アクセス情報

大阪大学 心臓血管外科
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大阪府吹田市山田丘2-15
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最寄駅
大阪モノレール阪大病院前
駐車場  あり
受付時間 8:30~11:30
予約がある場合は午後も受付
面会時間(一般病棟)
12:00~19:00

診察内容

大血管

はじめに

 大動脈の病気(大動脈瘤、大動脈解離)は、一端破裂に至ると極めて死亡率の高い病気です。本邦においても高齢化および画像診断の向上により年々その患者数は増大しており、重要な死因の一つとして考えられています。

 大動脈の疾患に対する治療は、破裂に至る前に手術で人工血管に置き換えてしまう人工血管置換術が標準的治療です。年々その治療成績の向上が図られてきましたが、手術には開胸・開腹を要し、かつ人工心肺と呼ばれる体外循環装置を使用するなど患者様の負担が大きいことが問題でした。さらに手術後に脳梗塞や脊髄麻痺、肺炎などの重篤な合併症が起こる危険もあり、特に高齢者など予備力の低下した患者様には手術ができない(=手術非適応)こともしばしばありました。

 90年代初頭、大動脈瘤を「切らずに治す」方法が開発されました。これは足の付け根にある動脈(大腿動脈)からシースと呼ばれる細い管を大動脈内に挿入し、その中をステントグラフトと呼ばれる自己拡張能を持つ特殊な人工血管を小さく折りたたんだ状態で通して動脈瘤の部位で広げる治療です。この治療の最大の特徴は、直接的に手術で動脈瘤に到達せず血管の内側から動脈瘤を治療するため、開胸・開腹・人工心肺の使用などを要せず、患者様の負担が大幅に減少することにあります。

 大阪大学グループでは1993年に世界に先駆けてこのステントグラフト治療の臨床応用を行っており、2008年までに1000例以上の患者様に対しこの治療を行ってきました。近年、欧米を初め世界中でステントグラフト治療は非常に注目されており、各国で臨床使用が進められています。

 我々は、このステントグラフト治療による動脈瘤治療の改良を今後とも推し進め、より負担の少ない動脈瘤治療を患者様に提供したいと考えて日々診療に従事しています。低侵襲治療を望まれる患者様のご紹介を多く受け、年々この手術数は増加しております。2008年度は胸部・腹部を合わせ342例の大動脈手術を行い、良好な成績を達成いたしました。

ハイブリッド手術室

2009年4月より、手術室内に固定式の高性能X線透視撮影装置が導入されました(ハイブリッド手術室)。これにより従来の全身麻酔を用いた心臓血管手術を行いつつ、透視撮影装置を用いた精度の高い血管内治療が安全に施行可能となりました。
今回導入された最新の高性能X線透視撮影装置では、術前に撮影した3次元CTとの連携が可能となっただけでなく、さらに手術中に3次元透視撮影が可能となっており、一層精度の高い血管内治療が可能となりました。

手術統計

なお、各部位に発生した動脈瘤に対するステントグラフト治療の詳細はステントグラフト治療の実際をご参照ください。

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