大阪大学・浜松医科大学・金沢大学・千葉大学・福井大学 連携融合事業  
センターの目的センター長のごあいさつ部門紹介活動・セミナー「こどもの発育相談」について情報集




大阪大学医学部附属病院小児科 「親と子の発達相談 初診」

 昨今、自閉症、注意欠陥多動性障害などの「いわゆる発達障害」に対しては社会的に注目が高まっております。検診や幼稚園でちょっと気になる、と言われた、以前から育てにくいと感じている、どのように関わったらいいのか、もしかしたら発達障害なのか、と悩まれている養育者の方もおられるかもしれません。また、診断はついたけれども、実際に家庭でどのようにわが子を育てて行けば良いのか、、、と途方にくれておられる親御さんが多いことを私たちは実感しておりますし、お子さんが一つの病院で自閉症と診断されたけれども、より精度の高い方法で診断を確かめたいと考えておられる方もいらっしゃるかも知れません。さらに、夜中ほとんど寝てくれない、多動やパニックでそだてにくい、と感じていらっしゃる親御さんもいらっしゃるかもしれません。

 発達障害外来では、1時間ゆっくりお話を伺い、お子様の特性を判定、生活習慣の指導、関わり方の基本の説明、今後しておいた方がいい検査、医学的治療の説明、療育の情報提供などを行っております。
 初診は予約制で自費診療となります(7,560円)。再診からは保険診療となります。
申込用紙 ご希望の方は 申し込み用紙に記入 し、06-6879-3863までファックスでお申し込みください。(電話でのお問い合わせは受付けておりません)

なお、当科では学習障害に特化した訓練は行っておりません。書字障害、読字障害、計算障害など、明らかな学習障害は他の専門機関を受診ください。
言語療法、作業療法はおこなっておりません。また、療育指導だけ希望の方もお受けしておりません。診察の結果、必要と判断した場合、療育をご案内させていただきます。
 初診時には母子手帳および今まで受けた発達の検査データなどをできるだけご持参ください(発達検査は検査を受けた施設に提供を依頼してください)。


「親と子の発達相談」

 広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害をお持ちの子どもさんは 本人の特性に合わせたスキルアップ法と周りの適切な関わりが、発達を促すためには不可欠です。
 「親と子の発達相談」では、お子様の特性に基づいて、養育者へはお子さんへの関わり方、困った行動に対する対処の方法などに関する専門的なアドバイスを、子どもさんに対しては発達をのばす関わりや様々なプログラムを行います。
 「親と子の発達相談」は診察、相談、検査とも全て予約制で、自費診療となります。希望される方は、初診を受診の上、ご相談ください。

   親と子の発達相談(50分) 5,400円
 お子様の特性を正確に知るため、カウンセリング前にADOS(自費検査 11,880円)にて評価することをおすすめさせていただいております。


対象となるお子さんとサポート内容

個別での支援

○ 子どもさんへの支援
ABA
特に無言語のお子さんや、低年齢のお子さんに対して、コミュニケーション・認知・運動面などの発達を促すプログラムです。
現在、一部のプログラムは新規募集を行っておりません。ご了承ください。

感情理解・コントロールのプログラム
このプログラムでは、表情の理解や感情などの抽象的な概念の理解を促し、強い感情への対処法を話し合い、考えるためのプログラムです。
怒りのコントロール:些細なことにキレてしまう、激高してしまう、など怒りのコントロールがうまくいかないお子さんに対するプログラムです。
不安のコントロール:何かが不安で落ち着かない、一人で行動ができないなど不安を抱えているお子さんへのプログラムです。

いじめに立ち向かうプログラム
いじめに立ち向かうためには、いくつかのスキルが必要となります。効果的に「やめて」というスキル、報告するスキルなどを学びます。

ソーシャルスキルを促すプログラム
ソーシャルストーリーTM、コミック会話などを用い、日常生活での起こった問題を話し合い、必要とされるソーシャルスキルを考えます。ゲーム遊びやロールプレイ、おうちでの宿題などを通して、学習したスキルを練習します。年齢の低いお子さんには大人との1対1での遊びの中で、適切なソーシャルスキルを学習できるよう支援します。

○養育者の方へのサポート
子育てサポート
養育者の方に、お子さんの行動の裏に有るもの、問題行動に対してどのように接したらいいか、今後の成長を促すにはどのような関わりがいいか、をアドバイスさせていただきます。また、子どもさんのプログラムに合わせて子どもさんが学習したスキルを日常生活で実践しやすくなるよう環境面の工夫を話し合います。

ペアレントトレーニング
子どもさんの行動を理解し、行動療法にもとづいた効果的な対処法を話し合いながら練習し、子どもさんの適応行動を増やし、よりよい親子関係づくりを目指していきます。小学校4年生までの子どもさんの養育者の方3-4名の少人数グループで, 1〜2週間に1回(1回90分)、計6回で行うプログラムです。

グループ学習

わくわくチャレンジクラブ(ソーシャルスキルトレーニング)
わくわくチャレンジクラブでは、小学校2−4年生の高機能広汎性発達障害のお子さんを対象とし、4−5名の少人数グループで、授業形式やゲーム形式などさまざまな方法を用いソーシャルスキルを学習します。2週間に1回(1回90分)、計10回で行うプログラムです。養育者の方には子どもさんのスキルが日常場面で根付きやすくなるよう、学習したスキルについて心理教育を行います。

探偵クラブ(問題解決スキルトレーニング) 
探偵クラブでは、小学校高学年から中学生のお子さんを対象に日常生活で起こりうる対人関係面での問題解決スキルの学習を行います。お子さんに合わせて3−4名の少人数グループ(1回3時間、計3回)もしくは個別(1回1時間、計5回)で実施します。


〜広汎性発達障害ー評価/指導のためのパッケージ入院のお知らせ

『広汎性発達障害ー評価/指導のためのパッケージ入院』は、広汎性発達障害と診断された、もしくは疑われているお子さま(幼児から小学校低学年)を対象に、医師・心理士・看護師が、約5日間のスケジュールで検査・評価を行い、その結果を下にご家族に育児支援を行うことを目的としております。このパッケージは大きな3本の柱からなっております。

@ 診断・評価:これは詳細な発達歴の聴取とお子さまの観察によりなされます。お子さまの広汎性発達障害に伴う特性を診断することにより、望ましい指導や療育が可能となります。

A 検査:発達検査の他に、脳波、MRI、睡眠覚醒リズムの評価、追視機能検査などを行います。広汎性発達障害の症状をお持ちのお子さんの中には、染色体異常症を始めとする基礎疾患があることがあります。またてんかんや睡眠障害等の合併症があります。医学的にできるだけ正確に診断を行うことにより、合理的な療育と合併症の治療につなげます。

B 子育てサポート:1日50分、4日間連続にて行います。 「子育てサポート」は、ご家族の方がお子さまとこれからどのように関わっていったらいいかについて、サポートするための時間です。 お子さまの特徴を理解し、その特徴にあった方法をともに考えることができるよう、臨床心理士や看護師などが、親御さんのお話をお伺いします。また、必要に応じて親子同室での関わり遊びや、お子さまの行動の特徴を理解するためのワークを行いながら、退院後の関わりのヒントを提供いたします。

入院費用:検査はすべて保検内でおこないます。お住まいの地域の補助制度(乳児医療補助制度など)をご確認下さい。それ以外に、個室料(約1万円/日x5日=約5万円)が必要となります。

スケジュール例
スケジュール例
ご希望の方は 大阪大学医学部附属病院小児科発達障害外来を受診してください。診察の上、入院の適応、時期等を相談させていただきます。

発達障害外来、親と子の発達相談外来では、子供の発達の軌跡を科学的に解明する、より正確な診断法の開発する、治療の効果を検証する、新しい治療法を開発する、などの目的のために、患者様やボランティアの方に研究への参加をお願いする場合があります。
ご協力のほど、よろしくお願いいたします。


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