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大阪大学 心臓血管外科
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経カテーテル的大動脈弁置換術

経カテーテル的大動脈弁置換術 (TAVR: Transcatheter Aortic Valve Replacement)

近年、心臓に関する病気の中で人口の高齢化が影響し、大動脈弁狭窄症が急増しています。大動脈弁狭窄症は発症当初は症状なく経過しますが、病状がすすみ、失神発作や胸痛、負荷をかけた際の息苦しさに代表される心不全などの症状が出現し出すと、数年内に死亡につながる可能性の高いおそろしい病気です。治療としては、硬くなった大動脈弁を切り取り、新しい人工弁に置き換える手術 (大動脈弁置換術) が一般的ですが、この手術を行うためには人工心肺装置という呼吸・循環の代役をしてくれる器械を一時的にとりつける必要があり、その上で心臓を止め、弁置換が行われます。こうした一連の手術操作は高齢の患者様やいろいろな合併症を抱えた患者様には負担が大きい場合があります。このような通常な弁置換手術を行うのがためらわれる患者様を対象に開発された治療が経カテーテル的大動脈弁置換術です。この治療法は、足の付け根にある動脈 (大腿動脈) や左胸を小さく開けて左心室先端 (心尖部) などからアプローチし、カテーテルと呼ばれる血管内に挿入可能な太い管を用いて大動脈弁に人工弁を植込むものです。小さな傷で、人工心肺装置をつけることなく、心臓も止めないまま弁を換えることができるこの治療は、通常の弁置換手術よりも患者様への体の負担が少ない治療 (低侵襲治療) と言えます。このことは患者様の術後の生活の質 (QOL) を落とさず、大動脈弁狭窄症を治すことができる可能性が高い治療法であるとも言えるでしょう。

経カテーテル的大動脈弁置換術はヨーロッパやカナダを中心に既に20000例以上の実績があり、大動脈弁置換術と同等の良い成績が報告されています。しかしながら、国内では未だ保険診療として認可されていないのが現状です。当科では同治療の国内への早期導入及び安全な普及を目指して、積極的な取り組みを行っています。2009年10月に本邦初となる経カテーテル的大動脈弁置換術を実施し、良好な成績を収めました。その後も当治療法に関わる2つの治験に参加し、「経カテーテル的大動脈弁留置術」で厚生労働省より高度医療評価制度の認可を得ています。2012年2月現在で経カテーテル的大動脈弁置換術の経験数は50例に達し、国内最多を誇っています。

現在当科で提供されている経カテーテル的大動脈弁置換術による治療 (2012年1月現在)。
Medtronic CoreValveによる治験

Edwards SAPIENによる高度先進医療

当治療法の対象となる病気は現時点では重症の大動脈弁狭窄症となっています (詳細は医療従事者用の頁を参照下さい) が、当科では患者様の状況に応じて最適な治療が提供できるよう可能な限り対応させて頂いております。費用の面も含め、経カテーテル的大動脈弁置換術について詳しく知りたい方、手術を希望される方はどうぞお気軽にご相談下さい。 (月曜外来:教授 澤、准教授 倉谷)

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