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海外留学記
学会レポート
 
   
日中核医学交流合同シンポジウム in 沖縄
March 14-15, 2015
角田佳代子
(秘書)

2015年3月14日〜15日に沖縄にて開催された「日中核医学交流合同シンポジウム in 沖縄」に出席して参りました。

3月14日朝、伊丹空港の搭乗待合に到着すると、仲先生が航空会社系クレジットカードのセールスのお姉さんにつかまっています。持田先生と「話を聞いてくれそうな優しそうな人に声かけるんですね〜」と言いながら、搭乗を待ちます。

飛行機は予定通り那覇空港に到着。「ゆいれーる」にて会場のメルキュールホテル沖縄那覇に移動します。シンポジウムは夕方からスタートのため、いったんホテルに荷物を預け、昼食に出かけることになりました。

ぶらぶらと歩きながら国際通りに向かいます。薄曇りでしたが、カーディガン一枚でちょうど良い、過ごしやすい気候です。畑澤先生は、沖縄は2度目でした。前回は空港と講演会場の往復のみだったので、今回は沖縄の雰囲気を味わってもらおう…なとど、皆で言い言いしていました。

国際通りのなかほどに、観光スポットとしても有名な「第一牧志公設市場」があります。とりあえず、そこまで行きましょう、ということになりました。ここの2階はたくさんの食堂があり、1階で購入した魚を調理してもらえるお店もあります。そこまで行ってみて、気に入れば2階で食べればいいし、皆の意見が一致しなかったら、国際通りに戻ってお店を探せばいいかなと、何となく思っておりました。

ところが、空腹がピークに達していたらしい畑澤先生は、途中で見つけたアグー(沖縄在来種のブタ)料理の店にしようと言って、すたすた入って行ってしまいました。残る三人は、教授の言うことに逆らうのはインポッシビルゆえ、黙って付き従うことにしました。それぞれが食べたいものを注文、ドリンクの「さんぴん茶」が沖縄らしい雰囲気を醸し出していましたが、普通の定食でした。

気を取り直して、再び牧志公設市場へ向かいます。国際通りから市場に向かう路地に入ると、それまでとはがらっと雰囲気が変わります。土産屋がたくさん並んでいるのは同じでも、沖縄特有の果物、お菓子、Tシャツなどなど、ローカルな品々があふれんばかりに店先に並びます。沖縄に来たぞ!という雰囲気で私たちも盛り上がります。それがピークに達したのは、やはり市場に入ってからでありました。何度か来たことがある私も、ここに来ると元気になります。極彩色の魚、大サイズの貝やエビ、サングラスをかけたブタちゃんの頭、「てびち」に「ラフテー」…ありとあらゆる食材にめまいがしそうです。当然、畑澤先生の興奮もピークに達しておりました。

その興奮がさらに盛り上がったのが2階に上がってからでした。そこには、先にも書いたようにたくさんの食堂が集まっています。名物の沖縄そばやチャンプルーはもちろん、「いらぶー汁」や「山羊汁」などを出す店もあります。そこはまさに“カオス”。日本と中国と台湾を足して3で割ったような、アジアチックな不思議な活気と美味しい香りに満ちています。残念ながら私たち一行は皆満腹状態。このときほど、もう一つ胃袋があったら!と思ったことはありません。

それでも、沖縄気分を堪能したい私たち、甘味処で「ぜんざい」をいただくことになりました。さらに、「サーターアンダギー」も。満腹と言っていたのに、こういうのはすんなりと胃袋に収まってしまうのが不思議です。持田先生とガールズトークを炸裂させたのは言うまでもありません。

18時30分から、会場ホテルにて情報交換会です。1階レストランが貸し切りとなっており、120〜130名ほどが集まりました。中国からの参加者の多さに驚きました。沖縄MICEの支援で、沖縄伝統芸能の披露もありました。

二次会は恒例のOsaka Nightです。渡部先生があらかじめ下見しておいてくれた沖縄料理の居酒屋。埼玉国際医療センターの山根先生、東京都健康長寿医療センターの伊藤先生、京都大学の石守先生も一緒です。畑澤先生の持論である「研究者における農耕民族系と狩猟民族系の分類とその差異」について、様々な考察がなされ、大いに盛り上がりました。

翌日は、いよいよシンポジウム。朝8時30分から、スムーズにスタートしました。座長は井上登美夫先生とYaming Li先生です。医薬品開発の治験にPETを利用するための日本における規制について放医研の栗原先生からお話がありました。続いて阪大から畑澤先生、PETマイクロドーズ試験の実際について、放医研のZhang先生から放射性医薬品の開発について、岐阜大学の小山先生からC-11標識医薬品の標識合成法について、北京医科大学のZhang先生から心臓のPET検査について、上海がん病院からマイクロリアクターによるPETトレーサ標識について、Jiangsu研究所から18F-ALFATIDE II PET/CTの臨床例について、北京医科大学のYansong先生から甲状腺がんの腫瘍マーカーについてお話がありました。

ある発表のなかで、United Imaging社のPET-CTで撮像した動物実験の画像の提示がありました。出席者の皆さんが一斉に身を乗り出して見つめる様子が印象的でした。臨床用の装置で撮影した動物の画像でしたので、少々驚きました。

ランチョンセミナーは、市瀬先生から、アミロイドPETイメージングについて。市瀬先生は、ひと月ほど前に阪大でのセミナーにいらしていただき、懇親会では親しくお話しさせていただいておりましたので、またお目にかかれてとてもうれしく思いました。

14時から、コーヒーブレイクとポスターセッション。あちらこちらのポスターの前で、質疑応答したり、談笑したりする様子が見られました。こういう交流が、先生方の研究の輪を広げていくのだなあと実感しました。

次のセッションでは、日本サイドは杏林大学の木村先生から、中国サイドは上海Zhongshan 病院のShi先生から、放射線技師の教育システムについての紹介がありました。日本では、大学で技師の資格を得る人が増えていること、就職率が100%であることなどが紹介される一方、中国では、CTやMRIなどのモダリティごとに免許があることが紹介されました。

最後は、ポスター賞発表とClosing remarkです。我らがホープ、渡部先生が日本側の一等賞を受賞しました。そして畑澤先生の心温まるClosing remarkにて、またの再会を誓いつつ充実の日中核医学交流会の幕が下ろされました。

運営にあたっては、外山先生の息子さん、お嬢さんがお手伝いに来られ、また富吉からは葉さんをはじめたくさんのスタッフがサポートにあたられていました。また、沖縄MICEからはアトラクションの提供のほか、コングレスバッグ、観光ガイドブック、オリジナルクリアフォルダーなどの提供がありました。自治体からの協力の手厚さには目を見張りました。

外山先生からは、「沖縄県数次ビザ」というのがあり、中国人が個人観光で1回目の訪日の際に沖縄県に1泊以上すると有効期間3年のビザを発給していることを教えていただきました。こういう制度も、今回の日中交流会の成功に繋がっていると思いました。大阪での総会準備ではビザ手続きで苦労しましたので、国際会議を開催する場合、こういった、国の制度や自治体の協力は欠かせないと改めて思いました。

すべての行事を終え、ホテルのロビーで記念写真。中国からの参加者は、大型バスに乗ってホテルを後にしました。このあと観光されるのでしょうか。私たちは、フライト時間の都合で観光するほどの時間的余裕がないので、空港でフリータイムにすることになりました。でも、お土産を買っただけで満足する私たちではありません。沖縄滞在中に結束が固くなった私たち、全員一致で、ソーキそばを食べることになりました。搭乗待合内ショップの立ち食いではありますが、その美味しかったこと。沖縄滞在の最後を締めくくる思い出になりました。

最後になりますが、日中核医学交流合同シンポジウムの準備運営に当たられた外山先生、参加を許してくださった畑澤先生、また、ご一緒いただいた、渡部先生、仲先生、持田先生に、心からお礼申し上げます。

 

   
 
 

 

 

       
       
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