教室で実施中の臨床研究

    

課題名: 造血幹細胞移植後合併症の病態解明ならびに造血幹細胞

            分化・免疫再構築機構の解明


研究代表者: 森井英一 (病態病理学・教授)
 

 造血幹細胞移植後の致命的な合併症として急性GVHDやTAM(移植後微小血管障害)、生着不全などがあげられます。急性GVHDとTAMの 標的臓器はオーバーラップするため、臨床像のみから両者を鑑別することはしばしば困難ですが、治療法が異なり、病態が急であるため,迅速かつ確実な診断法 が必要です。本研究では急性GVHD症例での上昇が報告されている血清マーカーに着目し,その変動と病理組織像との関係を明らかにします。

1.研究の対象
2001年1月から2021年3月までに、造血幹細胞移植後合併症に対して名古屋第一赤十字病院で検査や治療を受けられた方

2.研究目的・方法
急 性GVHDやTAM,生着不全、造血幹細胞移植後の二次発がんなどの移植後合併症の病態を病理組織学的見地から解明することを目的とします。名古屋第一赤 十字病院で保管された造血幹細胞移植症例の病理組織標本および保存血清を用い、免疫染色やFISH法等を併用しての形態学的評価を行います。保存血清につ いてはELISA法等により関連マーカーを測定します。

3.研究に用いる試料・情報の種類
名 古屋第一赤十字病院で保管された造血幹細胞移植症例の病理組織標本および保存血清、通常の医療において取得された・あるいは取得される予定の診療情報(既 存情報)に対し,匿名化の上,大阪大学医学系研究科病態病理学教室で解析を行います。研究対象者のデータや検体から氏名等の個人情報を削り、代わりに新し く符号又は番号をつけて匿名化を行います。研究対象者とこの符号(番号)を結びつける対応表は作成しません。

研究期間: 2016 年 7 月 13 日 ~ 2021 年 3 月 31 日
利用する者の範囲: 下記研究組織に所属する本研究の研究責任者
                            大阪大学大学院医学系研究科 病態病理学 森井英一
                            名古屋第一赤十字病院 病理部 伊藤雅文
試料・情報の管理について責任を有する者の氏名または名称:
    大阪大学大学院医学系研究科 病態病理学 森井英一
   
4.外部への試料・情報の提供
 代表施設と共同研究機関との試料・情報の授受は、匿名化の上、研究者自身による運搬、記録媒体を含む郵送、電子的配信で行い、提供元および提供先の倫理審査委員会に提供記録を提出します。

5.研究組織
大阪大学 大学院医学系研究科 病態病理学 教授 森井英一(研究代表者、研究責任者)
名古屋第一赤十字病院 病理部、血液内科、小児科 副院長・病理部部長 伊藤 雅文(研究責任者)

6.お問い合わせ先
  本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範 囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さ んの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはあり ません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先
大阪大学 大学院医学系研究科 病態病理学 森井 英一 (研究代表者、研究責任者)
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-15
電話:06-6879-3711, FAX:06-6879-3719
メールアドレス morii●molpath.med.osaka-u.ac.jp (●を@に変えてください。)