CoMITパンフレット 2025
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33337F8F 0813B0702A-33C-9講座共同研究企業講座共同研究企業眼科画像データを活用し、これまで解決が困難であった眼科疾患の診断・治療目標を可能にする新規ソフトウェアを開発します。診断、治療、そしてフォローアップの結果を用いて、専門医の高度な診断と組み合わせながら機器の機能を定期的にアップデートします。また、検診センターとの共同研究を行い、眼科検査機器から得られるデータと検診データを統合し、健康な状態から病気の発生までの過程を理解するための研究に取り組みます。眼疾患とともに、全身疾患の診断と治療の最適化にも寄与します。将来的には、これらのデータを基にソフトウェアをアップデートし、より効果的な治療方針の決定に役立つ診断機器と臨床指標の開発を進めます。高感度・高精度な分光計測技術を基盤に、人々の健康維持やより優しい医療、創薬環境を構築するための新しい診断・検査技術を開発することを目的とします。フォトニクス計測技術は、非侵襲かつ多重情報計測が可能で、例えば iPS 由来細胞やオルガノイド等の非侵襲分析も可能とし、それらの安定的な生産や品質評価を支え、創薬および再生医療に貢献することが期待されます。加えて、分子レベルの高感度計測やマイクロチップへの計測機能の集積化技術を進化させ、高感度かつ低コストな核酸検査機器等の開発を行い、医療・健康に資することが期待できます。これらの技術を、医療現場において精密かつ手軽な診断法として活用できるようにするため、阪大医学部、附属病院およびフォトニクス生命工学研究開発拠点との産官学連携体制で分野融合的な研究を推進し、基礎技術開発から臨床応用へとシームレスに展開を図り、さらには開発技術の社会実装を目指します。西田 幸二教授丸山和一特任准教授貴島 晴彦教授藤田 克昌教授眼科学視覚情報制御学共同研究講座脳神経外科学工学研究科視覚情報制御学共同研究講座㈱トプコン脳神経外科学シスメックス㈱研究開発部門最先端医療イノベーションセンター眼疾患の新規診断・治療法の探索(1) 新規画像診断ソフトウェアの開発(2) 眼科疾患・全身疾患の診断と治療方針決定に資する高感度分光計測による高精度診断手法の研究開発(フォトニクス生命工学研究開発拠点) 診断機器と臨床指標の開発

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