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海外留学記
ケンブリッジ大学(英国)留学記
高沢正志
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Stroke Research Group,
Department of Clinical Neurosciences,
Wolfson Brain Imaging Centre
Addenbrooke's Hospital
University of Cambridge, UK
高沢正志
JSPS Postdoctral Fellow for Study Abroad
(日本学術振興会 海外特別研究員)
Visiting Research Fellow, University of Cambridge
はじめに
私は脳血管内科医として研修している間、脳循環代謝生理に興味を持った。大学院では畑澤順教授のもと核医学を用いた臨床画像診断法の開発や脳虚血病態の解明に取り組んだうえ、さらに分子レベルでの生体内画像診断学を研究する目的で、2004年4月よりマイクロPETを用いた分子・レセプターイメージングを学ぶため、英国ケンブリッジ大学医学部アデンブルックス病院に研究留学中である。PET医学の父であるノーベル物理学賞研究者ポール・ディラック先生がポジトロンを発見した聖地ケンブリッジでPET医学の研究ができるのは大変光栄なことである。
ケンブリッジについて
ケンブリッジの街はイングランド北東部に位置し、ロンドン・キングスクロス駅発の鉄道で長閑な英国田園風景を眺めながら約50分である。街全体がケンブリッジ大学であり、街のあちこちに大学の関係施設が点在している。日本では大げさに某大学と書かれた立派な表札や門があり、塀で囲まれているのだが、そんなものは一切見られない。「Department of 〜」と看板があるだけである。私自身もケンブリッジ大学構内に住んでいることになる。

1209年、ヘンリー6世やその妻マーガレットをはじめとする王族や貴族の援助により、大学施設が建てられたことに始まる。ケンブリッジ特有の赤煉瓦造りの建物が多く、建築美を競い合うかのように並んでいる。

大学組織はニュートンやチャールズ皇太子が卒業したトリニティーカレッジをはじめ、31のカレッジから構成される。日本でいうCollegeとは異なり、ケンブリッジのカレッジは学生寮に近いのである。各学部の学生や研究者が所属し、カレッジではいわゆる講義に相当するものはない。各カレッジには図書館、講堂や食堂があり、主に学生達の生活の場である。学生や研究者はこのカレッジに居住し、朝それぞれケンブリッジ内に点在する学部や研究所に散らばっていき、夕方にはカレッジに戻ってくる。私の研究室にいるキングスカレッジ所属の医学生にカレッジ生活の実状を尋ねると、我々はとかく映画ハリーポッターのような黒色のガウンを着た寮生活を想像するのだが、そうでもないようである。最近の学生はカレッジの正式ディナーにもあまり参加せず、ジーンズとTシャツ姿でぼそぼそ食事をしているらしい。以前は正式な合同朝食会もあったが、朝寝坊の学生が多く、合同朝食は廃止になったそうである。皮肉なことに、カレッジ内のパブは盛況のようだ。

ケンブリッジ大学生は夏休みにはほとんどいなくなる。典型的大学生は毎年7月に試験を終え、ドンちゃん騒ぎのあと、バックパック一つで世界各地へ旅行に出かける。このころ、ケンブリッジセントラルバスステーションは大きなリュックサックを背負った学生でごった返す。ケンブリッジはサイエンスの町であると同時に、語学研修の町でもある。夏期には日本・中国などアジア方面からの短期留学生をはじめ、世界中からホームステイや語学研修を目的に学生が集まり、街は若者達で賑わう。
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