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海外留学記
NIH(米国国立衛生研究所)留学記
今泉昌男
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Molecular Imaging Branch,
National Institute of Mental Health
今泉昌男
Visiting Research Fellow
メリーランド州 (Maryland;MD) ベセスダ(Bethesda)
州名の由来はカトリックのイングランド女王メアリーにちなむ。メリーランド州は米国東部大西洋岸に位置し、北はペンシルバニア州、西はウェストヴァージニア州、東はデラウェア州、南はポトマック川を隔てヴァージニア州及びワシントンDCと接して、チェサピーク湾が州中央に大きく入り込んでいる。24のカウンティ(郡)と独立都市として最大都市でもあるボルチモア市に分かれる。州都はアナポリス市に存在する。2004年の時点で、メリーランド州の人口は556万人と見込まれ、この州は5万6000人が不法在留外国人 (州人口の約1%) と見込まれ、58万人の外国生まれの住民 (州人口の10.6%) が暮らしている。メリーランド州の人口は16%成長し、1990年及び2004年の間で78万人増加している。人種的な構成としては、62%がヒスパニック以外の白人、28%が黒人、4.3%がヒスパニックそして4%がアジアとなっている。メリーランド州の人口の多くはBaltimore-Washington Metropolitan Area内の、州の中央地域に住んでいる。そして、そのエリア内には1万人近くとも言われる多くの日本人が住んでいるが、その大部分がワシントンD.C.市内ではなく、郊外の町に住んでいる。特に、米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)があるメリーランド州ベセスダそして、ロックビル地区、 アーリントン墓地のあるヴァージニア州アーリントン地区には、たくさんの日本人が住んでいることで有名である。これらの地区は日本人以外の人たちにとっても、郊外のベッドタウンとして人気の街である。

NIHがあるベセスダはワシントンD.C.の中心地へわずか20分の距離に位置する。ベセスダを通っている地下鉄・レッドラインは治安がよいことで評判があり、ワシントン・エリアでは一番多くの日本人が住んでいる地区といえる。またベセスダのZIP CODE(郵便番号)である20814のエリアも過去に全米一安全な地域にランクされたこともあり、安全な住宅街として知られている。(実際に、いくら安全な地域とはいえども2002年10月、このエリア近辺で無差別連続射殺事件が起きている。)

住宅街に入ると築後30年以上という家がほとんどで、その家並みは「古きよき時代のアメリカ」を彷彿とさせる。さらに、その一角の超高級住宅街には外交官や大使館職員、大企業のエグゼクティブなどが大きな家を構え、優雅な街並みを作り出している。日本人でも大使館やワールドバンクなどの国際機関関係者、企業の駐在員など、家での接客が必要な職種の人が多く住んでいて、場所柄家賃は非常に高い。そのベセスダが属するモンゴメリーカウンティは、全米で裕福な郡にランクされている。そして高級ショッピング街として有名なチェビーチェースとも隣接していて、周辺には、サックス・フィフス・アベニュー、ルイ・ヴィトン、ティファニー、カルチェなどの高級ブティックがあり、ショッピング街として、ワシントン・エリアでは1、2を争うにぎわいをみせている。各国の味自慢のレストランも集まり、多国籍の料理を楽しむことができる。もちろん、日本食に関しても、日本にある食材と同様のものを、日本食料品店で買い求めることができる。中国系、韓国系の東洋食料品店でも日本食材は手に入れることができ、日本の食材にはほとんど不自由することはない。

さらに、ここベセスダ周囲にはCelera社やHuman Genome Science(HGS)社などに代表される200社を超えるバイオ関連企業が存在し、首都ワシントンDCを中心とすることからバイオキャピタルとも呼ばれ、20世紀後半バイオ産業の発展に大きな貢献をしてきた。そのため、ここベセスダ周辺は「バイオメディカルのハリウッド」とたとえられることもある。このような環境にNIHは存在し、常時200〜250人の日本人医師や製薬会社からの研究者がNIHに赴任している。その家族を含めると、ここに関連した日本人コミュニティーの人口総数はおよそ600人になり、アメリカの他の都市ではあまり見ることのない特殊な環境を作り出している。
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