大阪大学 消化器内科学 自主臨床研究

 
研究課題 潰瘍性大腸炎患者に対する青黛(Indigo naturalis)投与の安全性の検討
実施期間 2017年12月31日まで
研究機関 大阪大学大学院医学系研究科・消化器内科学
主任研究者 竹原 徹郎(大阪大学大学院医学系研究科消化器内科・教授)
研究目的 潰瘍性大腸炎を含む炎症性腸疾患は、罹患患者が増加の一途をたどる一方で、根治治療法が開発されておらず、治療に難渋する事も多い疾患です。近年の内科的治療の進歩により、治療成績は改善を認めておりますが、未だ治療に難渋し最終的に大腸切除などの外科的な治療を必要とする症例も認められます。青黛(せいたい、indigo naturalis)は植物の藍を原料とし、生薬(健康食品)として販売されております。近年青黛の投与によって、既存の治療に抵抗性の潰瘍性大腸炎患者における著明な腸炎改善効果が認められたとする報告がありました。また、我々のマウスの腸炎モデルを用いた検討では、著明な腸炎抑制効果が確認されました。しかし、潰瘍性大腸炎患者での前向き検討はなく、その機序についても不明な点は多いのが現状です。本研究の目的は、潰瘍性大腸炎患者に対する青黛(Indigo naturalis)投与の安全性の検討を行い、その治療効果についても検討することにより、潰瘍性大腸炎に対する新たな治療法の開発を目指しています。
対象 本研究では潰瘍性大腸炎の患者さんで、1次治療に抵抗性の中等症以上の方を対象としております。目標症例数は20例です。
研究のご参加には、基準を満たしておられるかどうかの診察が必要となりますが、現在当院に通院中ではない患者様もご参加頂けます。
研究方法 1次治療に抵抗性の潰瘍性大腸炎の患者さんに、書面にて同意取得の上、青黛を1ヶ月間内服して頂きます。投与前、投与2週間、1ヶ月、2ヶ月の時点で採血や診察を行わせて頂きます。また、経過と併せて患者様とご相談の上、内視鏡検査も施行致します。 問診および血液検査による肝機能および腎機能等の評価から安全性についての評価を行い、頂いたデータから有効率などの解析を大阪大学消化器内科にて行います。
プライバシーの
保護
プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理したうえで研究解析を行います。また、研究結果を公表する際には、患者さん個人が特定されることはありません。
本研究に関する
問い合わせ先
大阪大学消化器内科学 飯島 英樹(講師)
連絡先電話番号:大阪大学消化器内科学(06-6879-3621)