大阪大学大学院医学系研究科 核医学講座 / 大阪大学医学部附属病院 核医学診療科・放射線部 Department of Nuclear Medicine and Tracer Kinetics, Osaka University Graduate School of Medicine
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海外留学記
学会レポート
 
   

 

SNM 60th annual meeting
 Vancouver, BC, Canada

June 8-12, 2013

松永恵子
(大学院博士課程)

今回初めて核医学の国際学会に参加した。情報の入手や発信がネット経由で容易にできるこの時代に時間とお金をかけて国際学会にわざわざ参加する意義はあるのだろうか、本当に実のある議論や情報交換は少数の集団だけでなされていて、もはや学会は実のある議論をする場ではなくなってしまっているのではなかろうか、などと思いつつも演題が採択されたのはやはり嬉しく、業務から離れてバンクーバーに行ったのだった。
「病変へのFDGの集積が○○です」というようなレポートばかり書いている日常とはかけ離れていることに愕然とし、勉強不足を痛感し、口演で採択されている演題には完成度が高いものが多いことに感心し、詰めの甘いポスターで参加したことが恥ずかしくなり、博士課程で取り組もうとしているテーマについては誰もまだ手をつけていないことにほっとし、帰ってから頑張ろうと決意を新たにした3日間で、結果的には参加して良かった。
腫瘍のセッションを主に聞いていたが、FDGを用いた治療効果判定や予後との関連についての発表が多かった。2011年の渡部直史助教授(当時大学院在学)のRSNA報告では「治療効果判定はSUVmaxが主流でTLGやMTVはポスター発表の一部で用いられている」となっているが、最早、口演では効果判定の指標としてSUVmaxはあまりなく、TLGやMTVがむしろ主流だった。病変への放射性薬剤の集積の不均一性について注目されている印象を受けた。神経関係のセッションは途中から入ろうとしても人が溢れていて入れず、関心の高さを感じた。また、内用療法については甲状腺の内用療法のような古典的なイメージを持っていたが、海外では様々な核種を用いた内用療法が行われており、今後発展していく分野だと感じた。

 学会の昼休みに散歩に行った近くの公園では、ベビーカーを押しつつインラインスケートをするお母さんや、ベビーカーを自転車の後ろにつないでサイクリングを楽しんでいる夫婦がいたのが印象的だった。小さな子供がいるとあれもできない、これもできないと考えがちだったが、子供と一緒にこのように楽しむやり方もあるのかと目から鱗が落ちた思いで、彼女らの柔軟さとバイタリティーを見習いたいものだと感じた。

学会場

   
 
 

 

 

       
       
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