アクセス情報

大阪大学 心臓血管外科
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2-15
TEL  :  06-6879-3154
FAX  :  06-6879-3163

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最寄駅
大阪モノレール阪大病院前
駐車場  あり
受付時間 8:30~11:30
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面会時間(一般病棟)
12:00~19:00

当科の紹介

教授挨拶

大阪大学外科学講座と心臓血管外科学講座について

大阪大学外科学講座は1881年に開設され、1922年に第一外科と第二外科が設置され、それぞれ独自の発展を遂げてまいりました。大阪大学第一外科では、Fritz Hertel先生を始祖とし、以後チャレンジングな開拓精神と和を尊ぶ教室運営を展開してまいりました。2006年1月より旧第一外科講座は、澤 芳樹が主任教授となって、心臓血管呼吸器外科としてスタートしましたが、さらに、2006年4月よりそれまでの4つの外科系講座(旧第一、第二、小児および乳腺内分泌外科)が、大講座制である外科学講座に移行しました。そして、2007年4月1日より外科学講座のうち心臓血管外科、呼吸器外科、消化器外科1、消化器外科2、小児外科、乳腺内分泌外科の6つの独立した外科分野が発足いたしました。

心臓血管外科の診療体制について

大阪大学心臓血管外科は、1956年日本で最初に人工心肺を用いた開心術を成功させて以来、名実ともの日本のトップランナーとして、心臓血管外科領域の発展に貢献してまいりました。そして、弁膜症、冠動脈、大動脈や先天性心疾患に対して、手術成績の向上はもとより新しい手術や治療法の開発と、その一般医療としての心臓外科手術の普及に尽力してまいりました。一方、心臓治療の究極は心不全の克服でありますが、これまで、我々は心臓移植や人工臓器・再生医療など重症心不全に対する治療体系を確立すべく、種々の新しい治療法の開拓を行ってきました。

このように、大阪大学心臓血管外科は、心臓外科における最終病院として最重症例の救命を第一義はもとより、待機的手術はより低侵襲に行うことを心がけてまいりました結果、開心手術成績は数量ともに全国でトップクラスを保っています。ちなみに日本経済新聞の心臓外科ランク付けということで、施設200中の9施設の1つとして、AAAというトップテンにランク付けしていただきましたが、AAAは近畿では本学と国立循環器病センターだけでした。更に2011年の「いい病院ランキング」(週刊朝日編集)では、手術数が全国で5位、国立大学では1位にランキングされております。2007年よりは、先進心血管治療学講座の開設に伴い動脈瘤のステント治療数が爆発的に増加しました。2007年4月よりは先進血管内治療学講座(寄附講座)の開講、東西9階病棟の循環器疾患合理的運営を目指したハートセンターの開設に伴い、循環器内科や小児循環器科、集中治療部や放射線科、救命救急センターと協力し合いながら循環器領域における高度先進医療の発展を図っております。

研究体制について

私たちが目指す研究は、臨床面における問題点を克服するための、臨床にFeedbackできる研究を行うことをモットーとしております。そういう意味で現在心臓血管外科で、最も重要な研究分野は、現在の心臓血管外科手術の更なる低侵襲化と重症心不全の克服であると認識しております。低侵襲化につきましては、人工心肺装置を使わない冠動脈バイパス術や手術創部を可能な限り縮小するMICS手術を積極的に取り入れてまいりました。

一方、大阪大学心臓血管外科は1999年の日本発の脳死法案下の心臓移植や2009年の本邦初の心肺同時移植などを成功させております。一方、補助人工心臓につきましてもこれまで、100例を超える症例を経験し、超小型のJarvik2000の人工心臓導入や、わが国初の高齢者人工心臓装着を行い、厚生労働省の科学研究費のプログラムとの共同でHeartWareといった世界最新の補助人工心臓の研究も行っております。また、移植医療では、2010年に重症臓器不全治療学寄付講座を開講させ、より総合的なアプローチが可能となるようにしております。さらに、世界初の人工心臓装着下の心筋再生治療を行い、その離脱に成功してまいりました。大阪大学は、全国唯一の脳死移植における全臓器認定施設となっており、臓器移植はもとより、人工心臓や再生治療など、重症心不全に対する外科治療体系の確立を世界に先駆けて推進していく所存でございます。このように、今後も地域医療との連携も充実させつつ再生医療などの最先端技術でより患者様に優しい外科治療を目指していきます。

心臓血管外科医の育成について

今回の再編を機に、大阪大学の外科学講座を発展させ、次世代の外科医をたくさん育てていかなければならないと思っております。とくに、大阪大学附属病院はTeaching Hospitalの役割を担うべく、これまでの旧第一外科の流れを踏襲発展させ、大きな伝統に根ざしつつ積極的で何事にも挑戦し、医局員の自覚と自主性の中で心臓血管外科専門医教育体制や関連病院体制を合理的に形作って行きたいと思っております。 そこで、しっかりとした大阪大学外科専門医育成プログラムを確立し、その中で、外科専門医を育成することが重要であります。若い外科医に心臓血管外科の経験をたくさん積んでもらい、心臓血管外科医の治療技術と大阪大学心臓血管外科の使命を学んでもらいます。

最後に

大阪大学心臓血管外科では将来の発展のために、いろいろな構想が立てられつつあります。今後ますます全国の多数の関連病院との連携をはかりつつ、移植医療や再生医療、手侵襲手術などの面での連携を一層充実させ、地域医療のみならず全国的にも高度・先進的外科医療を提供し、さらなる発展を 図っていきたいと思っております。さらに関連病院の合理化再編や若き心臓血管外科医の育成にも力を入れていく所存でございます。

大阪大学心臓血管外科は、大阪大学第一外科の開拓精神のDNAを受け継ぎながら、新しい独自性をもって、世界の心臓血管外科学の発展に貢献していくことを教室の運営方針としておりますので、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

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