大阪大学大学院医学系研究科
English
分子病態生化学
Department of Molecular Biology and Biochemistry, Graduate School of Medicine, Osaka University
生体システムとしてのシグナル伝達の分子基盤の確立

私達ヒトを構成する多数の細胞には、接着や細胞外の情報(シグナル)により正しく応答する仕組みが備わっています。これを細胞内シグナル伝達機構とよび、この仕組みが破壊されることが、種々の疾患の発症原因になると考えられています。私達は、細胞の増殖や分化、運動、極性決定等におけるシグナル伝達機構の役割を明らかにすると共に、その異常に基づく疾患の原因を解明し、新しい診断法や治療法を開発することを目指しています。特に、Wntシグナルを中心に据えた研究を展開していますが、他のシグナル経路とのクロストークを視野にいれ、シグナル伝達機構を遺伝子型と表現型を繋ぐ「生体のシステム」としてとらえながら、生命科学や病態に関する新たな分子基盤の創出を行います。

Information バックナンバーはこちら
第91回日本生化学会大会 が開催されますので、奮ってご参加ください。
会 頭 : 菊池 章 会 期 : 2018年9月24日〜26日 場 所 : 国立京都国際会館
2018.04.09 セミナーご案内」に新しい情報が掲載されました。
2018年5月31日に千里ライフサイエンスセンタービルにて大阪大学大学院 医学系研究科 ゲノム生物学講座 がんゲノム情報学 教授 谷内田 真一先生によるセミナー『難病への挑戦:探索的な網羅的ゲノム解析とそれに基づくがんゲノム医療』が開催されます。奮ってご参加ください。
  研究内容紹介」のページを更新しました。「Wntシグナルと癌」の「ヒト癌における新規Dkk1-CKAP4シグナル軸の発見とCKAP4を標的とする抗癌剤開発」を更新し、「上皮細胞におけるWntの極性分泌制御」の「Wntの脂質修飾と分泌」、「Wntの糖鎖修飾と分泌」を更新し、「肝細胞におけるLRP6の異なるエンドサイトーシス経路の制御」を追加いたしました。
  メンバー紹介」のページを更新いたしました。
2018.04.02 大学院生 原田昭和(博士課程)と高田直季(修士課程)がメンバーに加わりました。
2018.03.31 大学院生 廣田傑(博士課程)と梶原千裕(修士課程)がそれぞれ学位を取得して、課程を修了しました。
2017.11.14 セミナーご案内」に新しい情報が掲載されました。
2017年11月27日に千里ライフサイエンスセンタービルにて国立がん研究センター 先端医療開発センター ゲノムトランスレーショナルリサーチ分野 分野長 土原 一哉先生によるセミナー『難病への挑戦:肺がん、消化器がんの新薬開発をめざした がんゲノムスクリーニングプロジェクト SCRUM-Japan』が開催されます。奮ってご参加ください。
2017.11.10 大学院生 新野直樹と特任助教 木村公一の論文がOncogeneに採択されました。本論文では、昨年私共が見出した新規がんシグナル軸DKK1-CKAP4経路(J. Clin. Invest. 126, 2689-2705, 2016) が、食道癌の発症にも関与することを示しました。食道癌において、DKK1とCKAP4の両者が発現している症例の予後が悪く、抗CKAP4抗体の投与によりin vivoでの食道癌の増殖能が阻害されることが明らかにしました。
2017.08.15 准教授 山本英樹と梅田大介の論文がJ. Cell Sci.に採択されました。本論文では、Wnt受容体であるLRP6は肝細胞において、LDLの刺激の有無により側底側から頂上側(flotillinを介する)とライソゾーム(clathrinを介する)へ輸送される経路が存在することを明らかにしました。また、前者の経路にはNPC1L1が、後者の経路にはNPC1が関与することも判明し、LRP6がWntシグナルとは独立してコレステロールの輸送に関わる分子機構の一端が解明されました。
2017.06.01 准教授 山本英樹の論文がJ. Biochem.に採択されました。本論文では、Wnt1が上皮細胞の頂上側にも側底側にも分泌され、特に、頂上側への分泌にはエクソシストを介することが明らかになりました。本機構は、Wnt11の頂上側への分泌にWnt11の糖鎖修飾とガレクチン3が関与する(J. Cell Sci. 126, 2931-2943, 2013)機構とは異なり、Wntの分泌経路における多様性を示しました。
2017.04.28 セミナーご案内」に新しい情報が掲載されました。
2017年5月10日に千里ライフサイエンスセンタービルにて金沢大学 がん進展制御研究所 腫瘍内科 教授 矢野 聖二先生によるセミナー『難病への挑戦:肺がんに対する最新の薬物療法』が開催されます。奮ってご参加ください。
2017.04.01 メンバー紹介」のページを更新いたしました。
2017.01.31 研究内容紹介」のページを更新しました。「Wntと増殖因子シグナルによる上皮形態形成」に「気管支から肺胞が形成される仕組み」を追加いたしました。
2017.01.31 セミナーご案内」に新しい情報が掲載されました。
2017年2月23日に千里ライフサイエンスセンタービルにて九州大学 大学院薬学研究院 ライフイノベーション分野 教授、産学官連携創薬育薬センター センター長 津田 誠先生によるセミナー『痛みと痒みの慢性化メカニズムをグリア細胞から探る』が開催されます。奮ってご参加ください。
2017.01.01 助教 麓勝己の論文がDevelopmentに掲載されました。本論文では、胎生初期から後期にかけての肺発生において、分岐した上皮管腔組織の遠位端が肺胞へと形態変化する新規の機構を見出しました。胎生初期の分岐形成期ではWntシグナルによって上皮細胞が頂端収縮すると分岐構造が形成され、胎生後期の肺胞形成期ではWntシグナル低下に伴って頂端収縮活性が低下し、細胞が立方形あるいは扁平化することにより肺胞構造へと変化することが明らかになりました。この分岐形態形成期から肺胞形成期への移行を制御するWntシグナルの下流因子としてMAP/microtubule affinity-regulating kinase 1(Mark1)を同定しました。
  • 特任助教・大学院生募集
  • 大阪大学大学院医学系研究科
  • 大阪大学
  • 第91回日本生化学会大会
  • 上皮管腔組織の形成・維持と破綻における極性シグナル制御の分子基盤の確立 【文部科学省科学研究費補助金 新学術領域研究(平成23〜27年度)】
大阪大学大学院医学系研究科 分子病態生化学
ADDRESS 〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-2 TEL 06-6879-3410 FAX 06-6879-3419 akikuchi molbiobc.med.osaka-u.ac.jp
Copyright (c) Department of Molecular Biology and Biochemistry, Graduate School of Medicine, Osaka University. All Rights Reserved.