教室員

山口 勇太Yamaguchi Yuta M.D., Ph.D.

略歴

2005年 久留米大学附設高等学校 卒業
2008年 大阪大学医学部医学科 入学
2014年 大阪大学医学部医学科 卒業
2014年 市立堺病院(現、堺市立総合医療センター) 初期研修医
2016年 NTT西日本大阪病院(現、大阪けいさつ病院)免疫内科 後期研修医
2017年 堺市立総合医療センター腎代謝免疫内科 後期研修医
2018年 大阪大学医学部附属病院免疫内科 医員
2019年 大阪大学大学院医学系研究科 入学
2021年 独立行政法人日本学術振興会 特別研究員(DC2)
2023年 大阪大学大学院医学系研究科 修了
2023年 神戸大学大学院医学研究科 薬理学分野 特命助教
2025年 東京科学大学大学院医歯学総合研究科 薬理学分野 助教
2026年 大阪大学大学院医学系研究科 呼吸器・免疫内科学講座 医員

所属学会

日本内科学会、日本リウマチ学会、日本免疫学会、日本炎症・再生医学会、日本骨免疫学会、日本薬理学会

資格

内科学会(認定内科医)、リウマチ学会(リウマチ専門医)

臨床

医学生時代に免疫学と出会い、精緻に制御された免疫の仕組みに強く惹かれました。一方、臨床実習では、本来は身体を守るはずの免疫が過剰に働くことによって、さまざまな症状や臓器障害に苦しむ患者さんを目の当たりにしました。こうした患者さんの力になりたいと考え、膠原病・リウマチ性疾患を専門とする道を選びました。

初期研修では、幅広い疾患に対応するための総合的な診療能力を身につけました。その後、後期研修で膠原病・リウマチ性疾患の診療に携わり、一人ひとり異なる病状や生活背景と向き合いながら、よりよい治療を届けるために研鑽を重ねてきました。

5年間の臨床経験を経て、診療の中で生まれた疑問を研究によって明らかにし、新たな形で患者さんの役に立ちたいと考え、大阪大学大学院に進学しました。大学院修了後は、神戸大学および東京科学大学の薬理学分野で基礎研究に従事しました。現在は大阪大学に戻り、研究で得た免疫学・薬理学の視点も生かしながら、外来診療を中心に患者さんの治療に携わっています。

膠原病・リウマチ性疾患は、同じ病名であっても症状や経過、治療への反応が患者さんごとに異なり、長期にわたる治療が必要となることも少なくありません。そのため、病気だけを見るのではなく、患者さんが大切にされていることや、日常生活、仕事、将来への思いにも目を向けることが重要だと考えています。一人ひとりの人生に寄り添い、安心と納得をもって治療を続けていただけるよう、親身で丁寧な診療を心がけています。

研究

臨床で生じた疑問を研究によって明らかにし、その成果を患者さんへ還元することを目指しています。大学院では、新型コロナウイルスmRNAワクチンに関する研究に取り組みました。膠原病・リウマチ性疾患の患者さんを対象に、ワクチン接種後の抗体応答を長期的に追跡し、疾患や治療薬によって免疫応答がどのように異なるのかを解析してきました。また、健常者の血液を用いた遺伝子発現解析およびエピゲノム解析により、ワクチン接種後の自然免疫細胞に、一時的な「免疫記憶」が形成されることを明らかにしました。大学院修了後は、神戸大学および東京科学大学の薬理学分野において、患者さんからご提供いただいた臨床検体を用い、好中球の機能解析や単一細胞トランスクリプトーム解析などに取り組んできました。

今後も、患者さんの臨床情報や検体を用いた解析と基礎研究を組み合わせることで、疾患の仕組みを明らかにし、治療効果を予測するバイオマーカーや新たな治療標的の発見につなげたいと考えています。

業績

(英文:筆頭著者)

(英文:共著者)

(和文)