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肝胆膵・移植グループ

臨床研究

 試験IDUMIN-ID試験名試験対象進捗
CSGO-HBP-005UMIN000005241肝細胞癌治療における術前肝動脈塞栓化学療法(TACE)の有用性の検討腫瘍径≧5 cmの切除可能肝細胞癌登録中
CSGO-HBP-009UMIN000014252切除不能肝癌に対するCDDP-TACEによる手術移行率の検討切除不能肝細胞癌登録中
KHBO1203-C型肝炎関連肝細胞癌切除後インターフェロン補助療法の臨床的意義に関する研究レトロスペクティブ研究登録中
KHBO1207UMIN000010425高度脈管侵襲を伴う進行肝細胞癌に対する肝切除術と術後肝動注化学療法の有用性に関する臨床研究切除可能なVp3-4の肝細胞癌登録中
-UMIN000005847TACE不応症例およびTACE不能症例を対象としたソラフェニブ治療の有効性・安全性の検討 (STAR)切除不能かつTACE不能/不応の肝細胞癌,ソラフェニブ治療例登録中
-UMIN000005848TACE不応症例およびTACE不能症例を対象としたソラフェニブ以外の治療の有効性・安全性の検討 (DoSTAR)切除不能かつTACE不能/不応の肝細胞癌,ソラフェニブ以外での治療例登録中
-UMIN000005354ソラフェニブ投与に伴う手足皮膚反応 (HFSR)に対するステロイド前投与の有用性検討 多施設共同第II相臨床試験 (PRESSO)局所療法適応外のソラフェニブ投与予定症例登録中
KHBO1303UMIN000013089術後高再発リスクの肝細胞癌患者を対象とした肝切除後Sorafenib維持療法の有効性および安全性試験 (MISORA)Vv2-3 or 腫瘍径≧7 cm or PETにてTNR (tumor-to-nontumor) ratio>2登録中
H21-がん臨床-
一般‐015
UMIN000001795初発肝細胞癌に対する肝切除とラジオ波焼灼療法の有効性に関する多施設共同ランダム化並行群間比較試験 (SURF-RCT, 国土班)前治療歴のない初発肝細胞癌 (3 cm,3個以内)登録中
H22‐がん臨床‐
一般‐015
UMIN000004315進行・再発肝細胞癌に対する動注化学療法と分子標的薬併用による新規治療法の確立を目指した臨床試験 (PhaseIII)ならびに効果を予測するbiomarkerの探索研究 (SILIUS Phase III trial, 工藤班)切除,局所焼灼,TACE適応外の進行肝細胞癌登録中
H24-被災地域-
指定-010(復興)
-ラジオ波焼灼システムを用いた腹腔鏡補助下肝切除術の多施設共同試験 (若林班)腫瘍径≦10cmの区域切除以上の肝切除が予定された原発性肝癌,転移性肝癌,肝良性疾患登録中
--硬性鏡型赤外線カメラを用いた腹腔内観察肝切除症例登録中
CSGO-HBP-004UMIN000003324肝切離面に対するPGAフェルト併用フィブリンシーリング法の出血・胆汁漏予防に関する有用性の検討肝切除症例 (術前)登録終了
JFMC40-1001UMIN000003103肝癌切除術施行後の消化管機能異常に対する大建中湯(DKT:TJ-100)の臨床的効果(プラセボを対照とした多施設二重盲検群間比較試験)原発性および転移性肝癌切除症例登録終了
H18-がん臨床-
一般-012
-進行肝細胞癌に対する集学的治療確立に関する研究 (門田班)肝外測定可能病変を有し,かつ肝内病変の制御されている肝細胞癌症例登録終了
-UMIN000011940肝胆膵外科領域手術における創部SSIに対する真皮縫合・皮下ドレーン留置の有用性に関する検討逆T字または逆L字切開による開腹を要する肝胆膵領域手術症例登録終了
--肝切除術における腹腔ドレナージの有無と安全性に関する前向きコホート研究胆管再建および他臓器 (胆嚢を除く)合併切除を伴わない肝切除症例登録終了
H26-肝実-肝炎-
一般-002
-免疫系を保持した次世代型B型肝炎ウイルス感染小動物モデルの開発とその応用 (竹原班)--
KHBO1201UMIN000009831FDG-PET陽性リンパ節転移を伴う切除可能胆道癌に対する術前GCS療法のphaseⅡ試験PET陽性リンパ節転移陽性の切除可能胆道癌登録中
KHBO1202UMIN000007454肝葉切除を伴わない胆道癌切除例に対するGEM+TS-1併用療法による術後補助化学療法の第Ⅰ相試験StageIB以上でR0/R1切除がなされた胆道癌症例 (肝葉切除例以外)登録中
KHBO1205UMIN000010415胆道癌における脈管合併切除再建例の成績動脈または門脈合併切除再建を要する胆道癌 (レトロスペクティブ研究)登録中
KHBO1206UMIN000010416肝葉切除を必要とする腫瘤形成性肝内胆管癌における胆管切除再建の意義肝葉切除を必要とする肝内胆管癌 (レトロスペクティブ研究)登録中
KHBO1208UMIN000009945肝葉切除を伴う胆道癌切除例に対するGEMまたはS-1の術後補助化学療法の無作為化第Ⅱ相比較試験StageIB以上でR0/R1切除がなされた胆道癌症例 (肝葉切除例)登録中
KHBO1301-胆道がん切除例または非切除例におけるPD-1抗体免疫染色と生命予後に関する検討平成20年~22年の胆道癌治療症例登録中
KHBO1302UMIN000010695?胆道がんに対するGEMおよびCDDPを用いた化学療法における経口補水を用いたshort hydrationの安全性の検討試験GEMおよびCDDPを含むレジメンが予定された胆道癌登録中
KHBO1401UMIN000014371切除不能胆道癌に対するGEM/CDDP/S-1とGEM/CDDPを比較するランダム化第Ⅲ相試験切除不能胆道癌登録中
CSGO-HBP-003UMIN000002649切除可能膵癌における術前GEM+TS-1併用化学放射線療法の臨床第Ⅱ相試験切除可能膵癌登録中
CSGO-HBP-007UMIN000011454膵頭十二指腸切除術後再建(膵胃吻合と膵空腸吻合)のランダム化第Ⅱ相試験PDを要する膵頭部領域疾患 (良悪性・血管合切問わず.HPDは除く)登録中
CSGO-HBP-008UMIN000011453局所進行切除不能膵癌における塩酸ゲムシタビン+S-1併用化学放射線療法の臨床第Ⅱ相試験局所進行切除不能膵癌登録中
H24-被災地域-
一般-009(復興)
-切除可能膵癌の術前化学療法の有効性・安全性に関する臨床試験 (海野班,Prep-02/JSAP-05)切除可能膵癌登録中
--膵切除術前後におけるストレス指標としての唾液内ストレスバイオマーカーの有効性の検討膵切除 (PDまたはDP)症例登録中
H19-がん臨床-
一般-014
UMIN000001038切除可能膵胆道領域がんに対する補助療法の研究 (小菅班)肉眼的治癒切除が得られた浸潤性膵管癌登録終了
H22-がん臨床-
一般-022
UMIN000004410膵がん切除患者を対象としたゲムシタビンとS-1の併用療法 (GS療法)をゲムシタビン単独療法と比較する術後補助化学療法のランダム化第III相試験 (JSAP-04)膵癌切除後症例登録終了
-UMIN000007975膵頭十二指腸切除術後の麻痺性イレウスに対するツムラ大建中湯の有効性に関する検討-多施設共同による二重盲検無作為化比較第Ⅱ相臨床試験- (The JAPAN-PD Study)PDを要する膵頭部領域疾患 (膵頭部癌,胆管癌,Vater乳頭部癌,十二指腸癌)登録終了
移植-UMIN000013530成人生体肝移植後の門脈血流および肝再生に対する大建中湯の臨床的効果生体肝移植症例 (成人)登録中
H23-がん臨床-
一般-015
-ゲノムワイド関連解析を用いた革新的な肝移植後肝炎ウイルス再感染予防・治療法の確立 (前原班)肝移植レシピエント登録中
H24-エイズ-
指定-003
-血液製剤によるHIV/HCV重複感染患者の肝移植適応に関する研究 (江口班)血液製剤によるHIV/HCV重複感染を有する肝移植レシピエント登録中
--肝移植後 C 型慢性肝疾患に対する Simeprevir(SMV)/Peg-IFN/Ribavirin(RBV)3 剤併用療法の治療効果と安全性についての検討 肝移植後C型慢性肝炎症例 (Genotype I, HCV-RNA量≧5 LogIU/mL以上)登録中
--生体部分肝移植肝提供手術における腹腔鏡補助下肝グラフト採取術の安全性と有用性に関する研究生体肝移植ドナー登録中
--多施設共同での60歳以上のドナーを用いた生体肝移植後のドナーおよびレシピエントの成績に関する研究60歳以上の生体肝移植ドナーおよびそのレシピエント登録中
--移植患者における免疫応答の解析肝移植レシピエント-

基礎研究

肝細胞癌・関係

  • 肝細胞癌に対するインターフェロン併用5FU持続動注法(FAIT)に関する研究
      (1)治療効果予測に関するトランスクリプトーム解析
      (2)治療不応答細胞株に対するトランスクリプトーム解析
      (3)分子標的治療薬併用による治療効果増強に関する検討
      (4)治療効果起序における、調節性T細胞、IFN受容体、血管新生因子などの関与に関する検討
  • 肝細胞癌の生物学的特性の解析
    肝細胞癌の生物学的特性に関して、トランスクリプトーム、プロテオーム、メタボロームなど網羅的にその因子を解析している。
  • 肝細胞癌に対する癌幹細胞関与に関する研究
    肝細胞癌における癌幹細胞の関与に関して研究を行っている。
  • 肝細胞癌における生物学的悪性度に関連する分子の検討(消化器内科との共同研究)
    基礎実験結果から肝細胞がんの悪性度に関連があると想定される分子が、新規治療標的や悪性度を反映するバイオマーカーになり得るかを、肝切除検体などの臨床検体を用いて探索することを目的する。

胆道癌・関係

  • 肝胆膵領域悪性腫瘍の化学療法抵抗性への炎症の役割とアポトーシスに関する研究(科研費2007-)
    肝胆膵領域悪性腫瘍は切除が困難であるばかりか、化学療法にも抵抗性である。その一因として炎症による抗アポトーシス作用を想定している。そのメカニズムの解析を探る。
  • ドレナージ胆汁からの胆道上皮系細胞の効果的な採取法と効率的な胆道癌診断法の開発
    胆道狭窄は良性と悪性(胆道癌)が挙げられるが、診断に難渋する場合も多い。胆道癌の手術は非常に侵襲的であるため、確実な術前診断が必要とされる。もっぱら、胆道狭窄には胆道ドレナージが必要であることから、ドレナージ胆汁を採取し、有効的に胆道上皮細胞を採取し、診断する方法を確立する。

膵癌・関係

  • 膵癌切除標本のTissue microarrayを用いたRRM1とERCC1の発現と生物学的特性の解析
    RRM1高発現群では、癌の生物学的悪性度が低く、無再発生存期間、生存期間ともに長い。一方RRM1は、膵癌の標準治療薬であるゲムシタビンの薬剤耐性化因子であり、RRM1高発現群では、ゲムシタビンの治療効果が低い。Tissue microarrayを用いて、これらの関係を膵癌で初めて証明した。
  • 膵領域の新規バイオマーカーの探索(基盤研究C)
    LCM(Laser Capture Microdissection)とMicroarrayを用いた膵癌の遺伝子発現プロファイリング解析
  • 膵領域の新規バイオマーカーの探索(基盤研究C)
    膵癌血清サンプルを用いたmetabolome解析と膵癌特異的新規マーカーの探索
    Phenomenome Discoveries INC, Canadaとの共同研究。
  • 膵手術患者における耐糖能変化と膵組織の検討(内分泌・代謝内科学との共同研究)
    糖尿病患者では、膵の一部で、分化した膵組織から脱分化が起こり、膵島が出来てくる現象が最近知られてきた。膵切除患者の切除膵の非癌部での、膵内分泌系の発生分化因子を免疫染色し、糖尿病の程度と比較し、分化した膵島または膵管、腺房細胞から、膵島への脱分化の様子を検証する。
  • IPMN腫瘍部分における、発生分化マーカーの検討(内分泌・代謝内科学との共同研究)
    膵癌の発生経路にはPanIN(pancreatic intraepithelial neoplasia)、IPMN(intraductal papillary mucinous neoplasia), MCN(mucinous cystic neoplasm)の3つの代表的経路がある。IPMNの発生・進展に伴い、膵内分泌系の発生分化因子にどの様に変化するかを検証する。膵癌で、正常膵管で染色されない膵島原基の発生分化因子を同定した。
  • 劇症1型糖尿病患者膵におけるウイルス同定(内分泌・代謝内科学との共同研究)
    劇症1型糖尿病の発症には個体の遺伝素因とウイルス感染の関与が想定されている。劇症1型糖尿病患者の膵組織および、当科での劇症1型糖尿病ではない膵切除患者の切除膵(比較対照)において、免疫組織化学的かつ分子生物学的手法を用いてウイルスの存在の有無を検討し、存在した場合にはそのウイルスジェノタイプの同定・比較検討を行なう。
  • 膵癌の発生・進展におけるBcl-xL発現亢進機構およびその意義の解明(消化器内科との共同研究)
    膵癌およびPanIN (pancreatic intraepithelial neoplasia)の組織検体を用いて、Kras遺伝子変異、Bcl-xLを含めた細胞死関連蛋白質の発現、細胞増殖関連蛋白質の発現を検討し、病態形成におけるこれらの意義を解明することで、膵癌に対する新規早期治療法の開発につなげることを目的とする。

膵移植・関係

  • ブタ異種膵島移植の臨床応用に向けた免疫制御に関する研究
    1型糖尿病の根治療法として膵島移植が行われている。しかし、本邦では極端なドナー不足のためその恩恵に与る患者は少ない。この根本的なドナー不足を解消するためブタをドナーソースとする異種膵島移植の臨床応用・実用化に向け研究を行っている。ブタ膵島を人に長期生着させるためにはレシピエントである人の細胞性免疫を制御する必要がありブタ膵島に遺伝子改変を行うことで特異的に免疫制御することを研究している。 
  • 移植膵島の細胞死分子機構の解明と膵島移植遠隔成績改善に向けた新しいプロトコールの開発
    膵島移植では移植膵島の約20%しか生着しないとされ、このため移植後の遠隔成績(インスリン離脱率)は不良と考えられている。これを改善すべく膵島の細胞死メカニズムの分子機構を解明し、膵島移植遠隔成績向上に努めている。
  • 高品質な移植用膵島獲得に向けた新しい膵島分離法の開発
    移植用膵島の分離・純化技術はまだ確立されていない。膵島移植の遠隔成績を改善するためには、まずviabilityの高い高品質な膵島を採取することが重要と考えている。我々のグループでは膵島分離技術を独自に改良し、より高品質な膵島獲得に向け研究を行っている。
  • 糖鎖免疫を応用した膵癌免疫療法の新規開発
    膵癌は予後不良の消化器癌である。たとえ根治手術を行ったとしても高い確率で再発を認める。我々は、人に生来備わっている自然抗体を利用した新しい膵癌免疫療法を開発すべく基礎研究を行っている。

取り組み

【課題名】 肝胆膵領域疾患 多施設集計

大阪大学消化器外科と関連施設全体の診療向上と充実のため、診療をうけた患者さんの治療法などの集計を行っております。個々の施設だけでなく、大阪を中心とした地域医療の向上を目的として、行っております。個人情報については、各施設で匿名化を行っており、プライバシーを確保しておりますので心配ありません。

(1)対象
消化器外科共同研究会 肝胆膵疾患分科会  参加施設のうち、肝胆膵疾患で診療をうけた患者を対象としています。

(2)研究機関名
大阪大学 消化器外科

(3)目的
各施設での疾患、背景、その治療成績の調査を行います。

(4)方法
各施設で連結可能匿名化を行い、大阪大学消化器外科で集計を行います。

(5)意義
肝胆膵領域の疾患の内訳、背景、治療成績などの調査は、全国統計との 比較などが可能となり、医学的・社会的意義のある調査だと考えております。

(6)個人情報の扱い
各参加施設で連結可能匿名化を行い、大阪大学では匿名化された情報のみを扱い、 プライバシーを確保いたします。

(7)問い合わせ先
大阪大学 消化器外科 06-6879-3251