
膀胱癌が原発の末期癌患者の尿沈渣にみられた赤血球内に顆粒を有する赤血球。無染色、400倍。

同上患者の尿沈渣のステルンハイマー・マルビン染色像。顆粒はクリスタル紫で紫色に染まっている。400倍。

同上患者の尿沈渣のステルンハイマー染色像。顆粒はピロニンで赤く染まっている。400倍。これらの顆粒はステルンハイマー・マルビン染色やステルンハイマー染色のような超生体染色に染色されるが、ギムザ染色では染まらなかったことや鉄染色でも染まらなかったことから、ハインツ小体のようなものではないかと想像される。ちなみに患者は脾摘は行ってないし、また血中の赤血球形態は正常であった。
<目次へ戻る><次に進む><前に戻る>