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大阪大学 心臓血管外科
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先進治療

重症心不全

重症心不全とは?

心臓のポンプ機能が低下することにより、全身に血液が十分送ることができない、全身からの血液が心臓に十分に返ってこれないため、全身に体液が溜まってしまう状態を心不全といいます。心不全の治療としては、まず薬物療法、非薬物療法(ペースメーカー植込み)などの内科的治療があります。これらの内科的治療で改善しない様な重症心不全に対し外科治療が行われます。


左室形成術 + 僧帽弁形成術

重症心不全により拡大した心臓を、外科的に切り取り縮小させ、形を整えることで心臓への負担を減らし、左心機能を改善させる手術です。退院が困難であった重症心不全患者さんも、退院され外来通院加療が可能となります。アメリカでの大規模臨床試験によりその治療効果に疑問が投げかけられていますが、心臓移植のドナー不足の日本において、当院では適応を見極めながら自己心機能の回復を目指した治療を行っています。

心臓移植

重症心不全の患者様で内科的治療や上記の外科的治療によっても、心不全の改善が見られない場合に、心臓移植の適応となります。当院では1999年2月、最初の脳死心移植を実施して以降、日本における心臓移植実施施設として重要な役割を担ってきました。2010年7月の改正臓器移植法施行後、徐々に移植数も増加し、日本においても心臓移植が重症心不全の標準治療として定着しつつあります。小児心臓移植に関しては臓器提供数が依然として少なく、小児重症心不全の患児の治療を渡航移植に頼らざるを得ない状況が続いており、これからの課題と考えられます。

左室補助人工心臓

補助人工心臓は、弱った心臓のポンプ機能そのものを代行して、全身に必要な血液を送り出し、生命を維持する機械的な血液ポンプです。  日本においては、心臓移植のための臓器提供が極端に不足しており、心臓移植が必要と判断されてから、心臓移植を受けられるまでに2~3年待たないといけません。その心臓移植を待っている間、生命を維持する手段として左室補助人工心臓を用います(Bridge to Transplantation)。左室補助人工心臓は体外設置型のNIPRO VADが主流でしたが、2011年春から植込み型補助人工心臓の使用が保険承認され、当院では多くの患者さんに植込み型補助人工心臓を使用しております。植込み型補助人工心臓を装着した場合、自宅に復帰することも可能であり、心臓移植を待機している間の生活の質(QOL)も著しく改善します。その成績の良さ、QOLの高さから、心臓移植を受けられない患者さんにとって、心臓移植に代わる最終治療としての使用も海外では始まっています(Destination Therapy)。また左室補助人工心臓を装着し、自己の心臓を休ませることで、心機能が回復される方もおられ、そのような患者さんに対し補助人工心臓を取り外すこともあります(Bridge to Recovery)。

再生医療

再生医療は、損傷のある生体機能を幹細胞などを用いて復元させる治療です。臓器移植と異なり、ドナー(臓器提供者)不足を克服できる革新的な治療で、世界中でその研究が進められています。当院では、自分の足の筋肉から採取した筋芽細胞をシート状にして心臓に移植する治療を開発しました。これにより自己心機能が回復し、外科的な重症心不全治療が必要無くなったり、補助人工心臓が外せる程に心機能が回復した患者さんもおられ、現在では健康な人と変わらない生活を送られております。また日本で開発された多能性幹細胞(iPS)の技術を、心臓の再生医療に臨床応用する研究も積極的に進めています。

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