大阪大学医学部 形成外科
Department of Plastic Surgery Osaka University Graduate School of Medicine

スタッフ紹介


教授 細川 亙(ホソカワ コウ)

熊本県出身。昭和54年大阪大学医学部医学科卒業。医学博士。
住友病院形成外科医長、関西労災病院形成外科部長などを歴任、平成6年から大阪大学講師、その後助教授を経て平成11年10月に大阪大学形成外科初代教授に就任しました。平成13年からは現職である大阪大学大学院医学系研究科教授(形成外科学)になっています。平成27年から2年間一般社団法人日本形成外科学会の理事長を務め、また平成29年には第60回の日本形成外科学会総会を主催しました。

広範な臨床経験に基づき形成外科の全分野にわたる手術的治療を担当しています。特に専門とする分野は唇裂口蓋裂・眼瞼下垂症・小耳症・顔面骨折・甲状腺眼症・各種の瘢痕・変形・直腸膣瘻・膀胱直腸瘻などです。類型に当てはまらないような稀な難しい疾患の治療を、得意とし、これらに対する新しい手術治療法を国内外の専門誌に多数公表しています。

学問的な業績として特記すべきことは、酵素を用いた純表皮移植(Pure Epidermal Sheet Grafting)という世界で類を見ない植皮法を開発したことです。また、この植皮法が、紀元前6~7世紀の古代インド医学の時代から続く植皮に関するそれまでの常識を覆す、驚くべき特性を持った植皮であることも科学的に証明しました。

学会活動としては、日本形成外科学会の理事長および日本形成外科手術手技学会の理事長や、日本マイクロサージャリー学会の副理事長、日本頭蓋顎顔面外科学会の理事・監事、日本創傷外科学会の理事、日本美容外科学会(JSAPS)・日本抗加齢医学会・日本褥瘡学会では評議員などを歴任しています。また、2017年にはアメリカ形成外科学会から日本人としては史上初のアメリカ形成外科学会名誉会員の称号を授与されました。この称号を授与されたのは全世界で7人(米国、英国、ブラジル、オーストラリア、中国、台湾、日本から各1人)だけで、このうち2人は逝去しています。

専門医資格としては、日本形成外科学会専門医・日本形成外科皮膚腫瘍外科指導専門医・日本頭蓋顎顔面外科学会専門医・日本創傷外科学会専門医・Doctor of Doctors Network 優秀専門医などを有しています。
また、日本形成外科学会の機関誌の編集委員長やJournal of Plastic Surgery and Hand Surgeryの 編集査読委員を務め、現在は雑誌「形成外科」の編集にあたっています。


形成外科に興味のある学生・若手医師の皆さんへ
私自身が「形成外科」という専門分野に身を置いたことで充実した臨床医としての人生を送ることができています。
従って、これから「形成外科」という分野を一生の仕事のフィールドとして選択してくれる医師たちにも、是非充実感を持って仕事をしていってほしいと願っています。
そのような場を提供し続けることこそが形成外科医局主宰者の最も重要な任務であり、学会などを運営していく立場にある人の責務であると考えています。


 准教授 久保 盾貴 (クボ タテキ)

大阪市出身。平成8年大阪大学医学部医学科卒業。医学博士。

大学卒業後、大阪大学医学部附属病院、住友病院にて研修。その時、大阪大学医学部の基礎系講座にて基礎研究に従事する機会があり、後に形成外科講座に末梢神経再生および創傷治癒の研究チームを立ち上げました。

平成17年よりハーバード大学マサチューセッツ総合病院形成外科に留学。留学中は主に乳房再建と美容外科を学びました。
平成19年の帰国後は大阪大学医学部附属病院で主にがん切除後の再建を担当しておりました。

平成214月大阪労災病院に形成外科が新設されるにあたり初代部長として赴任しました。そこでも主にがん切除後の再建を担当し、また、下肢静脈瘤センターを開設するなど致しました。

平成257月大阪大学医学部形成外科講師として着任。平成275月より准教授。現在は、頭頸部がんや食道がん、軟部悪性腫瘍などのがん切除後の再建、および難治性創傷の治療を中心にしておりますが、ケロイド・肥厚性瘢痕、先天体表異常など形成外科疾患全般も治療にあたっております。また、研究においては、創傷治癒の促進をテーマに基礎研究を行っております。

日本形成外科学会専門医・皮膚腫瘍外科指導専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本頭蓋顎顔面外科学会専門医、
乳房再建エキスパンダー
/インプラント基準医師(責任医師)、日本創傷外科学会専門医、下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術指導医。
形成外科に興味のある学生・若手医師の皆さんへ
形成外科の魅力は“クリエイティブ”という一言につきると思います。教室は大きくはありませんが、その分非常にアットホームです。みなさん、一緒にクリエイティブな仕事をやってみませんか?


  学部内講師 冨田 興一(トミタ コウイチ)

大阪府出身。平成12年大阪大学医学部医学科卒業。医学博士。大阪大学、関西労災病院で形成外科の臨床診療に従事した後、平成19年10月より大阪大学医学部助教、平成25年10月より医学部内講師として形成外科診療・研究に携わっております。平成21年9月より2年間英国マンチェスター大学形成外科へ留学、主に末梢神経再生の研究に従事いたしました。

診療では乳癌切除後における乳房再建術の責任者を務めており、乳癌切除後再建乳房の整容的・機能的向上を目指しております。また顔面神経麻痺に対する新しい再建術の開発にも取り組んでいます。研究においては3Dイメージング・プリンターを駆使した精度の高い乳房再建法の開発、脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた末梢神経損傷に対する新規再生医療の開発、および乳癌術後における皮膚知覚の回復向上に力を注いでおります。

資格:日本形成外科学会専門医、乳房再建エキスパンダー/インプラント基準医師(責任医師)、皮膚腫瘍外科指導専門医、臨床研修指導医

所属学会:日本形成外科学会(評議員)、日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会(評議員)、日本マイクロサージャリー学会(評議員)、日本乳癌学会、日本再生医療学会、日本創傷外科学会、日本頭蓋額顔面外科学会、American Society of Plastic Surgeon

編集査読委員:日本形成外科学会会誌、日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会会誌 (Oncoplastic Breast Surgery)Frontiers in Stem Cell Treatments誌、Surgery Research and Practice

査読委員:Breast Cancer誌、Microsurgery誌、Neuroscience 誌、Journal of Neuroscience Research誌、Journal of Neurotrauma誌、Tissue Engineering, Biomaterials誌、など

 形成外科に興味のある学生・若手医師の皆さんへ

形成外科という分野は仕事内容における手術の占める割合が非常に大きいことが特徴です。手術対象は多岐にわたり、必ずや自分の情熱を注げる分野を見つけることが出来ると思います。また近年の再生医療研究の発展と相まって、今後形成外科の技術がさらに生かせる時代がやってくるものと確信しています。


助教 木矢孝一郎(キヤ コウイチロウ)

吹田市出身。平成16年滋賀医科大学医学部医学科卒業。日本形成外科学会専門医。
関西労災病院にて初期臨床研修、その後、同病院、大阪大学、呉医療センターにて形成外科研修を重ねた後、岡山大学病院形成外科へ2年間の国内留学。そこでは頭頚部再建やリンパ浮腫、性同一性障害などの分野における専門的な知識や技術を学びました。
その後は再び関西に戻り、兵庫県立こども病院にて小児形成外科を学び、現在は大学院にて久保准教授のもと、主に創傷治癒に関する基礎研究を行っています。

形成外科に興味のある学生・若手医師の皆さんへ
現在の医療は高度かつ専門的に発展を遂げたことにより多くの恩恵を受けられる反面、時として患者様やその家族の医学的理解や希望を置き去りにして治療が進んでしまう場面も少なくありません。
その点において、形成外科では主に整容的疾患を扱いますので、患者様本人の明確な希望から治療が始まり、患者様が満足されることで治療が完結するというケースが多く、そこに他科とは異なる魅力を感じて形成外科に従事することを決めました。
私は他大学出身ですが、そのことでこれまでに冷遇されたことは一度もありません。
当科には多数の関連施設があり、男性でも女性でも、学術志向でも臨床志向でも、誰もが自分に合った働き方を選択できることが大きな魅力だと感じています。
また研究面においても、これまで諸先輩方が地道に築き上げてこられた設備・環境が整っており、指導医の先生からマンツーマンで指導いただけるので、まったく無知な状態から始めた私でも安心して学ぶことができております。


助教 清家志円 (セイケシエン)


形成外科に興味のある学生・若手医師の皆さんへ

特任助教 田港見布江 (タミナト ミフエ)

山梨県出身。平成11年 北里大学医学部医学科卒業。

日本形成外科学会専門医

日本救急医学会専門医

乳房再建用エキスパンダー/インプラント基準医師(責任医師)

 

いざという時に適切な判断ができるようにという思いから、卒後しばらくは救急医として訓練を受け、日本医科大学高度救命救急センターにて、内科疾患から外傷、小児からお年寄りまで多岐にわたる多くの症例を経験させていただきました。

Generalに学んだあとは、より専門性をもって最善の医療を提供すべく、また、私自身没頭できる分野として形成外科を選択いたしました。

医療は飛躍的に進んでいます。寿命も延びています。命あっての物種ですが、患者さまが、病気やケガ、年齢を乗り越えて、自分らしい充実した人生を送ってもらいたいと願っています。

関東から出たことのなかった私ですが、夫の転勤に伴い、平成28年より大阪大学に勤務させて頂いており、乳房再建を専門としております。乳がん手術後のQOLQuality of Life)向上のため、同じ女性としてお悩みに寄り添えるよう努力してまいります。
形成外科に興味のある学生・若手医師の皆さんへ
まったく同じ手術は無いといっても過言ではないほど、形成で扱う症例は多岐にわたり、症例・手術方法によって結果も変わってきます。また考え方によって正解も一つではありません。術式の選択や結果の予測は経験則に基づく場合も多く、見聞を広げるためには、指導を受けやすいまた質問もしやすい環境が大事だと思います。アットホームな教室ですので、ぜひ見学にいらしてみて下さい。

 
医員 大郷真理子 (オオゴウマリコ)



形成外科に興味のある学生・若手医師の皆さんへ


医員 齋藤俊寛(サイトウ トシヒロ)



形成外科に興味のある学生・若手医師の皆さんへ

医員 大谷直矢(オオタニ ナオヤ)

形成外科に興味のある学生・若手医師の皆さんへ

大学院生 前田 大介(マエダ ダイスケ)

大阪府出身。平成20年大阪医科大学医学部医学科卒業。日本形成外科学会専門医。

国立長崎医療センターで初期臨床研修修了後、1年間の救命救急センターでの研修を行い、形成外科へ進むことを決めました。大阪労災病院、りんくう総合医療センター、大阪大学附属病院の形成外科で臨床に携わり、現在、大学院で基礎研究を行っています。

形成外科に興味のある学生・若手医師の皆さんへ
救命センターでの研修中に外傷に興味を持ち、より専門性の高い形成外科で従事することを決め大阪大学形成外科へお世話になることにしました。大阪府内での関連病院が多く、様々な手技を拝見でき、教えていただく機会、執刀する経験がありました。形成外科で扱う手術は多種多様で、他科との合同手術も数多くあります。その分、チーム医療の大切さ、やりがいを実感でき、患者様へ提供する医療の満足度も増すと考えます。臨床だけでなく、希望すれば基礎研究にも携わる環境もあります。また同門の先生方が地方各地におられることも様々な情報を得られる機会があり、今後の医者人生の参考となり選択肢が増えるはずです。少しでもご興味があれば、遠慮なくご連絡ください。


加藤 美江(カトウ ミエ)
形成外科学教室 教授秘書 兼 医局秘書/
大阪大学形成外科同門会事務局 秘書/
関西形成外科学会事務局 秘書


形成外科に興味のある学生・若手医師の皆さんへ
教室の雰囲気は皆さん家族の様に仲良く、人間関係で気を遣う必要がないぶん仕事に邁進されている様にお見受けします。
また、入局された先生がご活躍ができる様、医局の先生方も手術・臨床・研究の多方面から各先生に合った形での指導を心掛けておられるようです。
その成果でしょうか、「一人前になられるのが早い!」というのが臨床写真を整理している秘書としての感想です。
他の専門科とで迷われている先生はまず形成外科に入局され、後のキャリア設計で転科される事になった場合も、形成外科で習得された手術手技は外科系他科で必ずお役に立つ事と思います。
大阪大学医学部形成外科 〒565-0871 吹田市山田丘2-2-C11