CoMITパンフレット 2024
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6F0604, 0912B6F0613A, 0911B3030A-21A-29講座共同研究企業講座共同研究企業ロート製薬㈱神経疾患の原因は未だ特定されていないものが多く、根治的な治療法の開発が待たれている疾患領域の一つです。本共同研究講座では、大阪大学大学院医学系研究科と田辺三菱製薬の研究者がアカデミアと製薬企業それぞれで培った知識や技術を融合させ、様々な神経疾患の病態解析や、その結果に基づいた創薬ターゲットの探索、病態モデル動物を用いた新薬候補物質の有効性評価、および、新薬候補物質の有効性を臨床試験で的確かつ迅速に評価するためのバイオマーカーの探索を、基礎研究から臨床治療へ連続的かつ確度高く繋げられるように行います。皮膚はヒト最大の臓器であり、宿主を外界と区別し様々な刺激から身を守っている。皮膚には様々な常在微生物が存在し、我々宿主の健康に影響を与えている。特に、尋常性ざ瘡、アトピー皮膚炎、乾癬などにおいては、正常細菌叢が乱れるDysbiosisが皮膚で起こっていることが知られている。しかし、皮膚微生物がどのように宿主の健康や疾患に影響を与えているのかは不明な点が多く、その解明により、皮膚疾患の新たな治療法・予防法の開発につながることが期待される。当研究室では、最先端の皮膚微生物叢・宿主免疫の解析法や、iPS細胞から作成した皮膚3Dディバイスを用いて、さまざまな炎症性皮膚疾患を解析することにより、疾患の新たなメカニズムを明らかにするとともに、「健康な皮膚」を実現するため未病期の制御に取り組む。山下 俊英教授分子神経科学糸数 隆秀特任教授創薬神経科学共同研究講座藤本 学教授皮膚科学松岡 悠美教授免疫学フロンティア研究センター創薬神経科学共同研究講座田辺三菱製薬㈱皮膚免疫微生物学共同研究講座難病性神経疾患の治療薬開発に向けたトランスレーショナル研究1. Dysbiosisを伴う炎症性皮膚疾患の病態解明2. 皮膚恒常性維持が全身の健康寿命維持に与える影響解析

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