6F7F313106140704A-13A-6講座共同研究企業㈱ツムラ講座共同研究企業大塚製薬㈱我々は、先進医学と伝統医学を基にした融合医学により開発された様々な知的財産を使って、少子超高齢社会の問題解決を目指し、社会実装に取り組んでいます。我が国は現在、フレイルや少子化、癌患者の増加の問題に直面しています。当講座では、新たなフレイルの評価方法であるJapan Fraility Scale (JFS) を開発し、牛車腎気丸の抗フレイル効果の分子機序や臨床エビデンス構築に取り組んでいます。がん治療においても独自に開発したがん患者向けのケトン食療法の劇的な臨床効果が注目を集めています。これらに共通する機序として、回復力を意味するレジリエンスに注目し、その評価方法・レジリエンスを高める方法の開発を行っています。我が国での失明原因として、網膜疾患である網膜色素変性・糖尿病網膜症・加齢黄斑変性が3割以上を占めています。これらの疾患は慢性炎症を背景として病態が進展することが知られていますが、その分子機構は不明です。本プロジェクトでは、病態進展のアクセルとなる慢性炎症を制御しうる分子などを標的として根治可能な新規治療法の開発を目指します。特に、本学の眼科学教室が独自に開発した眼疾患モデルマウスや眼オルガノイドを用いて、ヒト生体に近い条件下での創薬研究に取り組んでいます。江頭 隆一郎特任助教先進融合医学共同研究講座萩原 圭祐招へい教授先進融合医学共同研究講座西田 幸二教授眼科学先進融合医学共同研究講座眼免疫再生医学共同研究講座融合医学によりフレイル・少子化・癌の問題解決を目指す各種眼疾患の病態形成における慢性炎症の関与の解明と新規治療法の創出
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