9F9F0911A37370901A-17A-32講座共同研究企業サラヤ㈱講座共同研究企業塩野義製薬㈱スポーツは身体活動向上による健康と寿命の両方に貢献するという点で重要で、スポーツ活動の根幹を担う運動器再生医学は現在世界中で基礎研究から橋渡し実用化研究まで行われており、その真の成果は身体活動向上による健康維持を獲得することです。しかしながら身体活動における社会的貢献の観点からの運動器疾患予防研究はいまだ未熟な分野のままです。本共同研究講座では健康維持に重要な筋肉、骨軟骨、神経などの運動器の基礎研究と運動器疾患予防研究を融合し新たな医学的研究領域として発展させ、社会実装をめざすことを目的とします。新型コロナウイルス感染症の急性期からの回復者の一部に呼吸器症状、循環器症状、味覚・嗅覚障害、神経障害など様々な罹患後症状が認められ、QOL低下や社会生活への影響が問題となっている。その病態機序は不明な点が多く、また治療法および予防法は確定していない。塩野義製薬は新型コロナウイルスの増殖に必須である3C-likeプロテアーゼを阻害する新たな経口の抗ウイルス薬であるエンシトレルビル フマル酸を開発しており、この社会課題を解決しうる可能性を持った治療薬やワクチンを、大学が専門知識を持つ人材や医療体制を提供し、産学が連携して迅速に研究を進め、新型コロナウイルス感染症の罹患後症状の病態解明や治療法・予防法の確立を目的としている。中田 研教授スポーツ医学田中 啓之特任教授運動器スポーツ医科学共同研究講座忽那 賢志教授感染制御学小野塚 大介特任准教授罹患後症状治療学共同研究講座運動器スポーツ医科学共同研究講座罹患後症状治療学共同研究講座運動器再生医学とスポーツ・健康疫学融合によるコンディション・健康の維持・向上に関する研究と社会実装の開発エンシトレルビル フマル酸のCOVID-19罹患後症状に対する有効性の検証
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