宮坂 昌之 Masayuki Miyasaka

宮坂 昌之 Masayuki Miyasaka

略歴

 1973 年(昭和48)京都大学医学部卒業

 1973 年 田附興風会北野病院内科勤務

 1974 年 金沢医科大学血液免疫内科助手

 1977 年 オーストラリア国立大学 John Curtin 医学研究所博士課程入学

 1981 年 同課程修了、PhD(免疫学)取得

 1981 年 スイス・バーゼル免疫学研究所メンバー

 1986 年 浜松医科大学第二解剖学講座助手

 1987 年 (財)東京都臨床医学総合研究所・免疫研究部門・室長

 1992 年 同上・部長

 1994 年 大阪大学医学部バイオメディカル教育研究センター臓器制御学研究部・教授

 2001 年 機構改革により大阪大学大学院医学系研究科細胞分子認識分野・教授

 2005 年 機構改革により大阪大学大学院医学系研究科感染免疫医学講座・免疫動態学・教授

 2005 年 大阪大学大学院生命機能研究科・兼任教授

 2008 年 大阪大学免疫学フロンティアセンター・兼任教授

 現在に至る

趣味

 1.スポーツ一般。じっとしているよりも身体を動かすことが好きです。

  これまでは阪大体育会剣道部で学生と時々稽古をしていたのですが、最近忙しくて豊中キャンパスの道場まで行く時間があまりとれず、よくて週一回です。そこで、土、日は出張がない限り、近くの武道館で稽古するようにしています。阪大医歯薬剣道部の顧問をしているのですが、自分の稽古に忙しくて医歯薬の学生諸君とは稽古の機会があまりありません。

 現在、剣道七段ですが、教士の称号試験を受ける暇がなく、いつまで経っても錬士のままです。最近、怪我が多くなってきました。右肩、右肘の炎症が治ったと思ったら、今度は左アキレス腱炎を起こし、稽古後はアイスパックをしないと次の日アキレス腱がうずきます。人の名前を忘れやすくなっていることもあり、「少年老い易く学成り難し」を実感しています。

 2.音楽を聞くこと。

  モーツアルトとバッハが好きですが、聞くのはクラシックからポピュラーまで一般。昔は京大オーケストラで下手なクラリネットを吹いていたことがあったのですが、あまりの下手さに自分で嫌気がさし、卒業後は殆ど楽器に触っていません。仕事中は時々アコースティックギターの曲をかけています。コンサートに行って生の音を聞きたいのですが、時間が無く、CDで我慢しています。

 3.ワイン

  赤ワインが好きです。ブルゴーニュが特に好き。ボルドーもいいのですが、飲み頃のものとなると私の懐ではちょっと高すぎます。南半球ワイン(オーストラリア、チリ、南アフリカ)にもいいものがあります。毎年1月に自宅に研究室有志メンバーに集まって貰い、ワイン・テイスティングをやっています。

 4.愛犬と遊ぶこと。

  ニッキという雑種犬を飼っています。引き取り手のない犬猫の施設から貰ってきたワンコで、臆病ですが、とてもいいやつです。

私の抱負、希望

1.         研究室の中では挨拶をする習慣を大事にしましょう。朝、名札を裏返す時に周りに誰かがいたら必ず「おはよう」の挨拶から始めましょう。一方、帰る時は「お先に失礼します」、「さようなら」です。「お先に」という表現は日本独特のものかもしれませんが、なかなか味がある言い方です。相手に気を使いながら、しかし、自分の時間は自分で考えて使うというサイエンティストの生活態度をよく表しているように思います。社会では「挨拶ができて一人前」という言葉があります。気持ちよく挨拶を交わす習慣をつけましょう。

2.         みんなでわいわいがやがや言いながら楽しく研究したいと思っています。その時に大事なのはチームワークです。勿論、研究者に必要なのは「自分」ですが、唯我独尊はダメです。チームの中の自分の位置、役割を知り、常に旗幟鮮明にして下さい(旗幟鮮明;きしせんめい;自分の考え、主張を明らかにすること)。そして、間違ったら、間違ったと意志表示をして、すぐに訂正すればいいのです。そして、他人と仲良くやることを覚えてください。

3.         ちょっと逆説的なことをいうようですが、研究室の中では、年齢については上下がありますが、サイエンスについては上下がなくてもいいのです。すなわち、誰の意見でも、然るべき理屈がありチームの和を考えた上での発言であれば尊重されるべきです。ただし、単なる「言いっぱなし」発言はだめです。自分が正しいと思って言いたいことを言いっぱなしにすると、それは唯我独尊につながってしまいます。つまり、常にまわりとの関係を考えながら発言することが大事です。研究室メンバーにはサイエンスを学ぶだけでなく、是非、社会の中で行動するために必要な技術も学んでいって欲しいと思います。

4.       自分の頭で考え、自分の腕で実験をし、自分の考えのもとにオリジナルな論文を書ける研究者を一人でも多く、うちの研究室から生み出したいと思っています。そして、試験管の中(in vitro)だけでなく、からだの中(in vivo)のことを理解できる研究者を生み出したいと思います(In vivo veritasの項を参照してください)。

5.         なかでも、リンパ球や樹状細胞がどのようにして体内の特定の場所にたどりつき、また戻ってくるのか、という基本的なことを分子のレベルで明らかにしたいと思っています。最近、リンパ節へのリンパ球ホーミングの分子機構が大分わかってきましたが、まだまだわれわれが見逃していることがあると思います。さらに、脾臓へのリンパ球のホーミングの機構は全く知られていません。肺、肝臓、関節滑膜などへのホーミングについても殆ど何もわかっていません。是非知りたいものです。

6.       同様に、癌細胞がどのようにして転移先にたどり着くのかを是非、知りたいと思っています。これがわかれば、われわれは癌細胞の血行性転移を制御することが出来るようになるかもしれません。癌細胞の転移を制御することが出来れば、われわれは癌との戦争に勝つことが出来る筈です。私の叔父は癌の転移で痛みが激しく、かなり苦しみました。私の友人にもそういう人たちがいます。なんとか癌の転移を征服したいものです。



 
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