特異な形態を示した乳癌の一例
国家公務員共済組合連合会大手前病院臨床病理部
城光寺龍、畑中栄次郎、奥野真紀、山本康晴、有馬良一
[症例] 70歳代前半、女性
[現病歴] 昨年9月頃より右乳房AC領域に腫瘤を触知するも
放置していた。本年4月下旬頃より腫瘤が急速に増大し、
熱感と疼痛も出現した為、当院外科受診。
Needle
biopsy(#1,2)とその捺印細胞診(#3,4)にて、Malignancy
と診断し、乳房部分切除術が施行された(#5-7)。
[Needle biopsyおよびその捺印細胞診]
類円形核と好酸性淡明な胞体を有する異型細胞が、緩やかな
結合性を示しながらMonotonousに増生していた。
[手術所見] 広汎な出血・壊死巣を伴い、豊富な粘液と共に
充実性シート状〜乳頭状のAdenocarcinoma cellの増生を
認めた。
[問題点] 特殊染色、免疫染色を含めて提示します。
組織型等につき御教授願います。