)
b) 二次性高血圧症[A](鑑別診断と治療)
c) 閉塞性動脈硬化症、ビュルガー病(診断、遺伝子治療)
d) 高齢者の栄養摂食障害[B]
e) 老年症候群(誤嚥、転倒、失禁、褥瘡)[B]
f) 老年者の糖代謝異常[A](病型・病期の鑑別、合併症評価、治療)
g) 老年者のカルシウム代謝異常疾患(鑑別診断、治療)
h) 骨粗鬆症[B]の診断と治療
i) 老年者の痴呆性疾患[A]、うつ病[A](鑑別診断、治療)
j) 老年者の心不全[A]、不整脈[B]、狭心症[B]、心筋梗塞[B]
k) 老年者の肺炎・気管支炎[A]
l) 老年者の貧血[B]
m) 糖尿病、高血圧、動脈硬化による眼底変化
6) 以下の老年者特有の事項について、基本的な知識、技術、態度を修得する。
a) 老年者のリハビリテーション
b) 寝たきりの病態と医療・看護・福祉
c) 老年者の食事療法、運動療法、薬物療法の理解と実際
d) 老年者のターミナルケアー
e) 老年者の看護、介護の方針決定
f) 老人医療の社会保障制度
3. 教育に関する行事
1) オリエンテーション
研修最初に院内諸規則、施設設備の概要と利用法、文献と病歴検索方法、健康保険制度、医事法規などについて、一連のオリエンテーションがある。
2) 病棟回診
1週間に1回(月曜日午後)、科長または副科長が病棟を回診し、入院患者の診断・治療などをチェックし、指示・指導を行う。
3) 病棟症例検討会
1週間に1回(月曜日午後)、新入院患者の紹介や、重要な症例や診断・治療に苦慮した症例について科長以下全員で検討する。
4) 抄読会
1週間に1回、主要欧文誌に掲載された興味深い論文を紹介し、最新の知識や医療の動向を認知する。
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