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臨床研修体制(老年・高血圧内科)

診療局長より

老年・高血圧内科の臨床研修内容の紹介

診療局長 山本 浩一

老年・高血圧内科は大阪大学医学部附属病院東7階病棟50床を呼吸器内科と共有する形で入院医療を行っています。老年内科という余り耳慣れない診療科名なので「何を診ている科なのですか?」というご質問を学生さんや研修医の先生方から聞かれます。具体的には、認知症、生活習慣病の複合病態、心不全・不整脈、脳卒中後遺症、不明熱、肺炎、ふらつき・運動器不安定症など高齢者が罹患しやすい全ての疾患が診療対象となります。入院設備を持った総合内科というイメージが最も近いと思います。以前から老年者糖尿病に力を入れてきたこともあり、インスリン導入を含めた糖尿病管理も身につきます。さらに「非侵襲的検査」がキーワードで「自分で出来ることは自分でする。」が老年・高血圧内科のモットーです。従って初期研修医から積極的に超音波検査に慣れ親しんでいただき、後期研修医・専攻医の先生方には頸動脈エコー、心エコー、腹部エコー、腎ドップラー、下肢血管エコーの中から熟練したい部位を選んで習得していただくと共に、前記全ての超音波手技を取得していただくことを必須としています。

当科のもう一つの柱は「高血圧内科」です。本年、前教授の荻原俊男大阪大学名誉教授がガイドライン作成委員長、楽木宏実教授が作成事務局となり日本高血圧学会ガイドライン(JSH2009)が発行されました。このガイドラインの準拠はもとより、治療抵抗性高血圧をどう攻略するかという治療戦略や、二次性高血圧(腎実質性高血圧、腎血管性高血圧、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、クッシング症候群など)の診断治療といった高血圧治療をしっかりと身に付ける過程において内分泌学的な考え方も自然に身につくようになります。また高血圧は心筋梗塞・心不全といった心疾患のみならず、脳卒中や腎障害など様々な合併症コントロールの知識と技能が必要になります。さらに「高血圧教室」で患者教育を行っており研修にこれを組み入れることにより患者教育のあり方も身に付けていただきます。

さらに当科は脳卒中センターの一翼を担っており、主に脳卒中亜急性期の急性期リハビリと循環動態管理および退院支援も行っていただきます。臨床遺伝子治療学教室が閉塞性動脈硬化症(ASO)に対するHGF遺伝子治療を行っている歴史もあり、ASO患者も多く入院されています。心臓血管外科と放射線科との「合同末梢血管カンファ」を立ち上げてASO患者のトータルケアも行っています。さらに老年内科に必須の高齢者生活機能評価(CGA)の臨床応用も積極的に行っています。現在では高齢者待期的外科手術の術前評価として定着しており、さらに転倒・転落インシデントの予知・予防や退院支援にその応用を拡充しております。

このように幅広い知識・技能を身に付けて「真の全人医療」を行うことが出来る臨床医を目指して、大阪大学医学部附属病院老年・高血圧内科で研修をしてみませんか?

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