教室で実施中の臨床研究

    

課題名: ホルマリン固定パラフィン包埋検体を用いた免疫染色条件の検討
主任研究者: 森井 英一
 

 1.研究の対象
  大阪大学医学部附属病院病理部にて診断された腫瘍を対象とします。通常診療上で免疫染色した際、良好な染色結果が得られない一次抗体について、今回の研究 で条件検討を行います。検討対象の一次抗体の種類は100種類程度を予定しています。条件検討の必要な一次抗体によって腫瘍の種類は異なりますが、多くて も50種類の腫瘍(1種類の腫瘍について1症例で、全部で50症例)を対象とします。患者の氏名などの個人情報は必要としません。

2.研究目的・方法
 ホルマリン固定パラフィン包埋検体で良好な染色結果の得られない一次抗体について、条件検討を行い、良好な染色結果の得られる条件を設定することを目的とします。
  染色結果の芳しくない一次抗体があれば、その抗体が本来認識する腫瘍を含むホルマリン固定パラフィン包埋検体を選定します。選定は、病理診断システムによ り対象腫瘍を含む症例を調べ、適切な検体を見出すことにより行います。次にその検体より未染標本を作成します。この際、作成した未染標本には個人情報を排 除し腫瘍名のみ記載します。得られた標本を用いて、種々の条件検討(抗原賦活化条件を温和な条件から過酷な条件まで検討します。一次抗体の濃度を薄いもの から濃いものまで検討します。一次抗体の作用時間を短時間から長時間まで検討します。)を行い、良好な染色結果の得られる条件を決定します。
 
3.研究に用いる試料・情報の種類
・情報:通常の医療において取得された・あるいは取得される予定の診療情報(既存情報)
・試料:当院の患者について病理診断のために作成された検体の残余検体より作成された病理切片
・研究対象者のデータや検体から氏名等の個人情報を削り、代わりに新しく符号又は番号をつけて匿名化
   を行います。研究対象者とこの符号(番号)を結びつける対応表は作成しません。

4.お問い合わせ先
 本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

 照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
  研究責任者 森井 英一
大阪大学 大学院医学系研究科 病態病理学
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-15
電話:06-6879-3711, FAX:06-6879-3719
メールアドレス morii●molpath.med.osaka-u.ac.jp (●を@に変えてください。)