現在対象となる患者さんは
肝細胞増殖因子(HGF)に関しては
 
おとり型核酸医薬(デコイ)に関しては
  
です。
これらの患者さんの中で、遺伝子治療あるいはデコイ治療が適当である患者さんが対象となります。どういう治療法がよいのか、すなわち薬物療法だけでよいのか、風船療法が必要なのか、バイパス手術がよいのか、あるいは遺伝子治療がよいのかについて、入院してからの検査で調べることになります。
HGF遺伝子を用いた遺伝子治療の対象になるかどうかで重要なことは、従来の治療ができないあるいは不十分であることが今の段階では絶対的な条件となることです。日本においてはこの治療法は初めての試みであるため100%の安全性を言い切ることができず、まずは従来の治療法では無理であるという患者さんに限られるのです。遺伝子を下肢に注射するという非常に簡便で負担の少ない方法だけに、将来的には安全性が確認された後、対象患者が広がっていくかもしれません。
また、癌あるいは進行性の糖尿病性網膜症がないことも絶対的な条件となります。なぜなら、HGFは血管を増やして癌を増長させたり、網膜症を進行させたりする可能性があるからです。 |