勉強会の開催報告
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第8回勉強会の開催

平成19年3月24日(土)、中外製薬大阪支店(上村ニッセイビル)にて第8回勉強会を開催しました。
当日の開催会場の様子を公開します。

−開催テーマ−
病院機能評価に向けた医療機器管理について

質の高い医療を効率的に提供するためには、自己評価だけでなく、第三者による評価が必要とされており、
財団法人日本医療機能評価機構の事業の一つである「病院機能評価」の役割が期待されております。
評価対象領域の中には、医療機器の管理体制についての評価項目も含まれていることから、
臨床工学技士による医療機器管理業務とも大きな関わりがあることは言うまでもありません。
今回は、メーカーの立場と臨床工学技士の立場の双方から、病院機能評価に向けた医療機器管理の
基礎知識や実際についてご講演頂きました。

講演1 「医療機器管理に必要な基礎知識」
〜病院機能評価に向けた方法と対策〜
 テルモ株式会社

 病院機能評価の実施状況から、医療機器管理に関わる評価項目の説明、病院機能評価受審に向けた対策方法(運営、教育・研修、保守点検、情報収集・伝達など)についてご講演頂きました。更には改正医療法のような法規制の話も交え、病院機能評価に向けての医療機器管理分野における臨床工学技士の果たすべく役割を明確にして頂きました。また、メーカーとしての取り組みも紹介されました。
講演2 「病院施設紹介」
 市立吹田市民病院

 病院の機能概要、業務内容の話から、本勉強会のテーマである病院機能評価について、ME機器管理室の立ち上げからの認定(Ver.5)に至るまでの経緯を、実際の準備・整備、院内周知などの詳細についてご講演いただきました。
講演3 「医療機器管理の実際について」
〜臨床工学技士による実際の運用方法@〜
 東住吉森本病院


 入職8ヵ月後の受審に向けて、臨床工学技士1名で準備・認定されるまでの非常に詳細わたるご講演を頂きました。まず、受審に向けて何をすべきかの分析を行い、業務マニュアル作成、データベース作成、保守点検の実施状況、関連部署との調整などについて分かりやすく、かつポイントをついたお話をして頂きました。また、受審後の課題や改正医療法に対するご意見もお示し頂きました。
講演4「ME機器管理部門の設立とQMSにおけるCEの関わり方について
〜臨床工学技士による実際の運用方法@〜
 医療法人気象会 東朋香芝病院


 QMS(クオリティメネジメントシステム)に基づいて、臨床工学技士部門の設立・運用を実施していくことの有効性についてご講演頂きました。病院機能評価の受審準備に設立された臨床工学技士科において、QMSに基づいて、PDCAサイクルの実施、内部監査委員としての機器使用の実態調査、リスクマネージャーとしての機器の安全管理を進められる中で、病院機能評価に対する具体的な準備状況、審査時対応、審査後の運用状況についてお示し頂きました。
討論 「病院機能評価に向けた医療機器管理についての意見交換」
 ご参加頂いた会場の皆様



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