尿毒症が腎構成細胞の蛋白質翻訳後修飾に与える影響の評価

課題名

尿毒症が腎構成細胞の蛋白質翻訳後修飾に与える影響の評価

対象者

腎腫瘍などにより腎摘出(部分摘出を含む)術が必要と診断され、当院泌尿器科に入院し腎摘出(部分摘出を含む)術を受けた満20歳以上の方で、「体に負担をかけない慢性腎臓病新規評価方法の探索」研究にて2017年3月までに既に包括同意を頂いた方が対象です。

試料・情報の管理について責任を有する者の氏名

大阪大学医学部附属病院腎臓内科科長 猪阪善隆

研究機関

大阪大学医学部附属病院 腎臓内科

目的

尿毒症では蛋白質の機能不全を引き起こす翻訳後修飾が生じている可能性があります。実際に腎不全患者さんにおいてこのような蛋白質の翻訳後修飾が生じているか検証します。

方法

「体に負担をかけない慢性腎臓病新規評価方法の探索」の包括同意に基づき既に提供していただいた腎組織を解析します。

意義

ヒトの組織において特定の蛋白質の翻訳後修飾が存在することを証明することにより、腎不全患者さんの新たな治療法開発に繋がる可能性があります。

利用する試料・情報の項目

腎組織、尿検体、検査データなどを用います。また、年齢、性別、病歴、投薬歴、腎代替療法導入の開始の有無などの診療記録を用います。

利用する者の範囲

大阪大学医学部附属病院腎臓内科に在籍する者が利用します。

研究参加の拒否

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申し出下さい。
また、本研究への参加を承諾されない方は研究対象としませんので、下記の連絡先までお申し出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

個人情報の扱い

個人情報は匿名化されます。研究対象者のデータや検体から氏名等の特定の個人を識別することができることとなる記述等を削り、代わりに新しく符号又は番号をつけて匿名化を行う研究対象者とこの符号(番号)を結びつける対応表を作成します。個人情報管理者は対応表が外部に漏れないように厳重に保管します。具体的な管理方法として物理的安全管理(データ管理PCや記録媒体は腎臓内科研究室内の保管庫にて鍵をかけて保管)、技術的安全管理(外部からの不正アクセス等の防止に対して不正ソフトウェア対策)、組織的安全管理(個人情報の取扱の制限と権限を当研究室内の者に限定する)、人的安全管理(定期的に教育を受ける)を行います。

問い合わせ先

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番15号
大阪大学医学部附属病院 腎臓内科 松井 功
電話 06-6879-3857