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前置胎盤のために開発された縫合技術と縫合針
特許出願のお知らせ



 前置胎盤は全妊娠の約0.5%に合併する産科合併症であり、妊娠中の出血や分娩時出血が
多量となる産科において最も危険な疾患の1つです。分娩様式として帝王切開が必要となりますが、
帝王切開時にしばしば大量出血をきたすため、手術時の出血量は多く、合併症や輸血率は高いと
言われています。

 日本産婦人科学会ホームページ( http://www.jsog.or.jp/public/knowledge/zenchitaiban.html ) 参照
 
 当教室は、2013年より前置胎盤を専門的に診察する外来および診療グループを設立し、前置胎盤に対する
手術成績の向上に努めて参りました。この結果、当教室の松崎 慎哉助教、遠藤 誠之講師と木村 正教授らの
グループは、前置胎盤の帝王切開時に認められる大量出血を克服するための手術手技の開発と、その手術
手技を可能とする専用の縫合針を開発することに成功しました。



 本縫合針は前置胎盤用に開発された世界初の縫合針であり、特許出願されました。
出願番号 2016-190970

 この縫合針と、縫合技術を用いることで一般的な前置胎盤(癒着胎盤を伴わない・巨大な子宮筋腫を伴わない)
症例の輸血率は10%未満に抑えられ、従来の当院での成績と比較し出血量や輸血率が低下しています。

 当院における前置胎盤の診療や手術成績に興味がある方は
 産科ハイリスク外来( http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/gyne/www/html/info01.html )
のホームページを参考にして頂けましたら幸いです。



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