入局希望・見学の方
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入局希望・見学の方
入局希望、見学の方

【産婦人科を考えている医学生・初期研修医の皆さんへ】

  1. 産婦人科の魅力
    産婦人科はヒトの受精卵から妊娠・出産までのダイナミックな変化を見守り、幸せでかつこの世の中で最も大切な「次世代を産み育てる」ことに深く関与し、また女性の命を奪う婦人科がんと闘い、女性の日常生活の質を落とす婦人科疾患の予防・治療を行うとても幅広い診療分野です。慢性疾患と高齢化対策が主になった現代医療の中で、妊婦の皆さんは若く、婦人科疾患や婦人科がんも性成熟期に起こることが最も多く、また治癒率も高く、病院の中で小児科を除くと外来、入院患者の平均年齢は最も若い診療科です。急性期疾患が多く、手術できっちり治る疾患も多く、医療人として「命を救った!」「治療して治した!」と実感できる分野だと思います。また、分娩を無事終えて、元気な赤ちゃんとお母さんになった女性の幸せな顔をみると、心から「おめでとう!」と言いたくなります。今の日本人のほとんどが産まれて始めて対面するヒトは産婦人科医なのです。
    思春期の女性には心身の大きな変化が訪れ、女性が閉経後40年近く生きる時代になり、女性の一生の健康を守るにはホルモンを含めた産婦人科の理解が不可欠です。そして、女性の一生の幸せを考えることを通じて男性の幸せも考えることができます。
    思春期から妊娠・出産、成人、更年期から老年期まで女性の一生までを幅広くカバーする産婦人科は、とてもダイナミックでやりがいのある診療科だと思います。
  2. 外科系?内科系?
    今後の進路について、外科系?内科系?と迷われることは多いと思います。産婦人科はもちろん帝王切開や婦人科がんの手術、内視鏡手術、将来はロボット手術など多くの手術を行う外科系の一員ですが、妊娠中の合併症管理や、思春期、更年期、老年期の様々な問題は内科系の内容が多く含まれます。妊娠や更年期で女性の体は大きく変化し、さまざまな病気が表に出てきます。産婦人科は「女性の健康のGate keeper(門番)」なのです。診断から手術、薬物療法まですべてを一つの診療科で完結し、外科系も内科系も実践できるのが産婦人科の魅力です。
  3. 女性が有利?
    「女性医師による、女性のための女性外来」という看板を掲げる病院があります。何かうさん臭くありませんか?女性医師しか、女性の疾患を理解できないのであれば、心筋梗塞の経験者しか循環器疾患患者の悩みをわかることが出来ず、肝炎経験者しか肝炎患者の悩みを理解できないことになります。「心筋梗塞経験医師による循環器外来」っておかしいでしょう。医療や医学は自分が経験したことがない患者の悩み・苦しみを言葉や五感を使った診察により感受し、理解し、科学的手法を用いて解決して行く実践科学です。産婦人科医になるに当たって、女性が有利、逆に男性が有利もあり得ず、一色懸命やる人が有利な診療科です。
  4. 女性医師は不利?
    産婦人科はハードだから出産・育児をすると続けることができない、と思っていませんか?今、日本産科婦人科学会の40歳未満の会員の約6割が女性です。もし、この皆さんが出産を機に第一線の仕事を止めてしまったら日本の産婦人科医療はたちまち崩壊します。日本の産婦人科の今までの特徴は医師3?5人の少人数で分娩・外来・婦人科手術・当直をすべてこなす病院が身近に沢山あり、妊婦や患者さんには便利である、ということでした。しかし、医師3人のところで1人が産休を取ったらその病院の産婦人科はやって行けません。医師3人で産科大量出血に対する管理や合併症管理をとても安全には出来ません.少数の医師が「安全・安心で優しいお産」を提供する、というのは言葉のまやかしか、誰かに犠牲を強いないとできないように感じています。犠牲者が高次医療機関ならまだましですが妊婦さんが犠牲になれば取り返しがつきません。産婦人科がきつい、と言われる諸悪の根源は日本の病院の産婦人科が小規模分散型でやってきた事だと思っています。医師が10人いるところで1人、20人いるところなら2?3人が産休・育休をとっても十分にやって行けます。日本産科婦人科学会は基幹分娩施設を大型化する分娩施設重点化策を発表しました。阪大産婦人科では既に平成21年から市立貝塚病院と泉佐野市民病院の統合運営を皮切りに分娩施設の大型化を図っています。産婦人科は女性医師も男性医師もしっかり働き、ちゃんと家庭生活も営むことができる医療体制を学会挙げて目標にしています。
  5. 大阪大学産婦人科研修プログラム

    大阪大学における産婦人科専門医研修(専攻医養成)コース

    「平成29年度から新しい専門医研修制度が始まります。大阪大学では「大阪大学産婦人科研修プログラム」を公表し、皆さんのお待ちしています。

     

    別ページを参照してください


  6. 臨床研究をしたい・・・
    若い皆さんに意見を聞くと、「基礎研究で実験には興味がないが臨床研究ならやってみたい」と言う方が多いように思います。産婦人科を実際に専攻し、様々な臨床研究成果に触れてみるとすぐにそれが夢物語であることがわかると思いますので、私はいつもにこにこ夢物語を聞かせてもらっています。立派な臨床研究を組み立てるには結論がでる何年か先を見通す洞察力、正しい仮説を立てるために膨大な情報を仕入れる論文読解力、多くの先生に協力を得るための人脈、など、多くの能力が必要です。これらの能力は一時期まじめに基礎研究を行ってこそ身に付くものだと思います。よく言われるトランスレーショナルリサーチは基礎研究の成果をいかに臨床に応用するかが問われており、基礎研究を理解していないと難しいと思います。基礎研究の経験・知識は臨床研究を目指す方にこそ欠かせません。本来、研究に基礎も臨床もなく真理の探究が研究です。将来臨床研究をしたい、という方ほど阪大産婦人科の大学院で「本物」の研究に触れてほしいと思います。
  7. 司法・行政との関係
    産婦人科は訴訟が多い、と言われています。しかし、現代社会ではどの診療科でもリスクの高い医療を行っておれば一定の割合でトラブルが発生し、患者さんの思い通りにならないで不満を持たれることは起こりえます。正しい医療を「やれるだけのことはやりました」と言える環境の中で行ったら訴えられても何も恐れることはありません。ただ、相手を知り、制度を知ることは重要です。阪大産婦人科は阪大の高等司法研究科と共同研究を行い、医療人と司法人のあまりに大きい意識の違いを埋める努力をしています。また、同窓会平地会は医療訴訟に非常に詳しい弁護士の先生と顧問契約を結んでいます。
    医師の立場を守り、患者の皆さんによりよい医療を提供するためには行政との関係も重要です。数年前にあった、福島県立大野病院事件や奈良県大淀町立大淀病院事件については、非力な施設に「病院」と名乗らせた行政の責任は重大だと思っています。阪大産婦人科は大阪府や関連病院のある自治体とは様々な形で連絡を取り、泉州地区の2病院(市立貝塚病院、りんくう総合医療センター)の産婦人科共同運営で大きな成果を上げました。今後もよりよい医療が安心して展開できるような努力をしていきます。
    遠い世界と思いがちな司法と行政ですが、私は普段からこういう方々との信頼関係を結ぶことが患者さんのためにも、若い皆さんに安心して力をつけてもらうためにも、重要だと考えています。
  8. 沢山の若い先生方の力が必要です
    阪大産婦人科と関連病院はまだまだ人材が不足しています。多くの先生方に阪大・関連病院でのトレーニングを受けていただき、その後、研究で成果を上げ専門医取得をして様々な場所、立場で活躍していただきたいと思います。見学などは随時受け付けていますのでどうぞ、学生・研修医・専門医を問わず、いつでも話を聞きにきて下さい。お待ちしています。
    連絡先:医局(jimu@gyne.med.osaka-u.ac.jp)

【大阪大学ならびに関連施設でとることができる産婦人科サブスペシャリティー専門医】

産婦人科専門医は卒後5年で取得できます。各サブスペシャリティー専門医に関してはそのあと3年程度の修練を課している学会がほとんどですので最短で卒後8年で取得可能です。しかし、この程度の「医師の年輪」ではなかなか自立してその分野の奥深い診療を行うのは難しいと感じています。私はこれらの専門医はある程度十分な診療ならびに研究の経験を積んで、幅広い視野を身につけてから取得しても遅くないと思っています。専攻医のみなさんはあせる必要はありません。じっくりと土台を固めて大きく育って下さい。
(文責:木村 正)

  • 日本周産期新生児学会 周産期(母体)専門医
    研修基幹施設 :大阪大学、大阪府立母子保健総合医療センター、愛染橋病院、りんくう総合医療センター、ベルランド病院、国立循環器病センター
    研修指定施設 :大阪府立急性期総合医療センター 、阪南中央病院
  • 日本婦人科腫瘍学会 婦人科腫瘍専門医
    修練施設:大阪大学、大阪府立成人病センター、大阪府立急性期総合医療センター、大阪労災病院、関西労災病院、市立堺病院 、大阪警察病院、市立貝塚病院
  • 日本生殖医学会 生殖医療専門医
    認定研修施設:大阪大学、大阪府立急性期総合医療センター
  • 日本産婦人科内視鏡学会 技術認定医
    認定研修施設:大阪大学、大阪府立成人病センター、大阪府立急性期総合医療センター、大阪労災病院、市立貝塚病院、日生病院、箕面市立病院、地域医療機能推進機構大阪病院、市立堺病院、大阪警察病院

その他に大阪府医療人キャリアセンターの周産期コース協力病院として 大阪大学、大阪府立母子保健総合医療センター、愛染橋病院、大阪府立急性期総合医療センター、りんくう総合医療センター、市立豊中病院、ベルランド病院、阪南中央病院、国立循環器病センターが加盟しています。
こちらの情報はhttp://www.gh.opho.jp/をご参照ください。

 
                                                                                                 


【2017年度専攻医クルズスの予定】

大阪大学産婦人科では阪大の関連病院で産婦人科の専攻医をされている先生を主な対象として、クルズスを毎年行っています。産婦人科診療の基礎を臨床経験豊富な医師が、分かりやく講義をします。是非ふるってご参加下さい。 今回は学術講演と、特別講演が予定されています。


一般講演

講義
『当院におけるスインプロイク錠の使用経験』
講師
大阪大学大学院医学系研究科 産科学婦人科学教室 志村 寛子 先生

特別講演
講義
『器械分娩は我が身を救う?』
講師
清水産婦人科医院 院長 清水 卓 先生

日時
平成29年11月30日(木)19:30〜21:00
会場
塩野義製薬株式会社 本社 3階中ホール
          大阪市中央区道修町3丁目1番8号Tel : 06-6202-1515
               つながらない場合は 080−8341−0466

2017年11月30日  クルズスの案内ファイルです。


         クルズス終了後、忘年会が予定されています!
2017年11月30日  クルズス後の忘年会、案内ファイルです。

注)日程、講師などが変更となることがあります。参加される方は医局に御確認をお願いいたします。
会場、開始時間に関しては医局(06-6879-3351またはjimu@gyne.med.osaka-u.ac.jp)にお問い合わせ下さい。
注)今後もクルズスの企画をしております。決まり次第HPに掲載予定です。



【「大阪大学産婦人科研修プログラム説明会」開催のお知らせ】

産婦人科専攻医希望の方へ

さて、来る7月8日(土)に「大阪大学産婦人科研修プログラム」説明会ならびに
大阪大学・関連病院の説明会を行います。来年以降に産婦人科専攻医となる先生方、
ならびに異動をご希望される先生方にもぜひ出席を頂きたくご案内申し上げます。
同時に「関西ろうさい病院産婦人科研修プログラム」・「大阪警察病院産婦人科研修プログラム」
の大学病院を通過せずに3年間を修了する二つのプログラムもご紹介します。
豊富な病院群と豊富な症例を経験できる私たちとぜひ一緒に研鑽を積みましょう。


出席希望者はe-mail(heichi@gyne.med.osaka-u.ac.jp)までご連絡ください。

日 時:平成29年7月8日(土) 14:00〜17:00
    ※終了後、懇親会を予定しております

●説明会
日 時:平成29年7月8日(土) 14:00〜17:00
場 所:ハートンホテル北梅田3階「もえぎ」
大阪市北区豊崎3-12-10 TEL: 06-6377-0812

●懇親会
日 時:平成29年7月8日(土) 17:30〜
場 所:双龍居
大阪市北区池田町10-11 辰巳ビル1階 TEL: 06-6358-8808




2017年7月8日  「大阪大学産婦人科研修プログラム説明会」 の案内ファイルです。

2017年7月8日  「懇親会について」 の案内ファイルです。

平成29年度の説明会は上記のごとく開催予定です。なお、専攻希望者は随時受け付けております。
希望者はE-mail(jimu@gyne.med.osaka-u.ac.jp)まで連絡をお願い致します。




【阪大産婦人科大学院をお考えの皆さんへ】

産婦人科医になるにあたって大学院教育が必要かどうか、についてその国々で大きな姿勢の差があります。アメリカ、カナダなどのメディカルスクール形式を取っているところではおおむね進まない割合が高いようです。しかし、これらの国でもサブスペシャリティー専門医(周産期、腫瘍、生殖など)を取る時にはフェローというコースを取り、一定期間基礎研究に従事します。日本の場合は多くは高校から直接医学部に入るため、本当の意味でのサイエンスの素養・経験がほとんどありません。そこで、大学院生としてきっちりと研究の考え方の訓練を受ける必要があります。
基礎研究で身に付けた洞察力やサイエンスそのものへの理解はかならず将来の診療で役に立ちます。これからはアバスチンのような分子標的薬、NIPTやBRCAsのような遺伝子診断などがどんどん産婦人科領域でも導入されてきます。その時に研究をやり込んだ経験があれば、これらの新技術が単にいいところばかりの「夢の技術・治療」ではないことが直感的に理解出来るはずです。もう一歩進んで自分で新しい診断や治療のきっかけとなる発見に挑むことは大きな喜びです。本当の「モノ」になり実用化されるのはいい研究成果の100に一つかそれ以下です。でも、その100の成果を出す活気がないと一つのものは実用化できないと思っています。阪大産婦人科はトランスレーショナル研究に向かう活気と指導力を持っている組織だと思います。深みのある基礎研究を、臨床の立場から行っている阪大産婦人科大学院に、ぜひご参加ください。また、医師以外の医療職の皆さんにも大学院は広く開かれています.生殖医学分野では胚培養士などの他職種の方々が広く活躍しておられます.このような皆さんの産婦人科大学院への参加も多いに歓迎しています。

大阪大学大学院医学系研究科
産科学婦人科学教室 教授
木村 正


   
   
 
 
 
 
 

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