大阪大学大学院医学系研究科 核医学講座 / 大阪大学医学部附属病院 核医学診療科・放射線部 Department of Nuclear Medicine and Tracer Kinetics, Osaka University Graduate School of Medicine
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研究内容(臨床研究)
心臓核医学

循環器内科、心臓外科との共同研究でPETを中心とした心臓核医学診療・研究を行ってきた。現在、未来医療センターで行われている心不全に対する再生医療(心筋シート)の治療効果を科学的に評価するために、13NH3-3D-PETによる定量的心筋血流測定法を開発し、健常者の測定を行っている。

18FDG-PETによって拡張型心筋症へのβ阻害剤の効果を予測することができる

拡張型心筋症の治療の一つはβ阻害剤であるが、その治療効果を予測することはこれまで困難であった。左心室機能が低下した22例の拡張型心筋症で18FDG-PETを行ったところ、ブドウ糖負荷後の18FDGの取り込みが高い症例では、β阻害剤が有効であった。18FDGの取り込みを指標にすると、感度83.3%、特異度90.0%でβ阻害剤の有効性を予測することが可能であった。
(Hasegawa S, et al. J Am Coll Cardiol. 2004;43:224-233)

拡張期性心不全では心筋のエネルギー代謝効率の改善が重要

心不全症状があるにもかかわらず左室駆出率が正常な場合、拡張期性心不全が疑われる。高齢者に多く治療法は確立されていない。10例の健常者と11例の拡張期性心不全患者で11C-acetate PETを行い、単位エネルギー代謝当たりの心筋仕事量(エネルギー代謝の効率)は僧帽弁E波最大速度/初期拡張期流速(拡張期性心機能の指標)を解析した。健常者と拡張期性心不全患者ではエネルギー代謝効率に有意な差はなかったが拡張期性心機能には有意な差を認めた。拡張期性心不全患者群では、心機能の低下とエネルギー代謝効率の間に負の相関を認めた。拡張期性心不全の治療には、エネルギー代謝効率の改善を目指した介入が有効である可能性を示した。
(Hasegawa S, et al. Hypertens Research 2008;31:1157-1162)

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