292907046F 0613A, 0911B7FA-29A-6講座共同研究企業講座共同研究企業皮膚はヒト最大の臓器であり、宿主を外界と区別し様々な刺激から身を守っている。皮膚には様々な常在微生物が存在し、我々宿主の健康に影響を与えている。特に、尋常性ざ瘡、アトピー皮膚炎、乾癬などにおいては、正常細菌叢が乱れる Dysbiosis が皮膚で起こっていることが知られている。しかし、皮膚微生物がどのように宿主の健康や疾患に影響を与えているのかは不明な点が多く、その解明により、皮膚疾患の新たな治療法・予防法の開発につながることが期待される。当研究室では、最先端の皮膚微生物叢・宿主免疫の解析法や、iPS 細胞から作成した皮膚3Dディバイスを用いて、さまざまな炎症性皮膚疾患を解析することにより、疾患の新たなメカニズムを明らかにするとともに、「健康な皮膚」を実現するため未病期の制御に取り組む。我が国での失明原因として、網膜疾患である網膜色素変性・糖尿病網膜症・加齢黄斑変性が 3割以上を占めています。これらの疾患は慢性炎症を背景として病態が進展することが知られていますが、その分子機構は不明です。本プロジェクトでは、病態進展のアクセルとなる慢性炎症を制御しうる分子などを標的として根治可能な新規治療法の開発を目指します。特に、本学の眼科学教室が独自に開発した眼疾患モデルマウスや眼オルガノイドを用いて、ヒト生体に近い条件下での創薬研究に取り組んでいます。藤本 学教授松岡 悠美教授西田 幸二教授皮膚科学免疫学フロンティア研究センター眼科学皮膚免疫微生物学共同研究講座ロート製薬㈱眼免疫再生医学共同研究講座大塚製薬㈱研究開発部門最先端医療イノベーションセンター1. Dysbiosis を伴う炎症性皮膚疾患の病態解明2. 皮膚恒常性維持が全身の健康寿命維持に与える影響解析各種眼疾患の病態形成における慢性炎症の関与の解明と新規治療法の創出
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