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大阪大学 心臓血管外科
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経カテーテル的大動脈弁置換術

経カテーテル的大動脈弁置換術 (TAVR: Transcatheter Aortic Valve Replacement)

経カテーテル的大動脈弁置換術は、大腿動脈や左心室心尖部などからアプローチし、カテーテルを介して大動脈に人工弁を植込む治療で、開心術のリスクが高い大動脈弁狭窄症患者に対する低侵襲治療として注目をあびています。近年心臓弁膜症の中でも、人口の高齢化などにより大動脈弁狭窄症が急増しています。この疾患に対する標準的治療は大動脈弁置換術で、これは胸骨正中切開のもと人工心肺装置を使用し、心停止の状態で大動脈弁を人工弁に置換するものです。しかし、合併症や年齢などの点で、通常の大動脈弁置換術の適応がハイリスクと判断され、治療を受けられないでいる患者様が決して少なくないことが指摘されています。こうした背景から登場したのが経カテーテル的大動脈弁置換術で、ヨーロッパやカナダを中心に既に20000例以上の患者に施行され、大動脈弁置換術と同等の良好な術後早期成績をあげています。また、手術による患者様への身体的負担 (手術侵襲) が少ないことから、患者様の術後の生活の質 (QOL) を維持できる可能性が高い治療としても知られています。

このように、高齢者や合併症が多いなど開心術がハイリスクな大動脈弁狭窄症患者に対する治療法としてたいへん期待されている経カテーテル的大動脈弁置換術ですが、国内では未だ保険診療として認可されていないのが現状です。当科では同治療の国内への早期導入及び安全な普及を目指し、積極的な取り組みを行っています。2009年10月に本邦初となる経カテーテル的大動脈弁置換術を臨床研究として実施し、良好な成績を収めました。また同年、「経カテーテル的大動脈弁留置術」で高度医療評価制度の認可を得ています。2010年4月からはEdwards Lifesciences社SAPIEN XT、2011年10月からはMedtronic社CoreValveの治験にも参加しております。2011年末までに、Edwards SAPIENで34例、Medtronic CoreValveで7例の経カテーテル的大動脈弁置換術を施行 (臨床研究・治験・高度先進医療を含む) した実績があります。

経カテーテル的大動脈弁置換術の適応基準としては、少なくとも以下の条件があります。
  1. 弁置換術を必要とする症状のある高度大動脈弁狭窄症
    (弁口面積 0.8 cm2以下、大動脈弁圧較差平均40 mmHg以上、大動脈弁流速4 m/秒以上)
  2. 開心術ハイリスクまたは手術不適応症例
  3. 大動脈弁輪径18 – 27 mm
  4. 大動脈弁輪と冠動脈入口部の距離が近すぎないこと (Edwards SAPIEN)
    この他に各弁で種々の解剖学的な制約がありますので、詳細は直接お問い合わせ下さい。
また現在当科で提供できる経カテーテル的大動脈弁置換術の治療としては、以下の二つがあります (2012年1月現在)。
Medtronic CoreValveによる治験

Edwards SAPIENによる高度先進医療

当科では、患者様の状況に応じて最適な治療が提供できるよう可能な限り対応させて頂いております。費用の面も含め、経カテーテル的大動脈弁置換術について詳しく知りたい方、手術をご希望の方はどうぞお気軽にご相談下さい。 (月曜外来:教授 澤、准教授 倉谷)

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