勉強会の開催報告
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第4回勉強会の開催

平成17年11月5日(土)、大阪ハイテクノロジー専門学校にて第4回勉強会を開催しました。
当日の開催会場の様子を公開します。

−開催テーマ−
医療機器管理におけるデータ管理

医療機器の保守管理において、日々発生する貸出・返却履歴、保守点検・修理履歴
などの情報をいかに管理し、フィードバックしていくかについて諸先生方にご講演頂きました。
保守管理業務におけるデータ管理方法について考える良い機会にとなったのではと思われます。
また、第3回に引続き、病院施設間の情報交換を目的とした病院施設紹介も行いました。


講演1 「自作ソフトによるデータ管理」
 ベルランド総合病院

 独立部門である医療機器室の特徴をはじめ、機器の購入から廃棄に至る自作データベースを用いた効率的な管理の実際、安全性を重視した機器管理体制について講演頂きました。データベースは貸出方法の具体的方法から機器詳細、使用状況、点検・修理記録、部品リスト、定期点検計画などを盛り込んだ充実したファイル体系として構築されていました。この他、医療機器・医療材料などの物品管理や看護部との良好な連携など、病院経営(コスト管理)、医療安全に大きく貢献されている状況などを示して頂きました。
講演2(施設紹介) 「淀川キリスト教病院」

 淀川キリスト教病院の創立当初から現在に至る概要、臨床工学部の具体的な業務内容について講演頂きました。
講演3 「データベースによる医療機器保守管理リスクマネジメント」
 大阪大学医学部附属病院

 データベースに蓄えられたデータから医療機器のRisk状況を算出(RiskIndex)し、これを基にした保守点検業務の数値的評価方法について講演して頂きました。RiskIndexの具体的な算出方法から、保守点検業務の実施状況の確認、巡回業務スケジュール設定への活用例、またはその問題点などを示して頂きました。
講演4 「機器管理ソフトの現状」
 株式会社JMS

 包括医療の拡大、原価管理や生産性が問われる時代において、ME部門の重要性が高まりつつある中、要求されるべきMEシステムとはどのようなものか、またMEシステムと関係システム(オーダリング、看護支援など)がいかに連携していくかについて講演頂きました。実際のJMS製のMEシステムについても示して頂きました。



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