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20世紀後半以降の医科学の中で、分子細胞生物学と生体画像医学は臨床医学に大きな恩恵をもたらしました。ヒト遺伝子の塩基配列の解読が完了して以降、遺伝子を起点として、生命の仕組み、疾患の成り立ちを理解する試みが始まっています。画像医学は、生体を非侵襲的に観察する手法として、X線CTになどの形態画像にはじまり、Positron Emission Tomography(PET)、Single Photon Emission Computed Tomography(SPECT)、Magnetic Resonance Imaging(MRI)による機能代謝画像へと発展しています。これらは生体分子の挙動が信号の源であり、分子生物学が解明しつつある遺伝子レベルから生体機能までのダイナミックな生命現象をヒトで画像化することができます。
当教室は、ヒトの生体機能・代謝の“Molecular Imaging(分子画像)”の研究室です。Positrin Emission Tomography(PET)を中心とした核医学的手法を用いて、中枢神経疾患、悪性腫瘍、循環器疾患(心臓、血管)などの様々な病態をイメージングし、診断に役立てるための研究を行なっています。また、画像による脳機能解析、薬物動態解析、実験動物用PETシステムの開発、新規標識薬剤合成法の開発など、基礎要素技術の研究を行なっています。
「現象を起点とした医科学」に「遺伝子を起点とした医科学」が新たに加わり、画像医学も大きく変貌しようとしています。新しい若い学問分野“Molecular Imaging”にぜひおいでください。
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