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臨床研修体制(老年・高血圧内科)

老年・高血圧内科 研修の目標

病棟は、大学における教育・臨床・研究の中で、臨床の中核をなす場です。もちろん、クラークシップに見られるような学生教育、研修医教育も大きな役割であり、臨床研究の場でもあります。介護保険制度が始まり、高齢者医療の中で制度的な対応が進められる中、大学病院における老年科としての役割は、制度の基盤となる人材を育てること、医学的な対応の進展を目指すことが大きな課題であります。具体的な研修目標は、卒後臨床研修センターのページを参照してください。

臓器にとらわれない全人的医療

人材を育てることについて、当科が目指しているものは患者さんをパーツとしてではなくトータルに診ることの重要性を認識してもらい、その技能を高めてもらうことです。高齢者では多くの疾患を併発していることが多く、その症状も様々であり、生命予後や身体機能・精神機能を含めた活動性の評価についても年齢だけでは決定できないことが多々あります。例えば、狭心症精査のために入院された患者さんについて、狭心症が否定できたり治療薬が決定できれば退院ではなく、主治医には主訴に対して対応できる力、主訴すらも訴えられない患者さんに対しては主訴を汲み取る力、疾患の構成因子(生活習慣、危険因子)に対応できる力、生命予後や活動性を考慮して対応できる力が求められます。臓器別診療の枠を越えて、人を診ること、社会的背景もふまえて患者さんを診ることです。

サブスペシャリスト

初期研修期間中は一定の専門性を備えることも重要で、老年者特有の疾患、多くの老年者の予後において重要な生活習慣病である高血圧、循環器疾患や老年者での糖尿病については専門的研修も目標としています。2年目以降の研修病院について専門性を持ちえる病院にお願いしているのも、専門性を持って全人医療のできる老年科医を育てたいという理念に基づくものです。老年専門医はそれ自体がスペシャリストでありますが、さらに、循環器専門医、腎臓専門医、糖尿病専門医、消化器専門医などのいずれかの分野の専門医を目指すことは、老年科医としての幅を広げるものとして診療科としても大いに推奨し援助しています。

先進医療:予防と診断・治療

大学における老年科の大きな使命として先進医療があります。健やかで、アクティブな老後をおくるためには、高齢になる前からの健康管理を含めた予防、簡便で非侵襲的な診断の精度向上、加齢や疾患に伴い喪失された機能の再生が現在の大きな研究テーマです。遺伝子解析や最先端診断機器による病態評価をもとにしたオーダーメイド医療(テーラーメイド医療)を目指した診療を進めています。機能再生に向けては、既に臨床応用しているE2Fデコイ核酸医薬療法に加え、閉塞性動脈硬化症やBurger病に対するHGF遺伝子治療も2001年5月より始まりました。

高血圧内科

老年内科と並んで高血圧内科も私どもの専門になります。高齢者の半数以上が高血圧症を発症している事実を見てもわかるように、老年診療と切り離すことができないことが背景にあります。具体的な診療では、本態性高血圧の合併症評価と治療方針決定、二次性高血圧の鑑別と治療、重症高血圧の治療などが中心です。

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