6F0613B7F21210713A-30B-15講座共同研究企業マルホ㈱講座共同研究企業これまでに我々は、皮膚に局在する免疫細胞が皮膚疾患の発現や再燃、疾患予後に関わることを明らかにしてきた。本講座では、皮膚TRMを軸として、各皮膚免疫疾患に関わる皮膚免疫細胞のサブタイプを明確にし、それら細胞の成立及び機能を制御する因子を解明することを目指す。その上で、それら因子をターゲットとした治療薬の創出を目指す。遺伝子導入にて機能を強化した脂肪由来幹細胞(ADSC)による新規治療法の開発に注力しています。ADSCなどの自己間葉系幹細胞による脳梗塞治療では、治療反応性に個人差が大きく、特に、高齢者から採取したADSCでは肝細胞増殖因子(HGF)の発現低下や、エクソソームにおける神経再生を促進するmiRNA量の低下、炎症や老化に関連するmiRNAの発現増加などが報告されています。HGFを始めとした様々な遺伝子を導入することにより、これらの機能低下を回復させ、障害標的部位に効率的に集積するようデザインされたADSCを作成し、脳梗塞や多発性硬化症における画期的な治療法となることを目指しています。藤本 学教授皮膚科学渡邉 玲招へい教授皮膚免疫疾患治療学共同研究講座島村 宗尚寄附講座教授遺伝子幹細胞再生治療学寄附講座皮膚免疫疾患治療学共同研究講座遺伝子幹細胞再生治療学寄附講座㈱ASメディカルサポートResident memory T細胞(TRM)を軸とした皮膚免疫疾患機序解明及び治療ターゲットの検証ADSC(脂肪由来幹細胞)を改良した次世代デザイナー細胞開発
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