産科受診の患者様へのお知らせ
VBAC(帝王切開後の経腟分娩)取り扱い中止のお知らせ
当院ではこの10年、帝王切開後の経腟分娩(VBAC)を扱って参りました。しかし昨今、周産期医療を取り巻く条件の悪化、総合周産期センター化により当院への重症例の搬送が急増してまいりました。その一方、産科病棟担当医、麻酔科医師の不足は深刻化しております。中央手術部においても日中11列手術体制の確立、臓器移植症例への対応などの問題が生じております。これら諸条件のため、現状ではVBACから緊急帝王切開への移行に際して従来通りの安全性を常時担保できなくなりつつあると判断いたしました。関連各科と協議いたしましたが、今後当院の産科病棟医、麻酔科医の数が安定し、VBACの安全性が確保できるまでの期間、暫定的にVBAC取り扱いを休止させていただく、との結論に達しました。
ただし、以下の症例についてはVBAC体制の下、経腟分娩を考慮する対象とさせていただきます。
1. 当科で以前にVBACを成功したことのある症例。(他院でのVBAC症例を除く)
2. 当科で筋腫核出術を試行し、内膜破綻がなかった症例。
3. 他院で筋腫核出術を施行し、内膜破綻がなかったことが保障されている症例。
4. 妊娠22週未満の中期中絶。
上記以外の既往帝王切開症例については、原則的に予定帝王切開で対応させていただきます。また、その際は特段のリスク因子がない限り前回帝王切開をしていただいた施設での分娩をお願い申し上げます。医療環境が整い、VBACを再開できる時期が参りましたらお知らせ致します。以上、ご報告申し上げるとともに何卒ご理解とご協力の程お願い申し上げます。
妊婦さんを御紹介頂く先生方へ
胎児外来に妊婦さんを御紹介頂く場合、事前に産科診療グループ(周産期研究室)に御連絡を頂ければ幸いです。
連絡先:06(6879)5440
なお、特に合併症のない妊婦さんの分娩も取り扱っております。詳しくは(リンク)へ。