19196F0611B-1講座共同研究企業慢性炎症は脳血管疾患、がん、アルツハイマー病を始めとする多くの老化関連疾患病態形成に関与しています。寿命の延長と共に老化関連疾患に罹患する人の割合は増加しており、新たな早期診断・治療法の開発が求められています。老化関連疾患における持続する慢性炎症の機序・病態を分子レベルで解明し、独創性の高い新規診断・治療法の確立を目指しています。特に種々の循環器疾患やがん再発転移に対する治療法の開発、多角的視点からとらえた認知症や虚血性脳血管障害の病態解明をベースとした研究開発を進めています。得られた知見から、トランスレーショナル・リサーチを積極的に行い、日本から世界へ最先端の医療を開発・提供していきます。これまでの免疫関連疾患治療研究は、1 つの疾患発症に関連する免疫系分子メカニズムを解明し、その中で重要な分子を標的とする治療法を開発することが中心でした。免疫創薬ユニットでは、免疫関連疾患・炎症性疾患全般に共通に重要な役割を果たしている鍵分子を標的とした創薬研究など、新しいコンセプトに基づく免疫異常が関連する疾患に対する研究プロジェクトで構成されています。森下 竜一寄附講座教授臨床遺伝子治療学寄附講座臨床遺伝子治療学寄附講座㈱ファンペップ研究開発部門最先端医療イノベーションセンター老化関連疾患における免疫・炎症機構の関与の解明と新規治療法・診断法の開発免疫創薬ユニットImmunopharmaceutical Development Unit
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